最初で最後の贈り物
誤字脱字が多いと思われます。
時間が飛びすぎて分からなくなるかも知れません
これらのことに注意していってください。
僕はもう話せない。
僕はもう何も聞こえない。
音も言葉も全てを失った。
けど、後悔はしていない。
だって失う前に大事な人に贈り物をすることが出来たから
そう、それは―――
( ・ω・)
僕はもともととても暗い性格で友達なんて一人もいなかった。ずっと一人で本を読んでいて、クラスの人たちと話すなんてことをしていなかった。クラスメイトにも「クラスで1番くらいやつ」と言われていた。僕自身、それで文句は無かったし、別に今の状況が嫌なだけでもなかった。その事実を変え
ようとは思わなかった。それなのに―――
「ねぇねぇ!それ何読んでるの?」
―――それなのに何で最近転校してきた女の子の相手をしないといけないの・・・
「どれどれ・・・・宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』って・・・・・なんか渋いね」
「・・・・・うるさいからどっか行って。」
僕はものすごく暗い雰囲気を出しながらそう言った。それなのに
「え~~だってほかの人たち何か私避けてるんだもん。」
全然へこたれずに話しかけてくる。けど―――
「それは、君が悪いよ。・・・・頼むからどこか行って」
―――けど、ホームルームの自己紹介で冗談で悪口言ったやつを頭から地面にたたきつけて気絶させたりしたやつとはあまりお近づきになりたくは無い。
「だっていきなり「きもっ、死ね」って言ってくるんだよ。それは誰でも怒ると思うよ。」
「・・・・・怒って相手を一撃で気絶させるのもどうかと思うけど。・・・・いい加減ほかの人と話しなよ。」
まぁあの人は自分で熟女好きって言ってたからね。そういう意味も含めてきもいとか言ってかもね。
「・・・・でも、何だかんだ言って私と話してくれるんだね~~。」
「な!?」
女の子が意地悪な笑みを浮かべて言った。
「そんなんじゃないよ。」
「またまた~~そう言って~~」
女の子が意地の悪い笑みを浮かべ、詰め寄ってきた。
「ねぇねぇ、本当はどう思ってるのよ?」
「本当に何処か行ってくれ!」
そう言って僕は女の子を突き飛ばした。
「痛っ!?」
女の子は隣の机にぶつかり、軽く悲鳴を上げた。
「頼むから何処か行ってくれ・・・・」
僕は周りの視線を気にせず、冷たく言った。
「・・・・うん、ごめん。何か私も調子に乗りすぎた。今度からはもうちょっと遠慮するね。」
以外だった。さっきまで何を言っても退こうとしなかった子がこの程度のことで退くとは思っていなかった。
「・・・ごめんね。私うざくて、最低だよね。人が嫌がっているのに無理やり詰め寄って話して、独壇場にして、本当にごめんね。」
「分かってくれればいいよ。あとそこまで自分を卑下することは無いと思う。今のは君の独壇場だったけどちゃんと相手の返事を待ってから返事を出しているし、」
でも、僕が嫌がっているところは無視だったからこれは言っとかないと
「でも・・・・]
「確かに嫌がっている人に無理やり話しかけるのはあまりよくは無いと思う。けど、そこから始まる関係って言うものもあるとは思う。これは本の受け売りだけどね。」
「・・・・・・うん」
彼女はしんみりとした顔で返事をした。
「どうしたの?さっきまでの元気が嘘みたいにおとなしくなって、それだと顔と性格があってないよ。」
「そ、そんなこと無いもん!」
ああ、どうして僕はこんなことをしているのだろう。一人で本を読んで、一人でいろいろなことをするのが至福の時だったのに、どうして。
――――どうして、こんなに楽しいのだろう。――――
「そ、それじゃあ・・・・・・」
「ん?」
彼女がちょっと恥ずかしそうに俯きながら
