表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オカルト研究部 田中祐一 今日も怪異あり  作者: waku


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

91/139

祠の封印と次へ向けて

祠の封印に向けて祐一たちは、さらに立ち向かって行く・・・

祐一が深く息を吸い込み、全身に力を込めた。

「もう一度……!」

両手を前に突き出し、集中する。

白い霊光が、祐一の手から迸る。

光は一直線に飛び、最も大きな黒い影に直撃した。

「ギィィィィィ——!」

影が激しく身をよじり、そして——

光に包まれて、完全に消滅した。


 「やった!」小川が歓声を上げる。

「祐一さん、すごい……!」さくらが目を輝かせた。

しかし、祐一は膝をついた。


 「はぁ……はぁ……」

連続して霊光を放ったことで、かなり霊力を消耗している。

「祐一! 大丈夫か!」峯川が駆け寄る。

「大丈夫……少し、休めば……」


 その時「完成しました!」橘の声が響いた。

橘の手の中で、封印の札が眩い光を放っている。

「今です! みんな、祠から離れて!」

全員が素早く後退する。


 橘が札を高く掲げ、呪文を唱え始めた。

「天地四方、浄化の力よ——」

「この祠に宿りし古き封印を——」

「今、新たなる力をもって、強化せん!」

札が、橘の手から離れ、宙に浮かんだ。


 そして、まるで意志を持つかのように、祠へと飛んでいく。


札が祠に触れた瞬間


***光の奔流***


 眩い光が、祠から放たれた。

光は波紋のように広がり、周囲全体を包み込む。

残っていた黒い影たちが——

「ギャアアアアァァァ!」

悲鳴を上げながら、次々と消えていく。

霧も、光に押され、みるみるうちに薄れていく。


 やがて、全ての影が消え、霧も完全に晴れた。

「……終わった、の?」松井が恐る恐る周囲を見回す。

寮が祠に近づき、手をかざした。

「……ああ。封印は、しっかり強化された」

「やった……!」星川が安堵の声を上げる。

小川が地面にへたり込んだ。

「はぁ……怖かった……」峯川が小川の肩を叩く。

「でも、よく頑張ったじゃないか」


 「峯川さんも……ありがとうございます」

祐一は、まだ息を整えながらも、笑顔を見せた。(……なんとか、やれた)


 ***束の間の休息***

 

 橘が祠の前で、改めて確認作業をしている。

「封印は……問題なく機能しています。これで、当分は大丈夫です」


 由香が祐一の隣に座った。

「祐一くん、大丈夫? かなり霊力使ったでしょ?」

「ああ……でも、まだ動けます」由香が小瓶を取り出した。

「これ、霊力回復の薬草茶。飲んで」

「ありがとうございます」


 祐一が薬草茶を飲むと、

「うわ・・・苦い」

 由香が「はい、オレンジ ジュース」と

祐一に渡されたオレンジジュースを一気に飲み干す。


それと同時にじんわりと体に力が戻ってくる感覚があった。



さくらが、お供え物を整えながら言った。

「みんな、本当にお疲れ様……」

「さくらさんも。お供えの準備、完璧だったよ」由香が優しく微笑む。

星川が地図を広げた。

「次は……三つ目の祠ですね」

寮が頷いた。

「ああ。だが、少し休んでからにしよう。特に、祐一は霊力をかなり使っている」

峯川も同意する。

「そうだな。ここで無理して、次で動けなくなったら意味がない」


 ***不穏な気配***


 十分ほど休憩を取った後、祐一が立ち上がった。

「よし……だいぶ回復した。行こう」

全員が立ち上がり、三つ目の祠へ向けて歩き出す。


 しかし、林を出て、しばらく歩いたところで寮が急に立ち止まった。

「……何だ、この気配は」


 由香も表情を曇らせる。

「感じるよ……何か、とても強い霊的なエネルギーを……」

祐一も、背筋に寒気を感じた。

(これは……今までとは、違う……)


