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オカルト研究部 田中祐一 今日も怪異あり  作者: waku


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図書館の謎

 祐一たち研究会にオカルト研究会に1つの依頼が舞い込んだ。それは、大学内にある旧図書館で起こる怪奇現象の調査依頼だった。オカルト研究会のメンバーたちも、大学内の怪奇現象と言う事で、比較的安全だろう。と、判断し、調査を開始する事になった。

 依頼を受けたオカルト研究会は、調査を行う事になった。

まずは、ミーティングを行い調査方法について話し合う事になった。


 沢田部長が、図書室にカメラなどの機材を設置することを提案する。

「まずは、怪奇現象について調べてみる必要があるな。河餅、一谷、吉村の3名は、図書室の外と中にカメラの設置を頼む」沢田部長は、続けて各部員に指示を出して行く。


「岡田と宮田、峯川は聞き取り調査を頼む。松井、田中、小川は旧図書室の調査と浄化を行ってくれ。星川は旧図書室の風水を調べてくれ。よし、準備が整い次第、調査を開始しだ」と話を終えた。



***旧図書館の調査***


河餅、一谷、吉村は、旧図書室に出向きカメラを設置して行った。

河餅「なんだか、不気味な感じだな」

一谷「人が居ないから余計にそう感じるのかも」とカメラを固定した。

吉村「そうは、言っても大学内の図書室だから特別、怪しい事は無いかもな。誰かが勝手に入ってコソコソしているとか」と、冗談交じりに話しながら準備を整えて行った。


 一方、祐一たちは、静寂に包まれた旧図書館の中を慎重に進んでいった。


 「……なんだか、重い感じがするわ」松井あゆみが小さく呟く。


祐一も、ただの気のせいではない事を直感で感じていた。


 その時——。


  目の前に黒い靄のようなものが、ゆらゆらと漂っていた。


 「あれは……なんだろう?」と祐一が指を指す。


 小川も目を凝らすと、同じ黒い靄を視認することができた。


 「こっちに向かってくる……!」


 祐一は素早く両手に意識を集中し浄化エネルギーの玉を作り出す。

そして、勢いよく霊魔力の込められた浄化の玉を放った。


 「行け!!」と口に出すと同時に浄化の玉は黒い靄に目掛けて勢いよく飛んで行った。


 シュッ・・・・


 放たれた浄化の玉が黒い靄に直撃した瞬間、靄が霊光に包まれ消滅していった。



 「よし、やった!田中くん、以前より魔法がパワーアップしているね」小川が安堵の声を挙げる。

しかし、その喜びも束の間だった。


 「まだ……他にもいるわ」松井あゆみが鋭い感覚で周囲を探りながら伝えた。


彼女の言葉と同時に別の方向からも黒い靄がまた現れ近づいてくる。


「ようし」祐一は再び霊力を込めて放ち、次の黒い靄も浄化した。


 「また、現れたわ・・・」松井あゆみが新しく出現した黒い靄の位置を知らせ、

祐一が浄化して行った。


 しかし、浄化をいくら行っても、また、、新たな靄が現れて祐一は、

霊力を込めて次々と現れる黒い靄を浄化して行くが黒い靄が減ることは無かった。


 「ダメだ……そろそろ霊力も限界だ」額に汗を滲ませながら話す。


 小川が「一旦、撤退しよう」と提案し、三人は図書室の出口へと向かった。

しかし、そこにも黒い靄が群がり 出口を塞ぐように、無数の影が漂っていた。


 「くそ……!」小川が呪文を唱え、両手から霊波を放った。


 バシュッ!


 放たれた霊波が群がった黒い靄を浄化し霧が晴れるように次々と消えていった。




 「……でも、まだこの場からは、重い気が残っているわ」


 彼女の言葉通り、黒い靄を浄化するだけでは、解決しそうもなかった。



 河餅たちも図書室の出口で待ってにいた。

 「なんだ?何かあったのか」


 祐一「はい。黒い靄が次々と現れて浄化を行いました」


 一谷「僕たちには何も見えなかったけど、君悪いな」

 吉村「でも、ただの靄だったんだろ。その程度だったら、大したことはなさそうだな」


 松井「でも、それだけでは無い感じがします。。。。」


 「話の続きは部室に戻ってからしましょう」祐一が提案し、旧図書室から全員出る事にした。



 ***部室でのミーティング***


  旧図書館の調査を終えたオカルト研究会のメンバーたちは、部室に戻った。 室内には、設置したカメラの映像を確認するためのモニターが並べられ、机にはそれぞれの報告書や資料が広げられていた。