「これからも何度か話しかけてもいい?」
心配そうに聞いてくる彼女、僕はそれに答えないわけにはいかなかった。
「・・・・うん、いいよ」
「ほ、本当?」
「うん、いいよ」
心配なのかもう一度聞き返してくる彼女に同じ答えを返した。
「や、やったぁ~~」
彼女はガッツポーズを取る。
「これで私にも友達ができた~~」
「ちょっと待って」
「どうかしたの?」
聞き逃してはならない単語が出てきた気がする。
「今、なんて言った?」
「え、え~と、や、やったぁ~~?」
「その次」
「え~と、ああ、これで私にも友達ができた~~」
「それ」
「え?、どうして?」
「僕はまだ友達になった覚えは無いよ。僕はあくまで話し相手になっただけだ。」
「え?でも・・・」
「確かにさっきの話は承諾したけど、友達というレベルではない。友達はまた
別の話だよ。その話は、もうちょっと後の話ね。」
「う~~、わかった。」
ふぅ、何とか納得させることが出来た。・・・・・・ちょっとくらっとしたな
最近多いねこういうくらっとすること、大丈夫だろうけど、
「大丈夫?何か顔が青くなったけど、」
「・・・・大丈夫だよ。たぶん貧血。すぐに収まるだろうから」
僕たちはその後もちょっとくだらない談笑を続けていた。
( ・ω・)
「で、何で帰り道まで着いて来るの?」
「担任にね、「お前たち家が近いからせっかくだからこのあたりを案内してもらえ」って言われた。」
担任めよくもやってくれたな。
「はぁ、しょうがないなぁ、それじゃあある程度は案内するよ。君の家の門限は?」
僕は一人暮らしなので門限とかは無いが、彼女は大丈夫だろうか?
「私は一人暮らしだから大丈夫だよ~~」
娘に一人暮らしをさせるとは親は何を考えているのだろうかこんなかわいい―――ごほんっ
「それじゃあ門限は問題ないね。」
「うん、大丈夫だよ~~」
「それじゃあ、一番近いショッピングモールに行こうか。」
「うん、分かった~~」
こうして状況を見るとデートみたいだなと思いながらショッピングモールに向かった。
( ・ω・)
1F、食品売り場
「わ~~~って案外普通ね。ここ」
「それはね、何が売ってあると思ってたの・・・」
「私はてっきりハリネズミが売ってあるかと・・」
「ハリネズミは食べれないからね?」
「動物じゃないよ~~何かとげがいっぱいあるやつ」
「ああ、ウニね、それみたいなら寿司屋や海鮮丼とかやってる所に行きなよ。」
「じゃあ、あれ!ワニは?」
「そんな凶暴生物食品売り場に置く訳無いじゃないか!」
「え~~けど私は好きだよ~ワニの肉。」
「一般的に食べられている物ではないじゃないでしょ!」
「むむ、じゃあ、スズメバチ」
「だから一般的に食べられているものを選択してよ。確かに美味しいらしいけどさ」
「さ~て、大体回ったし次行こう、次。」
「はいはい、分かったよ。」
2F、服屋
「ものすごくあるね~」
「ショッピングモールだからね。」
「・・・・・わ~~見て~~この服かわいい~~」
「そうだね」
「お、この服君に似合いそう~~」
「本当だね」
「この服、私に合うと思う?」
「似合うと思うよ」
「そう?じゃあ着てみるね~~」
彼女→試着室in
彼女←試着室out
「どう?似合ってる?」
「似合ってるよ」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「どうしてそんな返事しか出来ないのよーー!!」
「ごめん!!僕そういうのはとても疎くて!!」
「こうなったら私がこういうことになれさせてあげる!」
「え?何を、やめてーーー!」
―――30分後―――
「こんなもんかな~~」
「ひどい目にあったよ。」
「けどこれで服の感想を言うことは出来るよになったね~~」