 遠くから、まるで地を這うような、低い唸り声が聞こえてくる。

「まさか……」橘が青ざめる。

松井が震える声で言った。


 「三つ目の祠は……もう、封印が破れかけているのかも……」

その言葉に、全員の表情が引き締まった。

峯川が拳を握る。

「……なら、急ごう。手遅れになる前に」

祐一が先頭に立ち、一行は再び歩き出した。


 まだ見ぬ、三つ目の祠へと、そして、そこで待ち受ける、より大きな脅威へと。

一行の戦いは、まだ終わらない。



***三つ目の祠***


 一行が急ぎ足で進むと、前方に、三つ目の祠が見えてきた。

しかし、その周囲は、黒い霧に包まれ、不気味な気配が立ち込めている。

「あれが……三つ目の祠」

祐一が息を呑む。

祠の周りには、すでに無数の黒い影がうごめいていた。

「数が……多すぎるわ……」松井が顔を青ざめる。


その時、黒い影たちが、一斉にこちらを向いた。

そして、「ギィィィ……「ギャアアア……」

不気味な声を上げながら、一斉に襲いかかってきた。

「来る!」峯川が叫ぶ。


 祐一が霊光を放とうとした、その時——


***寮の霊光弾***

「ここからは、僕も参戦する」寮が前に出た。

その目は、鋭く、そして静かな決意に満ちている。

寮が両手を胸の前で合わせ深く、息を吸い込んだ。


「霊光弾」寮の声が、低く響く。

その瞬間、寮の両手から、眩い光の球体が生まれた。

それは、祐一の霊光とは比べ物にならないほど、強力で、巨大だった。


 光の球は、まるで太陽のように、周囲を照らし出す。

「これは……!」小川が目を見開く。

寮が、光の球を前方へ放った。

光の球は、一瞬で悪霊の集団へ飛びこみ悪霊の集団の前で、


ドォォォン!

凄まじい光が、爆発するように広がる。

「ギャアアアアアアァァァ!」

「グギギギギ……!」

悪霊たちが、一斉に悲鳴を上げる。

光の波が、悪霊たちを次々と飲み込んで行った。


一瞬にして、数十体以上の悪霊が、完全に消滅した。


「凄い……」祐一が、思わず呟く。

他のメンバーも、呆然と寮を見つめていた。

「……先に進もう。今のうちに、祠へ」寮が冷静に告げる。


***祠への突入***


「あれが、祠だ! みんな、急いで!」

由香が指さす方向にメンバー全員が、一斉に駆け出した。

黒い霧を掻き分け、悪霊たちの間を抜けていく。

寮が先頭を走り、祐一と峯川がそれに続く。

後方では、松井とさくらを、星川と小川が守っている。

橘は、すでに封印の札を手に準備を整えていた。


 祠の前に到着すると由香が叫んだ。

「みんな、持ち場について! 封印の儀式を始めます!」


 ***封印の準備***

 

星川が素早くお香を取り出し、火をつけた。

「お香を焚きます!」

濃密な白煙が立ち上り、祠の周囲を包み込む。

煙が、結界のような役割を果たし始める。

峯川が浄化スプレーを取り出し「浄化スプレー、撒くぞ!」


 シュッ、シュッ、シュッ!

祠の周囲に、何度も浄化スプレーを振りまく。

空気が、少しずつ清められていく。


 小川が、地面に膝をついた。

「結界を……作ります……!」

手の中に、チョークを握りしめ——

地面に、複雑な魔法陣を描き始める。

円を描き、その中に幾何学的な模様を刻んでいく。

「完成……!」

小川が両手を魔法陣にかざすと——

魔法陣が淡く光り始めた。

光が、祠の周囲に結界を作り出す。

「簡易結界、展開しました!」


 橘が祠の前に立った。

「封印の儀式を、始めます!」

橘の手の中で、札が強く光り始める。


 ***悪霊の猛攻***

 

