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魔王合体エヴィルドライ  作者: 南ノ森
襲来!!魔王降臨エヴィルドライ
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襲来!!魔王降臨エヴィルドライ(前編)

暁ノ国、城壁周辺。

 平原の中央、3重の高い壁に囲まれた国、暁ノ国はそこにある。

 その更に中央、まるで高い塔のように聳えるその城の周辺には、20mの巨体を銀色に光らせた無数の軍隊と、巨大なトンボのようなものの群れが立っていた。

「ヴァルキリーヘッド部隊、戦闘飛翔機部隊、全隊揃いました」

「うむ、結構」

 髭を弄る男が、鎧を纏った兵士の報告を聞いて頷く。

 彼の目の前には、派手な鎧を纏った男女と、それを筆頭に並ぶ複数人の兵士が立っている。

「えー、諸君ら『栄光の七騎士(ロイヤルセブン)』に課せられた命は、愚かにも我が国へと攻め入る『魔王』軍の討伐であるからして……」

 男は、相変わらず髭を弄りながら辿々しく言葉を述べるが、それに痺れを切らしたのか七騎士の1人が腕を組んで話に割って入る。

「あー、ちと悪りんだけどさぁ……俺らもヒマじゃねって言うか、その魔王の軍勢っての?今まで1度も攻め入って来なかったって相手にこの大所帯はなんつーか……人員の無駄遣いっつーヤツなんじゃねぇの?」

「ロッソ、口を慎め」

 ロッソと呼ばれた若い男の言葉に、もう1人の七騎士が口を出す。しかし、それをまたもう1人が小馬鹿にしたように返す。

「いやいやブラウ?ロッソの言う通りだと思うよぉ?そもそも今までビビって表に出てこなかったようなヤツらなんて、そんなのボクひとりで充分なんだけどなぁ〜」

「ブルゥル、キサマまで!」

 ブルゥルと呼ばれた若い女は、まるで鈴を揺らすかのように軽やかに笑う。しかし、そこにもう1人、白髭を蓄えた年配の男が話に参加する。

「ブラウ殿の言う通り。例え魔物と言えど、かように数を揃える事にはそれ相応の力量を想定される相手と言うもの。もう少しは想像力を働かせたらどうかな、ロッソ殿?」

「ちぇっ、うっせぇよグリューン」

 グリューンと呼ばれる男に指摘され、ロッソは不機嫌そうに小石を蹴った。

 そうやって各々が文句を垂れていると、地面に激しく剣を打ち付ける音が鳴り響き、全員がその方向を反射的に振り向いた。

「お前たち、無駄口を叩くな」

 視線の集まるその先は、兵士の隊列の最前、その中心。

 そこに立っていたのは、他の兵士よりも一層派手な装飾を纏った、長い金髪を結った若い男だった。

「奴は先刻、無謀にも我らへの挑戦状を城の門へ叩きつけてきた。魔物の長自らが、何者にも悟られずにだ……。少なくとも、我が国の兵士たちがその瞬間を見逃す程の無能だとは思えないがな」

 その男の言葉を聞き、その場の兵士たちが眉を顰める。

 更に、その男の口ぶりが気に食わないと言う具合にロッソが口を挟む。

「数日間行方知れずで、職務怠慢の王子様が良く言いますねぇ?何処ぞでおねんねしてたか知らねぇけどよ、我が国の考えに背き過ぎてその丸見えの背中曝け出してっと……おっと、無駄口が過ぎましたな」

 ロッソはわざとらしく鼻で笑い吐き捨てる。それを見て笑いを堪える者、便乗して冷やかな目で男を睨む者……。少なくとも、彼への信頼を示す者はこの場には居なかった。

 だが彼はそんな事に気にも止めず、再び剣を鳴らして宣言する。

「……『栄光の七騎士(ロイヤルセブン)』が1人、暁ノ国の王子、クレイブラット・デメルが命ずる。魔王従来に備え、尽力せよ!!」

 クレイブラットの言葉が、兵の並び立つ場に高らかと響き渡る。その言葉を聞き入れた兵士たちは、形だけでも敬礼をして彼への敬意を示した。


 それから各兵士は持ち場へと移動し始める。クレイブラットも同じく、自らの駆るヴァルキリーヘッドの元へと歩みを進める。

 そこに、彼の纏うものに似た派手な鎧を身につける1人の少女が歩み寄る。

「クレイ兄様、あまり強がりをなさるものではありません。1ヶ月半も行方をくらましていた間に兄様が何をされていたのかは知りませんが、少なくとも生きて戻られただけでも奇跡としか言いようが無いのですから……」

「ガーベラ……心配はいらん、私はこの通り五体満足で戻って来られたのだ。それならば、むしろやれる事をやっていた方が有意義と言うもの……それよりも、私が居ない間の仕事をディステルに任せていたようだが、何も問題は無かったか?」