「まぁね。誰かさんのお節介のおかげでね。」
「こら、そこ。皮肉を言わない。」
「あ~はいはい。じゃあそろそろ次の店いくよ。」
「は~い。お騒がせしました~~」
3F、ゲームセンター
「わぁ~~たくさんあるね~。」
「ゲームセンターだもの」
「み○をさんみたいに言わなくても(笑)」
「じゃあいろいろやってみる?」
「うん~」
―――エアホッケー―――
「ふっ」
「てい~」
かっ、かっ、かっ、かこんっ
「まずは私の一点だね~~」
「そんな。ゲームセンターによく行く僕が点を取られるなんて・・・・・・・」
「次々行くよ~~」
かっ、かこん、かっ、かっ、かこん、かっ、かこん
「ふぅ、こんなものかな~~。」
「認めない!僕は絶対に認めない!!」
「次のゲームいこ~~」
―――ガンシューティング―――
「ていっ、ていっ」
「ふん、ふん」
カチッ、カチッ、カチッ
「ああ、死んだ・・・・」
「ていっ、ていっ」
カチカチカチカチ
「あ、ラスボスだ~~がんばるぞ~~」
カチカチカチカチカチカチカチカチカチ
「あ、勝った~~。あ~~楽しかったね~~」
「君は楽しかったかもね・・・・・」
「え?何で?」
「ギャラリーの人たち見てみなよ。」
「・・・・・何かあったのかな?こっちを見てあんぐりと口あけてるけど?」
「・・・自覚無いんだ・・・・」
「??」
「本当に分かってないから言うけど。・・・・・初めてやったのに手榴弾なし、ノーダメージ、全員一発でヘッドショット食らわせているやつ普通いないからな?」
「え?そうなの?このゲーム結構簡単だったけど?」
「このゲームこのゲームセンターで一番難しいって言われている無理げーだったんだけど?」
「へぇ~~、だから君は1面で死んでたんだね。」
「・・・・いくらやりこんでもこのゲームはクリアしたことが無い。」
「・・・・・・まぁいいや、次のゲームいこ~~」
―――ユーフォーキャッチャー―――
「ここをこうして~、この位置でとめれば、ていっ」
「・・・・・・・・・・・・」
がっ、がこん!
「わぁい、取れた~~」
「・・・・君天性のゲームの天才なのかもしれないな。」
「??」
「・・・・両手いっぱいに人形取っているやつが1プレイで2個同時に人形取っているやつなんて見たら他の人たちやる気無くすよ。」
「だね~~「あんなふうに取れないから」とか思うもんね。」
「・・・・・もういいよ」
「持ちきれなくなって来たから、そろそろ出ようか~~」
「・・・・そうだね」
4F、屋上
屋上はとても広く大きなガスタンクが隣にある。ガスタンク自体は回りに大きな柵がある。あれなら問題あるまい。
「わぁ~~きれい~~」
「ここは、屋上だよ。ここで休憩したりするみたいだよ。」
「へぇ~~」
「きれいな風景だよね。いつ見ても飽きることが無いんだ。」
「確かにこれはいつ見ても飽きないね~~。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ここまで一度も途切れなかった会話がここで途切れる。
「「あの!」」
声が重なる。
「「あ、どうぞどうぞ」」
また重なる。
「君からでいいよ~~」
「じゃあお先に。」
僕は「こほん」と咳をして言いたかったことを言い出す。
「ありがとう!!」
「えっ!?」
彼女は唐突にお礼を言われ戸惑っていた。
「人と一緒にいることがこんなにも楽しいとは思わなかった。今日はじめてまともに人と一緒にショッピングしたりゲームで遊んだり、服を見たりしたのは初めてだったんだ。」
「・・・・・・・・」
彼女はその話を黙って聞いていた。だから僕も今まで誰にも話していないことを告げた。
「実は、僕は過去にいじめられていた事があるんだ。」
「・・・・・・・・・」
僕のカミングアウトに彼女は笑うでも同情的な視線を向けるわけでもなく、ただ黙って聞いていた。
