なんか来た
【第6フロアまでの破壊を確認ー即刻の対処が必要です】
それは突然の事だった。勝手に半透明の板が出てきたと思ったらこの言葉が出てきた。
何事?一旦確認だ。
ーーー恐ろしい速度でダンジョンが攻略されてる!?それも最短ルートで!
気のせいで済ませないレベルのイヤな予感がする。どうすれば、ああそうだ、このフロアを9フロアにして8フロアをモンスターハウスにするか。エンシェントドラゴンだらけの。
「変更っ!」
よし、8フロアで動きが止まってる。今のうちに他の冒険者を強制送還、ダンジョンの閉鎖を…
あっ8フロア突破されてる、帰還用のダンジョンコアも出てきてるのに出ない、マズイ。
「ここから聖者の気配がするんだけど、どこぉー?」
上から落ちてきたのは大斧を持った少女だった。
「ちょっと俺の所まで入って来るのはやめてもらえる!?ここ攻略対象外なのに!」
「だってぇ、ここから聖者の匂いがするんだもーん」
「ちょっと一個上のフロアまで戻ろうか?」
「えー?どーせここに聖者の眷属居るんでしょー?出してくれたらいいよー」
トゥームの事か?出すか?多分今頃奥の部屋に居るけど…
「あー、自己紹介まだだったねー。私の名前はイプシロン。《聖者狩り》のイプシロンだよー。もし妨害するようなら容赦無く倒すからねー」
しょうが無い、出すしか無いか。
「トゥーム!お前に用がある奴が来たぞ!聖者狩りとかいう奴が!」
「はっ?聖者狩りだって?どうしてここに…って君…」
「あれ、会ったことあったっけー?にしても強そうだねっ!この間の弱ってるヤツよりは楽しめそう」
「マス。あいつがこの間俺を殺したヤツだよ」
「あっそうなの?」
「ああ、実の所マスの攻撃が結構体に効いててな、そこを狙われたんだ。あいつ聖者狩りだったのか。」
「聖核石だ、早めに取り込んでおけ」
「ありがとね。今回は味方してくれるんだね。」
「まあな。一応だ」
「ねーまだー?なんか話してるから待ってたんだけどー?君も協力者なら一緒に殺しちゃうけど?」
「行ってこい、トゥーム」
しれっとトゥーム専用の部屋がダンジョンに出来てたりします