「ディステル兄様の仕事ぶりが心配で?」

「いや……むしろあれの仕事ぶりは信頼している。ただ、あの捻くれ者が私の残した仕事に素直に手を付けてくれているかが問題だが」

 茶化すようにわざとらしく笑みを浮かべて言うと、ガーベラが腕を小突いて指を指す。

「そんなに気になるのなら本人へ聞いてみればどうです?」

「へっ?」

 ガーベラが指す先には、腕を組んで柱に腰を掛けている男が立っていた。

「これはこれは、お勤めご苦労様ですなぁ、王子様」

「ディステル……貴様も出撃するのだろう?こんな所で油を売っていて良いのか?」

「兄上にならばいくらでも」

「やはり気に入らんな……いや、これでは私も同じだな」

 クレイは頭を掻いて鼻で笑いながら再び歩みを進める。それに、ディステルとガーベラも足並みを揃えて進み始める。すると、そこにひとりの老人が歩み寄って来た。

「おお、我が子供たちよ……なんと勇ましき事だ」

「御父様……」

 彼は3人の父であり、暁ノ国の国王である『デルフィニウム・クラウン・デメル』である。

 デルフィニウムは腕を広げて3人を抱くと、再び顔を見て頷いた。

「我が国を……城を頼むぞ」

「「「はい、我が国王!!」」」

 その忠誠の言葉を聞いたデルフィニウムは、もう一度頷いて城の中へと去って行った。


 やがて、3人は3機のヴァルキリーヘッドの元へと辿り着く。

「整備士、用意は出来ているな」

「はっ、勿論です」

「うむ」

 クレイは頷くと、目の前に立つ黄金の巨体を前に決意を固める。

「我が剣……『ゲルドゼーレ』。どうかこの私を、真の正義へと導いてくれ」

 一呼吸置いて、クレイは自身の黄金のヴァルキリーヘッド、ゲルドゼーレへと乗り込む。

 同じくディステルは銀色の機体『シルバゼーレ』、ガーベラは蒼く光る機体『ブロンゼーレ』へと乗り込む。

 乗り込んだ彼らは、狭い操縦席に圧迫感を覚えて冷や汗を垂らし息を飲む。

(さて……奴は予告通り来るのか……)