「だから僕は最初君が近づいてきたとき、いじめの標的にされたりされると思ったんだ。だから最初は冷たく当たったんだ。その時はごめん」
「・・・・・・・・そう」
「そしてありがとう。僕はとても楽しかったよ。」
「いいよそんなの。」
「僕の言いたかったことはこれで終わり、じゃあ君の言いたいこと言ってよ。」
僕は話をやめ、聞く体制をとる。
「・・・・・私は、」
彼女はここで一度言葉を切り、そして彼女の言いたかったことを言った。
「私は、ここに転校するまでずっと苛められ子だったの・・・・」
「・・・え?」
僕は信じられなかった。多少迷惑行為はするものの悪い子じゃないし、ルックスも悪くない。むしろクラスで一番いいくらいだ。そんな人がいじめだなんて信じられなかった。
「私はいじめに耐えられなくてこの学校に転校して来たの。」
「・・・・・・・・・」
「そして転校してきた時、クラスの人が悪口を言ってきたとき、私は「ああここもだめかな」って思った。けど、君がその人の目を見る目を見たときは私は「ああまだ捨てたものじゃないかも」って思ったの」
「・・・・・あぁ」
僕はその時、悪口を言った生徒を見ていた。とても冷たい目で見ていた。
「だから私はその後、ものすごく無理してその悪口を言ったクラスメイトを頭から、地面にたたきつけたの。」
「何かその行動は思いっきり間違っていたけどね。」
「だね、かえって君を警戒させる形になっちゃった。でたたき伏せた後、私は君に話しかけた。何だか話が合いそうだったから。」
「・・・・・・・・・・・」
そのことに関しては僕は嬉しかった。とても楽しかった。
「もう一度、私は聞きたいの。私は君の近にいて迷惑じゃない?」
「・・・・・・はい?」
「私は調子に乗ったら勝手に話し始めるし、皮肉通じないし、自分が天才なのを当たり前のように振舞うし、・・・・・・・正直いい迷惑でしょ?」
「何を言っているの?」
「私なんて何の為にいるのか分からないし、誰の為にやることも無い。ただ何も無いからっぽな私いて意味があるの――――」
「もうそれ以上言うな!!」
そう言って僕は彼女に抱きついた。彼女は少し抵抗したがすぐに成すままになった。
「君が何のためにいるのか分からないとか、自分はただ何も無いからっぽだとかそんなの―――」
僕はただこの子に―――――僕と同じでそれで、ちょっと前までの僕と同じ子の子に言った。
「―――そんなのこれから考えればいいでしょ!!」
「・・・・・・・え?」
「そんなの自分で考えないと見つからない。自分のやってみたいことなんて探してみればごまんとある。自分はからっぽってそんなの自分自身で満たしてやればいい。」
「・・・・・・そんなこと、簡単にできるわけが無いじゃん!!」
僕の胸の中で顔を隠し、彼女は今までのつらかったことをボロボロとこぼし始めた。
「私が持ってきた筆箱の中身にムカデをたくさん入れられたり、上履きが犬の糞まみれになってたり、給食に土を入れられたり、ランドセルがカッターによって切り刻まれていたり、帽子が川に捨てられたり、親に帰るたびに蹴られ殴られるし――――」
この後の彼女が言っていた事はとても聞けたものじゃなかった。この子がどれだけひどい扱いを受けていたのかがとてもよく分かった。
「――――こんなに汚れてしまっているのに、こんなに醜いものの塊なのに、それでも!!―――――」
「―――それでも僕は迷惑だとは思わない。」
彼女は驚いたようで、顔を上げた。上目遣いで涙目ウルウル、鼻ずるずるになっていてひどい有様だった。
「僕は君とは今日しかいなかったけど今日君とずっと話していて分かったことがあるんだ。」
「・・・・??」
彼女は不思議そうな顔をして見上げる。」
