不幸な学校生活
なんか今回は展開が速いです
「え?ふぁ!?入学!?どこに!?」
「超名門のステラ国立魔法学校小学部どぅあー--------!!」
「えー---!?」
ていうかこの国ステラっていうんだ
シャレてんな
ちがうちがー-う!!!!
は!?いきなり!?
「ちょっと!!は!?お金かかるんでしょ!?いいの!?てか入学試験とかいろいろないの!?あと完了すんの早すぎでしょ!!!まだ学校行きたいって言って一時間しかたってないよ!?!?!」
「娘の頼みだ。最速でこなすのは至極当然のこと」
「地味にかっこいい」
「入学は来週だ。」
「なんかもう驚かなくなってきた自分が怖いよ」
「王都まで行くのに7日かかる」
「出発しよっか」
「ちなみに馬車は準備済みだ」
「もちろん、学校に必要なものもね」
「二人ともやばいて」
「いってらっしゃい」
「展開が速すぎてついていけません
ちょっと馬、勝手に出発すんな」
「ヒヒーん」
「…」
着いちまったよ
入学式まであと一時間だよ
やば
校門も学校もデカ
入ろ
なんにもわからないまま入学しちゃったよ
式も終わっちゃったよ
自己紹介も終わって休み時間だよ
マジカヨ
「なんでこうなっちゃったかなー…」
「ねぇねぇ!!」
「んぁー?」
「名前なんて言うのー?」
「さっき自己紹介したよね?」
「覚えるの苦手なんだよねー…」
「そうなんだ」
休み時間になると一番に背の低いポアポアした女の子が話しかけてきた
友達っていうのも作ってみたいなー
友達ってどうやって作るんだろ
「わたしはねーアズサっていうんだー」
「俺…私はエルっていうんだ。よろしくね」
これでいいのかな
なんか恥ずかしいな
「よーろしーくねー。あー!そうだー!お友達になろー!」
「あ、うん。いいよー」
「やったー--」
「でもなんで私なの?」
「ふぇ?えーっとねー、なんかねー!かわいくてー、こう、ドーンってきたから!!」
「ちょっといまいちよくわからないかなー…」
「えへへー」
友達…!!!!できた!!!
「おい。そこのお前」
アズサと話していると、貴族っぽい男の子が強い口調ではなしかけてきた
「なんでしょうか」
「気持ち悪いんだよ。その髪と目の色。死ねよ」
「は?」
「同じこと言わせるなよバーカ」
いかにも小学生っぽいな。
知能が低いって辛いな
「ハイハイモウシワケゴザイマセンッシター」
「へへへ」
ていうか、俺の髪の色が変…か
まぁ確かに髪が白。目が水色って確かに変かもしれないけどさー…
綺麗だと思ったんだけどな…
「ひどいなー。大丈夫?エルちゃん」
「大丈夫…」
「はーいみなさーん!今日は入学式も終わったのでみなさんがこれから暮らすお部屋に案内して、今日は
終わりでーす!明日からはお勉強も始まるので、準備しといてくださーい」
「「「「「はーい」」」」」
そのまま俺を含むクラスメイトは先生に連れられ、
寮まで案内された
自分の部屋に案内された
部屋に入ると、教科書や杖などの
授業で使うものが机の上においてあった。
そこまで大きくないけど全然暮らしやすそう。
小学一年生で一人暮らしって
けっこうシビアだなこの学校
~次の日~
「みなさーん!おはようございまーす!
今日はお勉強が始まるので、頑張りましょうね!!
一時間目は、魔法についてお勉強します!!」
「「「「「はーい」」」」」
準備するかー
ガチャ
部屋のどこだっけかな。魔法科の教科しょ―――
「え…?」