 緊張の面持ちで待ち構える一同。

 やがて、側防塔の監視員からの通信が操縦席内に鳴り響く。

『て、敵機来ました……!!総数……は……』

「どうした。正確に申さんか。それとも、まだ数え切れんか」

『い、いえ……敵総数は……1。その……なんか、変な女が機体の頭に乗ってます……!!』

『変な女だと!?』

『そこじゃないでしょう!?』

 ディステルとガーベラが間の抜けた声を上げる。それを聞いた一同は、期待に内蔵されている望遠鏡で標的を確認する。

 それを確認した一同は、一斉に口を揃えてこう言った。

『へ……変な女だ……!!』


 暁ノ国上空……そこに、雲を突き抜けてひとつの黒い影が現れた。

 その黒い影は、全長は30mはあろう巨体を、2枚の翼をはためかせて飛行している。

 その様相は……まるで悪魔のようであった。

 その悪魔の頭上に……それはそれは奇抜な格好をした女が、まるで玉座にでも座するかのように大股を開き鎮座し、樽に直接口をつけて酒を飲んでいた。

「キェエィハッハッハッ!!小せぇ小せぇ!!あまりにも小せぇんで、アリンコみてぇに踏み潰しちまわぁなぁ!!」

 酷い金切り声で笑うその女は、アンバランスに身につけた鎧を着崩し、その頭部に大きな片角を生やし、素肌の上にマントをドレスの様に羽織っている。

 そして、右の二の腕に腕輪と、頭に妙な王冠を被っていた。

「クキュキキキ……さァさァこっからがお楽しみの舞踏会の始まりだ!!勿論アタシの……そしてこの『エヴィルドライ』が主役の、なァ!!!!」

 女は酒樽を放り投げて立ち上がると、その場でひょいと飛び上がり、そのまま黒い機体『エヴィルドライ』の頭部に吸い込まれる。

 そして、その機体はスリット状の目を光らせると城の真上まで急降下をし始めた。

『へ、変な女……じゃなくて、まっ、魔王がこちらにやって来ます!!』

『見りゃ分かるだろ!!そ、総員退避!!じゃない!!ひっ、飛翔機部隊、迎撃用意!!』

 飛翔機部隊は指令を受け、次々と4枚の羽根を羽ばたかせながら飛び上がり、飛来するエヴィルドライの元へ向かって行く。

 しかし、魔王の駆るエヴィルドライは飛翔機の機関砲をものともせず、まるで動きの鈍い羽虫を叩き落とすかの如く次々と、いっそ清々しいくらいに薙ぎ払って行く。

『ッぐあァッ!!』

『キェアキェアキェア!!テメーら全然ダンスのセンスがねぇなァ!!生まれ変わってやり直して来な!!キェッヒヒ!!』

 そう言いなが女は、乱暴に握りしめた飛翔機を二層目の城壁に叩きつけ、とても見晴らしのいい大穴を開けた。

『っクソがよぉ!!そのキンキンうるせぇ口を閉じやがれ!!』

 魔王が開けた穴の手前には、一般兵専用の量産型ヴァルキリーヘッド『アイゼンソルダート』が待ち構えていた。

『クキャキャ……これはこれは、皆様勢揃いでお出迎えたァご苦労だねェ!!だったら、こっちも出迎えに来た諸君どもに応えてならなきゃあなァ!!』

 魔王はそう言うと、壁をすり抜けるように再びエヴィルドライの頭部から現れ、堂々と高らかに名乗りを上げる。

「聞いて慄け愚かなる人間ども!!我は魔王グローセス!!グローセス・オプファ・ヘルツ!!キサマらに裁きを与えるために、我自ら馳せ参じた!!さァ、我を恐れぬのならその剣を抜くがいい!!キェエィハハハハァッ!!!」

 グローセスと名乗ったその女は、高らかに笑うと再びエヴィルドライの中へと戻って戦闘体制をとる。

『そんなに死にたいのなら望み通りにしてやる!!!!』

『たったひとりで来た事、後悔すんじゃあねぇぞ!!!!』

 グローセスの口上、もとい挑発を受け、隊列の最前列の兵たちが血気盛んに立ち向かって行く。

 だが……1番初めにエヴィルドライに剣を振り下ろそうとしたアイゼンソルダードが、まるで水風船が割れるかのように容易く胸部を破壊されて派手に部品が弾け飛ぶ。

『ケキャキャ……どいつもこいつも頭に血が上ってやがんねェ!!だがまだ来れンだろォ!?来いや!!』

 アイゼンソルダートが一瞬で1機破壊されたにも関わらず、臆せず向かって行くヴァルキリーヘッド部隊。だが、そんな大群をもものともせずエヴィルドライは紙を破るよりも簡単に破壊して行く。

 ある者は股座から縦一閃に爪で引き裂かれ、ある者は足の爪で胸部を貫かれ、ある者は握り潰された味方機の残骸を突き立てられ、ある者は自らが振り下ろした剣を折られ、その剣で滅多刺しにされ……。

 その戦いぶりは、まるで本能のみに従う獣の如き荒れ狂いぶりであった。

『こんなもんかァ!?まだまだ足んねェぞ!!』

『ええい不甲斐ない!!我が国の精鋭の実力はこの程度か!?』

 残骸の海の上に立つエヴィルドライの前に、2機のヴァルキリーヘッド、『ネルデスターク』と『ホルツスターク』が立ち向かう。

 ブラウの駆るネルデスタークは、巨大な金槌を突き出して宣言する。

『我は栄光の七騎士(ロイヤルセブン)、大地の騎士ブラウ!!キサマをこの魔装『アンムート』のサビとな』

『ダァrrrrrrラァッシャァ!!!』

 ブラウの名乗り口上の最中、グローセスは足元の残骸の中からそこそこ大きめのものを選んで拾い上げると、それをネルデスタークへと投げつけた。

 ブラウはそれに素早く反応すると、咄嗟にその残骸を魔装『アンムート』で弾き返して防ぐ。

『ッぅおぉい!!まだ名乗っとる途中でしょうが!!』

『かったりィンだヨ!!それよかテメーのそれ、魔装だろ?アタシも自慢の得物があんだけどよォ?』

 グローセスはそう言うと、エヴィルドライの左手の掌が輝き、その輝きへ右手を突っ込むとそこから1本の剣が現れた。

『魔装『ツェアシュテールング』……テメェらをただブッ壊すための刃だ!!』

 グローセスは魔装『ツェアシュテールング』を構え、飛び上がりながら振りかぶって斬りかかる。ブラウはそれを翻るように回避して距離を取ると、魔装『アンムート』を振り上げ、そのまま激しく地面へと叩きつけた。

