異変
いつか君に会えたら、僕は君の目を見て言おう
君が好きだと
いつか君に会えたら、僕は君をおもいっきり抱きしめて
キスがしたい、
いつか君に必ず会えるとこの時の僕はまだ
心から信じていた、あの日が来るまでは、、、、
今日も暑いな、僕はいつもの学校から家へ続く道を歩きながら帰っていた。
つまらないので、歩きながら、はたまた電車に乗りながらスマホゲームをする。
それはいつもやっているゲームでとりわけ珍しくもない、
真新しいわけでもない、いつもの戦争ゲーム、そして隣には親友の瞬がいる。
「なー蒼穹、今日もあそこいかね?」
「また行くのかよー」
「いいじゃん、あそこ俺好きなんだよ」
「まーいいけど今日は早めに解散な、明日から俺ちょっと忙しくなるし」
「忙しくなるってなに?」
瞬はやっていたゲームをやめて顔を上げて僕をみた。
「まー色々とね」
「なんだよ、色々って・・・お前まさか、最近付き合い悪いけどもしかして、
彼女出来たのか?」
「まーな!」
と答えながら僕は顔が赤くなるのを感じた、彼女のことを考えたからだ
「は?何それ」
瞬は物凄い勢いで、どこで出会ったのか?どんな子なのか?聞いてきた。
彼女とは女友達の紹介で知り合ったのだが、ありきたりなので余計に言いたくない、
そして、遠距離恋愛なので、まだお互いに会った事がない。
お互いをたった一枚の写真でしか知らないのだ、
それでも僕たちは恋をしてた。