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  作者: 霧雨蓮
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白と黒

人生は色で出来ている。人は色を集めて人生を創る。けれど人は、人から色を奪う。




僕は霜桐燈(しもぎりあかり)。16歳、今年からこの県立白凪高校に通っています。僕は重度の色覚障害を生まれつき持っていて、どうやら白黒の世界で生きているらしい。他の色は見たことがない。そんな僕の経験談をみなさんにお話しします。


それは5、6年前、彼女を見た時僕の脳に衝撃が訪れた。

彼女の名前は希ヶ崎葵(きがさきあおい)。色がない僕にもすぐ分かった。

彼女は他の女性とは違う。

髪は白く、目も他の人のような黒とは違う。この世に生を受けて初めて普通ではない人間を見た。その衝撃は言語化などできないものだった。それから三年間、彼女以外の何者にも関心が湧かず、心酔状態が続いた。だが彼女と関わることはなく流れるように中学生になった。

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