「君は悪い子じゃない。むしろとてもいい子だ。君ほどいい子を僕は見たことが無い。」
「っ!?」
彼女は僕を見上げた状態で目から涙をポロポロとこぼし始めた。そして笑みをつくり――――
「・・・・・・ありがとう」
―――彼女からキスをしてきた。たったの一日、最初は険悪だった仲なのにステップを飛び越えての行為だった。だけど僕はそれを拒否せず、受け入れた。そうでなければ僕も泣きそうだった。初めての理解者、それが近くにいるだけでとても安心した。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
それから何秒間キスをしていただろう。それは僕たちからしてみれば1分、10分、1時間にも感じた。
そうして、僕と彼女は唇を離した。
「・・・・・あげちゃった、私のファーストキス」
彼女が顔を赤くして唇に指を触れながら言った。
「・・・・・僕もファーストキスだったよ。」
「・・・・・そうだったの?」
「うん、だからおあいこだね。」
「おあいこだね~~」
僕たちはさっきまでの雰囲気に戻っていた。
「それじゃあ帰ろっか。」
「うん、そうだね~~」
時計を見たらもう夜の10時を超えていた。もうそろそろ帰らないと明日につっかえる。
けど、帰ろうと思った瞬間僕の感が「彼女を突き飛ばせ!!」と怒鳴ってきた。これが表すのは・・・
「それじゃあ~~―――」
「逃げろ!!!!」
「え!?」
僕は急いで彼女を突き飛ばした。
――――その瞬間、僕の意識は途切れた――――
(・ω・ )
「・・・・・・うっ」
僕は病院の病室で目を覚ました。起き上がろうとしたら、起き上がることができない。無理に起き上がろうとすると全身に激痛が走った。
「つぅ!!」
僕はすぐに力を抜き、ベットにもたれ掛かった。
「!!(ガタッ)」
誰かがベットの隣のイスから音を立てて立ち上がった。
「・・・・・起きてる!?」
ベットの隣まで来て僕の体を軽くゆする。
「・・・・・ちょっと痛いからやめて」
「・・・・・よかった~~」
どうやらベットの隣まで来ていたのは彼女だったようだ。見てみると目を真っ赤にしている。どうやらずっといたようだ。
「ごめんね、あのときいきなり突き飛ばして。」
「いいよ~~、君のおかげで私は入院せずに済んだんだから。」
ん?彼女の言い方に違和感があった。もしかして
「君、もしかして何処か怪我してるの?」
「あまりひどい怪我じゃないよ。」
彼女は足をみせる。怪我していない方の足に傷跡がたくさんあったのを痛々しく思った。怪我いているほうの足は包帯でぐるぐる巻きにしてあった。
「君に比べればかすり傷みたいなもんだよ~」
「そういえば、あの後どうなったの?」
彼女は顔を伏せて
「あのね、屋上にあったガス管が爆発したんだよ。・・・・君が私を突き飛ばした時」
「そうだったの・・・・」
「そして、私はこれで済んだけど近くにいた君は思いっきり爆発に巻き込まれたんだよ。・・・・血だるまで転がっていたときはもう私はだめかと思った。」
「ごめん、心配させて。」
「それで、君はあばら骨5本骨折、両手両足の複雑骨折、内臓の破裂、医師の人が「生きてるのが不思議だ」って言ってたからね。それで、全治6ヶ月だって。」
「まじ?」
「まじまじ」
「それはきついな~」
「それはきついね~~」
大怪我をしたのに僕たちの会話はまったくっていいほど変わらなかった。
「そういえば、僕は何日寝ていたの?」
「丸3日寝てたよ。あの時は大変だったよ~。医師に「今夜が峠です。」とか言われたりしたからね~~」
「・・・・・僕よく生きてるな~~」
医師に「今夜は峠です。」って言われて生きてる人になるなんてここまで危ない状態だと逆に笑えてくるね。
「けど、私は寂しいよ~~」
「・・・・え?」
彼女がちょっと目を伏せながら言った。
