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異変

まだ、幼い恋だけど、将来を誓い合うほど好きという気持ちが溢れて

止まらなかった。

そう、それは純愛という言葉が相応しい

僕は一人でニヤニヤしながら彼女の事を考えていた。


そうしている間に鷲尾駅に着いたのだ。

「おい!蒼穹降りるぞ」

そう瞬に促され、僕も電車を降りた。

改札を出て大きな噴水の前を通り、徒歩30分で着く

廃屋と言うには不自然なくらい綺麗な洋館にたどり着いた。


そう、僕たちはなぜだかは分からないが、この洋館の庭でいつも

集まり各々好きな事をするのが好きだったのだ、


庭は誰かが手入れしているであろう、いや、してないとおかしいと思うほど、

色とりどりの花が咲き乱れて、それらは綺麗に隅のほうに整理されていた。

庭の真ん中には、白くて丸いテーブルと、椅子が4脚程あった。

いつもはもう一人いるのだが、今日は二人だ。

どこからか心地よい風がいつも吹いていて、気候が良ければ

眠気さえも誘う程だ。


だが、僕はここに瞬と一緒に来たことを後日物凄く後悔するであろう事など

今はまだ知る由もなかった。


「なっ蒼穹お前さ、おやつーとか持ってる?」

「ん?あーあるよ!!」

僕はカバンからうまい棒を数本取り出し瞬に渡すと、またスマホゲームをあの白いテーブルで再開する。


暫くしたら、瞬が深刻な顔をして話を切り出した。

「蒼穹いつだったか覚えている?」

「何をだ?」



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