『魔技、『アンムート・ボーデン・ヴァント』!!』

 ブラウが叫びを上げると同時に、地面が大きく揺れ始め、まるで壁でも迫り上がるように土の塊が高く伸びて来た。

 だが、その土の壁は一瞬にして魔装『ツェアシュテールング』の一閃によって粉々に砕け散り、阻むものを全て吹き飛ばしてしまった。

『ケキャキャッ!!その程度かよォ、ローヤルゼリーってのの実力はよォ!!』

『ふん、そんな訳なかろう!!『アンムート・ボーデン・ヴァント』!!』

 ブラウは再び『アンムート』を地面に叩きつける。すると、今度は土の壁が四方から迫り上がってくる。

『へっ、数が増えただけじゃァねぇか!!』

 グローセスは再び『ツェアシュテールング』を構える。しかし、土の壁は真っ直ぐに迫ってくる事はなく、螺旋の軌道を描いてそのままエヴィルドライを閉じ込めてしまった。

『では今度はワシが…… 栄光の七騎士(ロイヤルセブン)、風の騎士グリューンの魔装『エルンテ』の出番』

 グリューンが口上を述べると、ホルツスタークが弓状の魔装『エルンテ』を上空へと向け、ひと引きで5本の矢を放った。

 そして、その矢は高速で回転しながら土の塊の周辺に降下して刺さると、とてつもない勢いで植物のツルを発生させ、そのまま土の塊へと根を伸ばして圧縮して行く。

『ふぉっふぉっふぉっ……魔技『エルンテ・アブソープション・ヴォーツェル』、そのまま成長し続ける根に押し潰されちまうが良かろう』

 根と土に閉じ込められる魔王を見てグリューンが笑みを漏らす。

 しかし、勝ち誇ったのも束の間。もはや小山と化したその塊を、エヴィルドライが内側から滅多斬りにしてその無傷な姿を表した。

『キキキキ……まさかこの程度で仕留められるなんざ思っちゃァ居ないよなァ?テメェら2人、最強なんだろォ?』

『くっ……あのヴァルキリーヘッド、不死身なのか!?』

『テメェらのガラクタと一緒にすんじゃァねぇ!!エヴィルドライはなァ、それ以外の何でもねぇんだよ!!』

 エヴィルドライはすかさず踏み込んで、ブラウのネルデスタークへ向かって飛び込む。

『させるものか!!』

 グリューンは『エルンテ』を構えて矢を放つも、その全てを最小限の動きで避けられてしまう。

『そんな単純な軌道、当たらンわ!!』

 そして、ブラウはエヴィルドライに懐へと入られてしまい、それを払うため『アンムート』を素早く振る。しかし、エヴィルドライはそれを容易に掻い潜って『ツェアシュテールング』をその胴体に突き刺した。

『テメェのはなァ、大振りなんだヨォ!!』

『んなッ!?』

『まずは1匹……ィ』

 そして、そのまま振り抜いてネルデスタークをスッパリと斬り裂いて撃破してしまう。

『な……っ、ブラウ殿……!!』

『ジジィがよ、ボケてんじゃァねぇぞ!!』

 そして今度は、グリューンのホルツスタークを睨むと、再びそちらへ向かって飛びかかって行く。

『むぅう……!!』

 それに対しグリューンは再び『エルンテ』を不均一に乱発して距離を詰められないように対応するも、やはり全て回避されてしまう。だが、グリューンの狙いは別にあった。

『ヘェハハ!!ビビってんじゃァねぇのかァ?』

『無論、臆病は生存戦略の基本故に……じゃがそちらも避け続けて良いのかのぅ?』

『ハァ?』

『魔技、『エルンテ・アブソープション・ヴォーツェル』!』

 グリューンが技を唱えると、先程まで撃ち続けてエヴィルドライの周囲に散らばっていた矢が次々と植物に変化して成長していき、そのままエヴィルドライに巻き付いて縛り上げてしまう。

『そのまま潰れてしまえ』

『あーあー面倒くせェ雑草だなァ!でもよォ、草を刈ンならこっちだよなァ!!』

 グローセスが叫ぶと、『ツェアシュテールング』が先端を軸に刀身を展開し、剣から鎌の形へと変形した。

 そして、鎌になった『ツェアシュテールング』を一振り振り回すと、全身を縛り付けていた植物は一瞬にして細切れとなってしまった。

『うムぅッ!!』

『ヘァヘァヘァ……そろそろ仕留め時だなァ』

 鎌形態の『ツェアシュテールング』を構え、再びホルツスタークへと向かって行く。

 対してグリューンは尚も距離を取りながら矢を乱発する。しかし、その矢も全て鎌によって斬り落とされてしまう。

 そして、あっという間にエヴィルドライに間合いまで入られてしまった。

『これで2匹目だッ!!』

『ぬアァァァ!!!!』

 エヴィルドライの振り下ろした鎌は、真っ直ぐにホルツスタークの頭部へと突き刺さり、そのまま縦一閃、綺麗な真っ二つの状態に斬り裂かれてしまった。

『ケシャシャシャシャ……さァあて、次の獲物はあっちから匂うぜ……!!』

宜しければご評価、ご感想いただけれは幸いです。

読んでいただきありがとうございました!

後編へ続きます。

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