「だって、学校での話相手が居なくなるんだもん。寂しいよ。」
「・・・・・・・・・・ああ」
納得した。彼女は寂しいのだ。たった1日しか一緒に居なかったけどやっぱり寂しいものだろう。3日前の印象が強いだろう。
「・・・・学校終わりに来ればいいよ。」
「・・・迷惑じゃない?」
「3日前のショッピングモールの屋上でも言ったけど、僕は君を迷惑だと思わない。」
「・・・・・本当?」
「本当だよ。」
「・・・・・それじゃあ毎日来るね。」
彼女はそっと僕の頬にキスをして帰っていった。
(・ω・)
「・・・・・よっぽど心配だったんだろうな。」
彼女は気が着いていないみたいだったが、目の下にはものすごい隈が出来ていた。それに顔色も悪かったし、髪の毛もぼさぼさ、服も3日前のやつと同じだった。3日間学校にも行かず、ずっと付きっ切りで居てくれた事をとても感謝した。たったの1日で僕と彼女の間にはとても大きな絆が出来ていた。
「すいませ~ん。精密検査の結果が出たので報告しに来ました。」
と、彼女が出て行ってから数分もしない内に医師が入ってきた。きっと気を使って今まで二人きりにしてくれたんだろう。
「すいません、大変申し上げにくい審査結果が出ました。」
部屋に入ってきた医師がとても深刻そうな顔をして入ってきたことに気が着いた。
「・・・・・どうかしたんですか?」
「・・・・・実は君の体のレントゲンをとって見たらこんな物があった。」
医師が持ってきたレントゲン写真を見ていると、
「・・・・何ですかこれは?」
「実は、これは―――――」
「・・・・・・なんですって!?」
どうやら僕の命は長くは持ちそうに無い。
(^O^)
「やっほ~~、来たよ~~」
夕方、彼女が元気な声を出して病室に入ってきた。ちなみに個室なのでうるさいと言われる心配は無い。
「お菓子作ってきたよ~~、食べる?」
「食べるけど、医師ほ言うことを聞いて材料とか調整してきたんだよな?」
「うん、してきたよ~」
彼女が病室に来るようになってから、1週間は立つ。彼女はこの病院では不思議少女と言うことですでに名物化している。あとお菓子の件は彼女はどうやら甘党な様でものすごく甘いお菓子を持ってきたことがあった。それを食べた僕はすぐに血糖値が上がってしまって医師に注意を受けていた。
「血糖値の調整って中年の夫婦みたいだね。」
「まったくだよ。」
「夫婦って言う言葉は否定しないんだ。」
「あっ!」
「ふふっ♪」
彼女は悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
「まぁ、私はそれでもいいけど」
「えっ?」
今一瞬彼女の言葉でドキッとしてしまった。
「・・・・・冗談でしょ?」
確認のために聞いてみる。すると彼女きょとんとした顔で
「え?何で?」
と言われてしまった。
「私、嘘は言わないよ?ただ思ったことを言うだけだもん」
ものすごく嬉しかった。ただものすごく恥ずかしかった。
「え?ちょっ!?なんで顔が赤くなってるの!?」
「いや、今の無意識の告白にやられたんだよ。」
「え?告白?・・・あっ」
今更気が着いたのか彼女の顔が一瞬で首まで赤くなる。彼女は顔を伏せて
「・・・・・・・・確かに今のは告白になるのかな」
「今気がついたんだね。」
彼女は顔を赤くして上目遣いで聞いてくる。
「・・・・・返事は?」
「ん?」
「だから、その、返事・・・・・」
「あっ、そうだね。返事しないといけないよね。」
僕は考え込む。僕は彼女のことが好きなのか?彼女と結婚したいのか?彼女とずっと一緒に生きて生けるのか?さまざまな葛藤が頭の中で巡り巡っていた。そして僕は結論を出した。
「・・・・・・その答えは僕の退院日に言うよ。いいね?」
「・・・・うん、わかった。」
