風のあやかし
東の浜の民は、まじないをほどこした凧に風妖を宿し、風をあやつる風妖の力を借りて、暮らしを営んでいる。
村の少女イトは、風妖をうまく扱えず、役立たず扱いをうけながら、秘密の崖で孤独に風使いの訓練を重ねていた。そのことは、若者の組の大将格であるイツキしか知らない。
いつものように秘密の訓練を続けていたある日、村中の風妖が姿を消し、落ちこぼれのイトの風妖だけが残される。
母校の文藝部誌に投稿した作品を一部修正しています。
村の少女イトは、風妖をうまく扱えず、役立たず扱いをうけながら、秘密の崖で孤独に風使いの訓練を重ねていた。そのことは、若者の組の大将格であるイツキしか知らない。
いつものように秘密の訓練を続けていたある日、村中の風妖が姿を消し、落ちこぼれのイトの風妖だけが残される。
母校の文藝部誌に投稿した作品を一部修正しています。