 沢田部長が椅子に座り、メンバーに声を掛ける。


 「まずは、今日の調査結果を整理しよう」


 河餅が報告を行う。「カメラの映像を確認しましたが、特に目立った異常は映っていいません。物理的な動きや変化は捉えられませんでした今の所、捉えられませんでした」


 一谷も同意する。

「そうだな。俺たちが図書室を見回した所、特に異変は感じなかった。ただ、あの場所にいると、妙な圧迫感はあったな」


 吉村「気のせいと言えば、そうかもしけないけどな」


 「それが...問題なんです」 祐一が真剣な表情で答えた。


 松井あゆみが図書室で体験した怪奇現象を話す。「図書室は、なんだか重い気を強く感じられました。黒い靄も漂っていて、祐一くんと小川君で靄を浄化しました。でもまだ重い気配は残ったままでした」


沢田部長が腕を組み、考え込む。「問題は黒い靄の発生原因が何かという事だな」


 小川が口を開く。「ええ……。このままでは、また同じ現象が起こる可能性が高そうです」


 その時、岡田めぐみが口を開いた。

「そういえば、聞き取り調査で気になる話があったわ。昔、この図書館には、不幸になる本。といったのがあったそうです。その本を読んだ者は病気になったり事故に合ってしまうそうです」


 峯川が続ける「学校にある。噂話の1つだ」


 宮川優子が「でも噂話としては、けっこう大学内でも有名みたい」と続けた。


 次に星川が旧図書室のある建物の風水について報告を行った。

「風水面では、特別、悪い事は無さそうです。建物や地形的な影響は低そうです。ただ、古い建物なので、色々とエネルギーが落ちているみたいです」



 沢田部長が、全員の報告を聞いて話をまとめる。

「特別、大きな原因はなさそうだが、問題は呪いの本を見つける事だな」


 祐一「邪気が溜まっている以上、何か原因となる物がある筈です。今、行える対策としては、旧図書室内に盛り塩を設置し邪気を吸い取りお清めを続けてみましょう」と提案する。


 沢田部長も同意し「何もしないよりは、良さそうだな」と賛成した。


 ***旧図書館のお清め活動***


 その後、祐一たちは旧図書館の各所に盛り塩を設置し、邪気を吸い取る試みを始めた。橘美紀から譲り受けた霊札や水晶玉も適切な場所に配置し、簡易的な結界を張ることで、一時的に邪気の広がりを抑えることに成功した。


 翌日、再び旧図書館を訪れると、重苦しい空気はやや軽減されているように感じられた。


「これなら……本のある場所を探せるかも」


 宮村優子がペンデュラムを取り出し、慎重に揺らしながら、本のある方位を探り始めた。


「……この方向ね」


 彼女が示したのは、奥の書架だった。


 慎重に本棚を調べていくと、小川が異変に気づいた。


「ここだけ、埃の積もり方が違う……」


 彼が指さしたのは、一冊の黒い装丁の本だった。他の本と比べて妙に埃が少なく、まるで最近誰かが触れたかのように見えた。


 祐一がゆっくりとその本を取り出した瞬間——


ビリビリッ……!


 突如として空気が震え、冷たい風が図書館の中を駆け抜けた。


「嫌っ!?」松井あゆみが思わず後ずさる。


「間違いない……この本が原因だ!」


 祐一は本を持ったまま慎重に表紙を開いた。すると、古びた筆記体の文字がびっしりと並んでいた。


「……これは、呪詛の書?」


 その時——


ギギギ……バタンッ!


 突然、図書館の奥にある古い扉がひとりでに閉まった。


「やばい……何か来る!」


 祐一は素早く反応し、持っていた盛り塩を本の周囲に素早く配置し、

霊札と水晶玉を使って結界を強化した。


「これでひとまず封じられるはず……!」


 しかし、その瞬間、周囲の空気がさらに張り詰め、黒い靄が本の周囲に集まり始めた——!


 購読、ありがとうございました。軽い気持ちで引き受けた調査が、段々と想定外の事態になって行くのか?お楽しみに。

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