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オカルト研究部 田中祐一 今日も怪異あり  作者: waku


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二日目のオカルト研究会の活動

二日目の祐一達オカルト研究会も活動を始めていた。主な活動は廃屋の片付けと修繕が目的だった。

***その頃、拠点では——第一グループの活動***


 寮たちが取材に出かけた後、祐一たちは早速活動を開始していた。

峯川が率いる第一グループは、隣の廃屋へと向かった。

メンバーは、峯川、新入生の田村、中村真理、岡村、そして一年生の佐藤の四名。


 「よし、まずは外観から確認するぞ」峯川が指示を出す。

隣の廃屋は、拠点の母屋から三十メートルほど離れた場所にあった。庭を挟んで、はっきりと見える距離だ。

二階建ての木造家屋で、母屋よりも少し大きい。

「屋根の状態は……まあまあだな」峯川が見上げる。

「壁も大きな崩れはないみたいです」田村が周囲を見る。

「でも、雨戸が外れかけているところがありますね」岡村が指摘する。


 峯川が頷く。

「危険箇所を確認しながら進もう。絶対に無理はするな」

五人は、慎重に玄関へと近づいた。


 ***廃屋の内部調査***


 玄関の引き戸は、少し力を入れると開いた。

ギィィ……という音が、静寂を破る。

「中に入るぞ。足元に注意しろ」

峯川が先頭に立ち、懐中電灯で照らしながら中へ入る。

玄関を入ると、広い土間があった。

「思ったより、しっかりしているわ」中村真理が安堵する。

「ああ、でも油断は禁物だ」

奥に進むと、六畳の和室が二つ、八畳の居間、それに台所と風呂場があった。

「この家も母屋と同じ程度の広さかな多いな」峯川が確認する。

「風呂場を確認するぞ」

峯川が風呂場の扉を開けると、そこには古いタイル張りの浴室があった。

「風呂釜は……使えそうにないな」田村が確認する。

「でも、浴槽自体は問題なさそうだ」峯川が浴槽を叩く。

「電気風呂湯沸かし器を使えば、こっちでも入浴できますね」佐藤が提案する。

「ああ、そうだな。これなら風呂場として十分使える」


 岡村が別の部屋を確認する。

「こっちの和室二つは、寝室として使えそうです」

「居間も広いから、休憩スペースにできますね」中村真理が提案する。

峯川が考える。

「なるほど……こっちを風呂場と寝室、休憩部屋として整備すれば、かなり快適になるな」

「台所はどうしますか?」田村が尋ねる。


 「台所は母屋で十分だ。ただ、予備として使えるように片付けと修理はしておこう」峯川が判断する。

「他のオカルトメンバーが応援に来た時にも、ここで休めるようにしておけば便利だな」


***水道の確認***


 その時、佐藤が発見する。

「副部長! こっちに井戸があります!」

五人が裏手に回ると、そこには古い井戸があった。

峯川がポンプを確認する。

「手押しポンプか……動くかな」

ギコギコとハンドルを動かすと、しばらくして水が出てきた。

「出た!」

「これは助かるな。風呂の水も、こっちで確保できる」

中村真理が提案する。

「電動ポンプを設置すれば、もっと楽に汲めますね」

「ああ、後で小川に相談しよう」


***第二グループの活動——母屋の修繕調査***


 一方、祐一が率いる第二グループは、母屋の使われていない部屋を調査していた。

メンバーは、祐一、松井あゆみ、宮田、新入生の林と高橋の二名。

「この部屋は……床が抜けかけているな」祐一が慎重に床を踏む。

ギシギシと不安な音がする。

「ここは修繕が必要ですね」松井あゆみがメモを取る。

宮田が天井を見上げる。


「天井にも雨漏りの跡があるわ。屋根も確認しないと」

「林、高橋、君たちは窓の状態を確認してくれ」祐一が指示を出す。

「はい!」


 二人が各部屋の窓を確認していく。

「田中部長、この部屋の窓は割れています」林が報告する。

「こっちは窓枠が腐ってきています」高橋も報告する。

祐一がノートに記録していく。

「修繕箇所は思ったより多いな……」

松井あゆみが別の部屋を確認する。

「こっちの部屋は比較的状態が良いわよ」

「本当だ。こっちは少し掃除すれば使えそうだ」宮田が同意する。


 祐一が判断する「じゃあ、優先順位をつけよう」

「まず、この比較的状態の良い部屋を清掃して、すぐに使えるようにする」

「修繕が必要な部屋は、資材が揃ってから作業する」

「了解です」全員が頷く。


***小川のサポート***


 正午前、小川が峯川からの連絡を受けて、電動ポンプを持って隣の廃屋へ向かった。

「おお、小川、助かるぜ」峯川が迎える。

「井戸の位置は?」

「こっちだ」

小川は手際よく電動ポンプを設置し始めた。

新入生たちが、その作業を興味深そうに見ている。

十五分ほどで、ポンプの設置が完了した。


 スイッチを入れると、ゴゴゴという音とともに水が勢いよく出てきた。

「成功だ!」

「これで風呂の準備も楽になるな」峯川が満足そうに言う。


***昼食と午後の計画***


正午になり、全員が拠点に集まった。

中庭のテーブルで、簡単な昼食を取りながら、午後の計画を話し合う。


 峯川が報告する。

「隣の廃屋は、風呂場と寝室、休憩スペースとして使えそうだ」

「井戸もあるし、電動ポンプも設置した」


 祐一も報告する。

「母屋の方は、もう一部屋、使える部屋を確保できそうです」

「修繕が必要な箇所もリストアップできました」


 松井あゆみが提案する。

