幸運な推薦
「うぇ?推薦?!どうして!?」
「ええ…そうですね。ここではなんですから、いちど、相談室まで来てください」
眼鏡の人に連れられ、相談室まで来た
「まずは自己紹介から。私はナーヴァと言います。
では、さっそくエリートコースについてご説明させていただきます」
ナーヴァさんの説明によると
エリートコースとは、学業や魔法などがずば抜けて優秀な生徒や、地位の高い生徒が
入るコースとなるらしい
なんか塾みたいだな
そしてそのほとんどが貴族らしい
「そのエリートコースに、なぜ私たちが推薦されるのでしょうか?」
「今回の卒業試験の実技、アズサさんは筆記も含めて、とても素晴らしい成績を収めました。
ですので、お二人には、エリートコースへ推薦します。
小学部からの許可は得ていますので、いつでもご入学いただけます。」
「試験とかは?」
「ございません」
「マジですか…アズサちゃん、どうする?」
「私はべつにいいよー」
「じゃ、そちらに進学させていただきます」
「わかりました。では」
そのままその場は解散となった
「あ、」
「ん?エルちゃんどうしたの?」
「エリートコースって貴族もいるんだよね?」
「うん…。!!!!!」
「貴族っ子もいるんじゃないかな?」
「あわわわわわわわ…」
「どうしよ…。絡まれないことを祈ろう」
「そだね」
~中学部入学~
「皆さんおはようございます。入学式も終わったということで
今から、中学部の校舎の案内に移ります」
「「「「「はい」」」」」
一通り構内の案内がおわり、今日は解散となった
「おい。」
「ん?あ、おまえは、、、」
「同じクラスだな。平民が調子に乗るなよ」
「……ち」
「あ?なんか文句あるのか?」
「いや、なんでも」
「フン」
まさかあいつと同じクラスとは…。アズサちゃんとは違うクラスだし…
◇◆◇アズサ◇◆◇
寮に戻ろうとすると、変な部屋を見つけた
ん?なんだろう…あそこ
変な感じ
のぞいてみよーっと
◇◆◇エル◇◆◇
なんだよあの貴族っ子…うっぜー
あしたから授業か…だりー
~次の日~
「アズサちゃんおはよー」
「あ…エルちゃん…おはよー…」
「どうしたの?なんか元気ないよ?」
「いや…、何でもないよー…」
なーんか変な感じ…
~お昼休み~
中学部にもなると勉強の内容が難しいなぁ
ていうかアズサちゃんどこだろう
グラウンドでも探してみるか
グラウンドもいないか…
ん?
なんだあれ?
貴族っ子が数人で何かしてる?
何してんだろ
「え?」
そこでは、アズサちゃんが、集団でリンチされていた