しかし——結界を感じ取った悪霊たちが、より激しく、襲いかかってきた。

「ギィィィ!」

「グギャアアア!」

黒い影たちが、波のように押し寄せてくる。

「来るわ! 数が多い!」松井が叫ぶ。

寮が、冷静に周囲を見回した。


 そして、再び、悪霊の気配を察知する。

「……右から三体。左から五体。後方から……四体」

寮が、静かに呟く。

そして、両手を左右に広げた。

「霊力解放」

寮の全身から、白い霊気が溢れ出す。

それは、まるで炎のように、激しく揺らめいている。

「浄化」

寮が、右手を右方向へ向けた。

白い光の波が、右から迫る三体の悪霊を包み込む。

「ギャアアァ!」

三体が、同時に消滅する。

寮が、左手を左方向へ向ける。

「浄化」

再び、白い光の波が放たれる。

左から迫る五体の悪霊が、次々と、光に包まれて消えていく。

「後方……」

寮が振り返り、両手を後方へ向けた。

「霊光弾」


小さな光の球が、四つ生まれ一瞬で後方の四体の悪霊が霊光に包まれ悪霊たちが、消滅していく。


 「時間を稼ごう」

寮が、祐一たちに向かって言った。

「みんな、無理をしないで、耐えてくれ」


***全員の総力戦***


 祐一も、霊光を放つ準備をした。

「僕も、やります!」

「祐一、無理するな! 霊力は温存しろ!」峯川が叫ぶ。

「でも……!」

「峯川さんの言う通りだ」寮が冷静に言った。「祐一、君はまだ霊力が回復しきっていない。ここは、僕に任せろ」

「……分かりました」

祐一は、悔しさを感じながらも、寮の言葉に従った。

峯川が浄化スプレーを構える。

「なら、俺たちは、サポートに回る!」

星川が新しいお香を取り出す。

「浄化のお香、追加します!」

さらに濃密な煙が、結界を強化していく。

小川が、必死に結界を維持している。

「結界……持ちこたえて……!」

小川の額に、汗が滲んでいる。

松井が、さくらを守りながら——

「さくらちゃん、大丈夫?」

「はい……大丈夫です……」

さくらは震えながらも、お供え物をしっかりと守っていた。

由香が、橘の隣に立つ。

「橘さん、どのくらい時間が必要?」

「あと……三分……いえ、二分です!」

橘の声が、緊張で震えている。

「分かった。寮くん、あと二分!」

「了解」

寮が、再び悪霊の集団に向き直った。


***寮の奮闘***


 悪霊たちが、さらに押し寄せてくる。

その数は——

もはや、数え切れないほどだった。

「……数が、多いな」寮が、小さく呟く。


しかし、その表情には、恐れはなかった。

ただ、静かな決意だけが、宿っている。

「なら——一気に、やるか」

寮が、深く息を吸い込んだ。


そして、両手を、高く掲げた。

「集束霊光弾」寮の両手の上に巨大な光の球が、生まれた。


それは、先ほどの霊光弾よりもさらに、巨大で、強力だった。

光の球は、脈動するように輝いている。

「行け——!」

寮が、光の球を放った。

光の球は悪霊の集団の真ん中へ一瞬に現れ、凄まじい光の爆発が、起こった。

光の波が、全方向へと広がっていく。

「ギャアアアアアアアアァァァ!!」

悪霊たちが、一斉に悲鳴を上げる。


 そして、数百体以上の悪霊が一瞬にして、消滅した。

「凄すぎる……」峯川が呆然と呟く。

小川も、信じられないという表情で寮を見つめていた。


しかし、寮は、膝をついた。

「はぁ……はぁ……」

「寮くん!」由香が駆け寄る。

「大丈夫……少し、霊力を使いすぎただけだ……」

寮の額には、汗が滲んでいる。

「無理しないで!」

「大丈夫だ……まだ、やれる……」

寮が、再び立ち上がろうとした、その時、、、


***封印の完成***


「完成しました!」橘の声が、響いた。

橘の手の中の札が、眩い光を放っている。

「今です! 封印を——!」橘が、札を高く掲げた。

「天地四方、浄化の力よ!この地に宿りし封印を今、新たなる力をもって、完全に強化せん!」

札が、橘の手から離れ——

祠へと、飛んでいった。


 札が祠に触れた瞬間、ゴォォォォォォ!

凄まじい光が、祠から放たれ光は、波紋のように広がり周囲全体を、包み込んでいく。


残っていた悪霊たちが「ギャアアアアアアアァァァ!!」と断末魔を上げながら光に飲み込まれ次々と、消滅していく。


 黒い霧も光に押され、みるみるうちに消えていく。

やがて全ての悪霊が消え、黒い霧も、完全に晴れた。

静寂が、訪れた。


***戦いの終わり***


 「……終わった……?」

松井が、恐る恐る周囲を見回す。

橘が祠に近づき、手をかざした。

「……封印は、完璧に強化されています。これで……三つ目も、完了です」

「やった……!」星川が、安堵の声を上げる。


 峯川が、地面に座り込んだ。「はぁ……疲れた……」

小川も、へたり込む。「もう……動けない……」

祐一は、寮のもとへ駆け寄った。「寮さん、大丈夫ですか!」

寮は、小さく笑った。

「ああ……大丈夫だ。少し……疲れただけだ」由香が寮の肩を支える。


「無茶しすぎだよ、寮くん」

「すまない……でも、みんなを守りたかったんだ」その言葉に全員が、寮を見つめた。


そして「ありがとうございます、寮さん」

祐一が、深く頭を下げた。

「寮さんがいなかったら……僕たち、やられていました」

「そうだよ。本当に、ありがとう」由香も微笑む。

「寮さん……カッコよかったです」さくらが、目を輝かせる。

寮は、少し照れくさそうに笑った。

「……いや、みんなの力があったから、やれたんだ。一人じゃ、無理だった」

峯川が立ち上がり、寮の肩を叩いた。

「まあ、とにかく……お疲れさまです。」

「ああ……峯川も、お疲れ」


 橘が、地図を広げた。「これで……三つの祠、全ての封印が強化されたようね」

「じゃあ……これで、終わり?」小川が尋ねる。

橘が頷いた。

「はい。これで、この地域の霊的なバランスは、安定するはずです」

全員が、安堵のため息をついた。


「よかった……」松井が、笑顔を見せる。

祐一も、笑顔になった。(……みんなで、やり遂げた)