「午後は、隣の廃屋を本格的に整備しましょう」

「風呂場、寝室、休憩部屋として使えるように」

「それと、台所も予備として片付けと修理を進めましょう」


 峯川が頷く。

「ああ。今後、他のメンバーが応援に来た時にも、ここで休めるようにしておこう」

「長期的な調査活動を考えると、休憩スペースは多い方がいい」

祐一が全員を見渡す。


「では、午後から作業を始めよう。役割分担を決めます」


***午後の作業——第二拠点の整備開始***


 午後、メンバーたちは三つの班に分かれて作業を開始した。

風呂場班:峯川、田村、岡村、佐藤

寝室・休憩室班:祐一、松井あゆみ、中村真理、林

台所・修理班:宮田、小川、高橋


***風呂場班の作業***


峯川たちは、風呂場の清掃と設備の設置を進める。

「まず、浴槽を徹底的に洗うぞ」

四人は、ブラシとスポンジで浴槽を磨いていく。

「けっこう汚れてるな……」田村が汗を拭く。

三十分ほど磨くと、浴槽は見違えるほど綺麗になった。

「よし、次は電気湯沸かし器の設置だ」

母屋から湯沸かし器を二台運び、浴槽に設置する。

「ポータブル電源は脱衣所に置こう」峯川が指示する。

設置が完了し、試運転をする。

「スイッチオン」

ブーンという音とともに、湯沸かし器が作動した。

「成功だ! これで今夜からこっちで風呂に入れますね」佐藤が喜ぶ。


 ***寝室・休憩室班の作業***


祐一たちは、六畳の和室二つと八畳の居間を整備する。

「まず、窓を開けて換気しよう」松井あゆみが指示する。

窓を開け放つと、新鮮な空気が流れ込む。

「床の掃除から始めましょう」中村真理が提案する。

四人で協力して、埃を払い、床を拭いていく。

「照明器具も設置しないとな」祐一がLEDランタンを取り出す。

「各部屋に二つずつ、天井から吊るそう」


 林と中村真理が協力して、ランタンを設置していく。

「居間には、テーブルと座布団を置きましょう」松井あゆみが提案する。

「母屋から運びましょうか?」林が尋ねる。


 「いや、この家にも古い家具が残っているはずだ。使えるものを探そう」祐一が答える。

奥の部屋を探すと、古いちゃぶ台と座布団が見つかった。

「これ、まだ使えそうですね」中村真理が確認する。

「掃除して、居間に運ぼう」

四人で協力して、家具を運び込み、配置していく。

「寝室には、マットと寝袋を並べましょう」松井あゆみが指示する。

母屋から寝具を運び、各部屋に配置する。

「これで、かなり快適な寝室になったわね」松井あゆみが満足そうに言う。


 ***台所・修理班の作業***


宮田と小川、高橋は台所の片付けと修理を進める。

「台所は予備として使えるようにしておきましょう」宮田が言う。

「まず、流し台と調理台を掃除します」

三人で分担して、台所を磨いていく。

小川が水道を確認する。

「水道は……やはり使えないな。井戸の水を使うことになる」

「でも、ガスコンロは設置できるな」

「棚も修理すれば使えそうです」高橋が確認する。

宮田が釘とハンマーを持ってくる。


「じゃあ、簡単な修理をしましょう」

三人で協力して、緩んだ棚板を固定し、扉の建付けを直していく。


「これで、予備の食料や調理器具を保管できるわね」宮田が言う。


***夕方、作業の進捗確認***


 午後四時頃、寮たちが取材から戻ってきた。

「ただいま」

「お疲れ様です!」

寮が周囲を見回して、驚いた表情を見せる。

「おや、随分と片付いたな」

祐一が報告する。


 「はい。隣の廃屋を第二拠点として整備しました」

「風呂場と寝室、休憩スペースとして使えます」

「台所も予備として片付けと修理を行いました」

「素晴らしいな。予想以上の出来だね」國府田が感心する。


峯川が補足する。「ただ、まだ完全には終わってない」

「照明の追加設置や、細かい修理、窓の補修などしないとな」

寮が頷く。

「なるほど。では、数日かけて整備を続けよう」

「焦らず、丁寧に作業することが大切だ」

橘が微笑む。

「みんな、よく頑張ったのね。今日は一旦休みましょう」


 ***その夜、峯川のバンでの会議***


 夕食後、寮、祐一、峯川、小川が峯川のバンに集まった。

寮が今後の計画を説明する。

「第二拠点の整備は、良い方向に進んでいる」

「数日かけて、しっかりと仕上げよう」


 祐一が確認する。

「整備と並行して、村の調査も進めますか?」

「ああ。明日からは、午前中に整備作業、午後に村の調査という形で進めよう」


 峯川が提案する。「整備班と調査班に分けて、同時進行させるのはどうだ?」

「それもいいな」寮が頷く。

小川が実務的な提案をする。

「整備に必要な資材をリストアップしましょう」

「次回の補給で、まとめて運んできます」

四人で相談しながら、今後数日間の計画を立てていった。


 ***三日目の朝***


 翌朝、祐一が全員を集めて説明する。

「今日から数日間、午前中は第二拠点の整備作業を続けます」

「午後は、村の調査を開始します」

「整備が必要な箇所は——」


 祐一がリストを読み上げる。

「照明器具の追加設置」

「窓の補修」

「台所の細かい修理」

「寝室の環境改善」

「風呂場の追加整備」

「それと、母屋の修繕箇所の作業」

峯川が補足する。


「資材は小川が順次運んでくる」

「作業は無理せず、安全第一で進めよう」

新入生たちが、意欲的に頷く。

「頑張ります!」

こうして、拠点整備と村の調査を並行して進める日々が始まった——。


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