彼女はちょっと残念そうな顔をして言った。
「そんなに落ち込まなくてもいいじゃないか、僕たちはまだ付き合ってもいないし、何しろ出会って1週間も経っていないんだから、それまで自分たちのことを分かり合うことから始めよう。ね?」
「わかった~~」
「素直でよろしい」
こうして、僕たちは医師に「もう寝なさい!!」と怒られるまでしゃべり続けていた。
( ・ω・)ノシ
「・・・・・・・どうしようか」
夜、僕は彼女が出て行った後の病室のドアを見ながらそう呟いた。
「どうやって、彼女に伝えよう。」
僕が病室に入ってまもなく2ヶ月立とうとしていた。医師に聞いたところ、僕は回復が早いようであと2ヶ月で退院することができるそうである。
「僕、何時まで生きられるのだろう・・・・」
2ヶ月前、僕は医師に精密検査の結果を教えてもらい命がそれほど長くないのを知っていた。それをどう彼女に伝えようと頭を悩ませていた。
「ちょっと、風に当たってこよう。」
このままベットで考え込んでも頭が痛くなるだけだと思ったので、僕は屋上に行くことにした。
そ~~っと病室から出て(今は患者は就寝時間)屋上に向かう階段を上る。
「・・・・・・ふぅふぅふぅ」
階段を上ってると自分の体力が落ちているのがよく分かった。この程度の階段で息切れする。
「・・・・・・・はぁぁぁぁ~~」
階段を上りきって一回深呼吸をして屋上への扉を開いた。
外はちょっと風が強く木が揺れていた。僕はその屋上の手すりの所に肘を付いた。
「そういえば僕、”この世から居なくなる”んだよね・・・・・」
僕は体の方向を回して、風が背中から当たるようにした。
「それじゃあ残ってしまった彼女はいったいどうなってしまうんだろう。」
彼女は僕のことをとても思っていてくれる。だから僕が死んでしまったら彼女は悲しむだろうし、僕のことを忘れないだろう。・・・・それは嬉しくもあり、逆に僕はとても辛い。
「じゃあどうすれば彼女は泣かないでいてくれるだろう??」
せっかく死んでしまうなら、僕は笑顔で見送ってほしい。笑顔で見送られたほうが悲しさが薄れるから、一緒にいたことが幸せだったことを忘れずにいれるから。
「・・・・なんか僕別のこと考えてるね。」
最初は僕が死んでしまう事実を受け止めてもらえるかどうかの心配をしていたのに、なぜか彼女の心配ばかりしていた。
「・・・・・そうだ、僕から彼女への贈り物をしよう。」
今までの考えからしてそれはあまりよくないと思ったけど、僕はなぜかそれがいい気がして早速、どんな贈り物がいいか考え始めた。
「写真・・・・・何か違うよね・・」
いろいろ浮かんでくるけど出てくるのはありきたりなものばかりでなかなか容量を得なかった。
「う~~~~~ん」
僕は右腕(右腕は完治しかかってた)を上に上げて何かを掴む動作をした。それで何かが浮かぶとは思わなかったけど
「・・・・・・・・・あっ!」
頭の中に彼女が2ヶ月前に言っていた言葉を思い出し、これで行こうと思った。
だが・・・・・・・・・・
「どうすればいいんだよ~~~~~~」
今の僕には果てしなく困難なことだった。
\(・ω・ )
「やっほ~~、今日も来たよ~~」
「よくもまぁ、毎日これるよね。」
次の日、僕と彼女は病院の屋上で待ち合わせをして会っていた。
「だって、君に会いたいんだもん。」
「・・・・本当に君はいつも直球だよね。」
「ふぇ??何のこと?」
「・・・・・何でもないヨ~~」
「その否定の仕方怪しい~~」
いつも道理の会話を屋上で繰り広げる。周りが迷惑をかけないようにあまり大きな声で話してはいなかったため、他にいた人たちも暖かく見ていてくれた。
「・・・・・・3ヶ月経ったね。」
と、いきなり彼女がそう切り出してきたので僕は返事ができなかった。
「・・・・・・来月、退院だよね?」
