不幸な友
「何やってるんだ…お前ら」
「あ?あぁ、このアマがな。ま、お前には関係ない。どっか行ってろ」
貴族っ子の言葉を無視して俺はアズサちゃんのところに駆け寄った
気を失ってる…
「お前ら、なんでこんなことを」
「だからどっか行けって!」
「…」
「もしも反抗したら、お前の親はどうなるだろうな…?」
「…!」
「おらぁ!!」
貴族っ子は俺に大きい気に棒をふるってきた
ド
俺の頭に衝撃が走る
いって…
脳が揺れる…
血は…出てるな
「さっさとどっか行けよ」
どうする…
逃げればアズサちゃんが…
アズサちゃんを助ければ両親が…
どっちも大事…
「はぁ、もういいか」
ドサ
「あ?なんだ?…!?!?!?!?!」
貴族っ子と共にいたほかのガキどもは全員気絶していた
「どうなってやが―――…が…?」
貴族っ子の首は俺の手につかまれ、足が浮いていた
「貴…様…どう…して…?」
「あぁ?黙れよゴミ。このまま死ぬか?」
「や…やめ…て、くれ…」
「やめてくださいだよな?」
「や…やめ…て…くだ…ガハ!!!」
「っち。きたねぇなぁ。血吐きやがって」
「ガア…!ハァハァハァ…。おい!貴様このことがお父様に伝わったらどうなるかわかって――」
「あ?」
「「「「「ヒ、ヒィ!!!うわああああああああ!!!」」」」」
とりまきどもと逃げたか。
やりすぎちゃったかな…?
そんなことより
「アズサちゃん!!」
「……う、うーん」
「よかった…目が覚めたんだね…」
「うん…。ここは…。あ!そうだ、私は…」
「何があったの!?!?」
「その…あの貴族の人達が…」
「あぁ、それは大丈夫。あいつらならぼこぼこにしたから」
「うぇ!?エルちゃんそんなに強かったの?」
「まあちょっとね」
「えぇ…。」
「そんなことより、なんであんなことに?」
「あ…実はね…」
アズサちゃんの話によると
~昨日~
のぞいてみよーっと
「それで、例の計画は?」
「順調です」
「…そうか。…………何としてもこの学校を破滅させる計画は成功させなければ」
キィ
しまった!ドアが!!
「!!!おい!まて!そこの女!!」
~現在~
「ってことがあって…もしかしたらそれが関係してるのかも――――!!!!いった…」
「とりあえず保健室行こ!」