ダイザス召喚ッ
あれから1週間ぐらいが経った。
トゥームが「暴れても壊れないほどの広い部屋が欲しい」と言ってきたから部屋をあげた。中で何してるかは知らないけども時々振動がきたり、轟音が鳴るからこっそり部屋と部屋の間に衝撃吸収材と防音材を入れた。それでもそれらが和らぐ事は無かった。夜中でも問答無用で鳴らしてくるからもうそろそろうざったい。文句入れに行ってやろうかな。
まあ何か鍛錬か何かでもしてるのだろう。俺も負けてはならない。そもそも俺は強化前のトゥームに負けてる。その時点で何かが足りてない筈。だから一旦鍛えつつ〈ボール〉をどうにか出来ないか考えた。
鍛える事自体は〈重力魔法〉のグラビティボールとヒールオーブを重ね掛けして腹筋とかスクワットすればどうとでも出来た。
問題は〈ボール〉の方だ。どうにかする、と言っても何処をどうするかの話がまずまず全く思いつかない。トゥーム曰くあの《聖者狩り》はまだ下の方の奴。この間は運が良かったらしい。どうすれば強くなれるか。一旦思いつく限りのボールを書き出した。
〈無魔法〉エンプティボール、〈光魔法〉のライトボール、〈衝撃魔法〉のインパクトボールに〈呪術〉のカースボール…如何せん決め手に欠けるな。どうするか…聞く相手…相手…ダイザス…呼ぶのも癪だがなぁ…背に腹は抱えられないか。仕方なし。
あいつらの拠点に来たはいいもののあいつら居ないな。今。ギルド行くか…
「すみませーん今千の剣の人って何処居ますか?」
「ヒッ!?は、はい。今頃北西の森にゴブリン狩りしているはずです…」
「あざまーす」
北西の森か。【赤霧】から大分近いな。けど面倒な。
仕方なしで森へ向かう道中でダイザス達に会った。
「どもー」
「マス?どしたの?」
「ちょっとお宅のダイザス貰ってくよー」
「へっ?はっ?ちょっと待ってあああああぁぁぁ…」
て事で連れてきました。ダイザス。
「何の用だ?」
「スキルが決め手に欠けるからどうすりゃいいか教えてくれ」
「はぁ?お前のスキル自体が狂ってるだろ?要らなくないか?」
「いやいや、この間トゥームに防がれたし…」
「誰だよトゥームって」
あ、そっかこいつら知らなかったか。俺がトゥームが復活させた事。
「呼んだかい?…ってなんでそいつがいるのさ。確かに僕は殺したよ?」
「こいつがトゥームだ。要はこの間お前を殺した奴。…って」
なんかダイザスが気絶…してるな、これ。
ギルドの人はマスくんが突然気配なく出てきたので驚きました。心臓に悪いよヤッタネ(?)