空を見上げると——

雲の間から、陽の光が差し込んでいた。


まるで彼らの勝利を、祝福しているかのように。

「……帰ろうか」


寮が、静かに言った。「ああ……帰ろう」

祐一が頷く。

一行は、疲れた体を引きずりながらも——

笑顔で、帰路についた。


長い戦いは、ようやく、終わりを迎えたのだった。


***数日後、部室にて***


 オカルト研究部の部室には、いつもの穏やかな空気が戻っていた。

祐一は、河餅部長の前に立ち、今回の調査と封印強化の報告をしていた。

「……以上が、三つの祠の封印強化についての報告です」

祐一が報告書を部長に渡す。

河餅部長は、報告書に目を通しながら、何度か頷いた。

「なるほど……三つとも、無事に封印を強化できたのか」


「はい。橘さんの指導のおかげで、なんとか完了しました」祐一が答える。

河餅部長が、報告書を閉じた。


「それで、空き地の状況は?」

「はい。これで、ひとまず、空き地への影響も遮断されたみたいです」祐一が説明する。

「あの空き地周辺の霊的なエネルギーの流れが、かなり安定しました。以前のような、強い悪霊の出現は、抑えられると思います」


河餅部長が安堵の表情を見せる。「そうか……よかった」


しかし、祐一の表情は、完全には晴れていなかった。

「ただ……まだまだ、色々と謎も残っています」

「謎?」

「はい。三つの祠が、なぜあの場所に配置されているのか。そして、あの空き地の地下に、何が眠っているのか……」

祐一が、真剣な目で部長を見つめる。

「完全に解決したわけでは、ありません。封印を強化しただけで、根本的な原因は……まだ、分かっていないんです」

河餅部長が、腕を組んだ。

「……確かに、そうだな」

「ですので——」祐一が続ける。

「しばらくの間、空き地周辺の調査と浄化活動も、行ってみます」

「分かった」

河餅部長が頷いた。

「ああ、頼む。ただし、無理はするなよ」

「はい。ありがとうございます」祐一が、深く頭を下げた。


***メンバーの意見***


 部室の隅では——峯川、星川、小川、松井、さくらが、今回の件について話し合っていた。

峯川が腕を組みながら言った。

「簡単に済んだようだけど……まだ、何か引っかかる所もあるな」

「引っかかる?」小川が尋ねる。

「ああ。三つの祠の封印を強化したことで、確かに空き地への影響は抑えられた。でも……あの地下に眠っているという、強大な存在については、何も分かっていないんだ」

峯川が窓の外を見つめる。

「本当に、これで済めばいいんだけどな」星川も、同意するように頷いた。

「確かに……物足りないけど、これ以上の活動は、我々だけでは力不足だろうな」

「力不足……」小川が俯く。

「今回の戦いでも、寮さんがいなかったら……僕たちだけじゃ、絶対に無理だった」

小川の言葉に、全員が黙り込む。


それは、全員が、痛感していることだった。

松井が、静かに言った。

「今回は、比較的低級の悪霊だったから、なんとかなったけど……数が多かったよね」

「ああ……」峯川が頷く。

松井が続ける。

「もし……強い悪霊も現れていたら……寮さんや橘さんがいなかったら……」

松井の声が、少し震える。

「私たちだけじゃ……きっと、やられていたわ」


 さくらも、不安そうに呟いた。

「私なんて……お供え物を準備するくらいしか、できなかったし……」

「さくらさん、そんなことないよ」

松井が、さくらの肩を抱く。

「お供え物も、大切な役割だったんだから」

「でも……」


***小川の推測***


  小川が、少し考え込んでから言った。

「……ボス的な存在が、眠っているのは分かるけど……」

「ボス的な存在?」星川が尋ねる。

「ああ。あの地下に眠っているという、強大な霊的存在のこと。おそらく、あの空き地一帯を支配している、何か大きな存在がいるんだと思う」

小川が、真剣な表情で続ける。

「でも……今は、動いては来ないみたいだから、こっちから無理に刺激する必要もないだろうね」

「確かに……」峯川が同意する。

「下手に刺激して、目を覚まされても困るしな」

星川も頷いた。


「三つの祠の封印が強化されたことで、その存在の力も、ある程度は抑えられているはず。今は、様子を見るのが賢明だろう」

「でも……いつかは、向き合わないといけない時が来るのかな……」

さくらが、不安そうに呟く。

峯川が、さくらの頭を優しく撫でた。

「その時は、その時だ。今は、できることをやるしかない」

「……うん」さくらが、小さく頷いた。


 購読、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