「・・・・・・うん」
医師に嘘ついて置くようお願いしてそういう手はずになっていた。
「・・・・・・返事、待っているから」
「・・・それについてなんだけど・・・・」
「え?」
彼女が期待をこめて、反面は恐怖をこめて聞き返してきた。
「・・・・・・あれ、ちょっと撤回してくれないかな?」
「・・・・・・・え??」
彼女が何を言っているのか分からないといった様子で聞き返してくる。
「だから、僕たちまだ結婚できる年じゃないし、まだそういうのは早いと思うんだ。」
「・・・・・・・・」
この言葉のせいで、彼女が傷ついていることは分かっている。彼女が一番いやなことも、恐れていることもこの三ヶ月間のおしゃべりでよく分かっていた。
「だから、お願い、あの告白は撤回して」
「・・・・何で?」
「だから理由はさっき言ったとおりだよ。」
「何で!!」
彼女は僕の右腕を掴んでぶんぶんと振り回した。
「私といるのが嫌だったの!?私といると周りから変に見られると思ったの!?私の体が傷だらけなのが嫌だったの!?私が汚れていて、汚れているから!?それとも―――――」
彼女は涙をボロボロ零しながら最後の言葉を繋いだ。
「――――――それとも、やっぱり迷惑だったの?」
そう言って、彼女は屋上から出る扉から出て行ってしまった。
\(・ω・)/
「・・・・・大丈夫かい?」
「はい、大丈夫ですよ。彼女ああやっていたけど、僕の右腕完治しているの知っていてああやったんでしょう。」
「・・・・まったく無理するねぇ。」
「こうでもしないと僕のやろうとしていることはできませんからね。」
「ほぅ、なかなか考えているんじゃないのか?」
「いやいや、僕はとても単純なやつですよ。」
「・・・・・そうか、君の怪我はあと1ヶ月もすれば直る。・・・・まったくどうすればそんなに早く直るもんなんだか。」
「先生には教えましょうか。」
「ぜひとも知りたいね。」
「やっぱり秘密です。」
「なんだいそれは、がっかりしたじゃないか」
「じゃあ、ヒントをあげます。」
「ほほぅ、言ってみろ」
「では、ヒント:人は人を思うときに一番強くなるんですよ。」
「・・・・・・・・なるほどな」
「あ、わかりましたね?」
「というか、ここ3ヶ月の君を見ていれば嫌でも分かるさ。」
「・・・・・でしょうね」
「それで、準備はできたのかい?」
「いえ、まだです。今日からやり始めます。もしも彼女を見かけたら「検査中だ。明日にすればいいさ」とかいって置いてください。」
「わかったよ。君は放っておけないからね。そうしてやるよ。」
「ありがとうございます。そろそろ中に戻らないと体調崩しそうなので、中に戻りますね。」
「おうよ、がんばれよ!何気なく君たちの事は病院中の人が応援してるからさ!」
「ありがとうございます!」
( ・ω・ )
入院最終日(と、言うことになっている日)僕は彼女に贈るものの最終調整を行っていた。
「ここをこうして、そこをこうすれば、うん、いい感じだ。」
しばらく作業を続ける。
―――――――3時間後―――――――
「できたーー!!」
僕はようやく彼女に贈るものを完成させた。
「ほほう、ようやくできたか。」
「あ、先生」
僕に声を掛けてきたのは僕の担当医師だ。4ヶ月毎日会っていたのですっかり顔なじみになっている。
「どれどれ、見せてみろ」
「はい、どうぞ」
僕は完成したそれを医師に渡した。
「・・・・・ほほう、なかなかの出来ではないか。」
「はい、彼女に贈るものなので張り切っちゃいました。」
「・・・・本当によくがんばったよな。」
「ええ、けど僕、これで―――」
医師は僕の口に指をあて首を横に振った。
「君はまだやることが残っているだろう?・・・・・まだ役目は終わったわけじゃないさ。」
「そういうなら先生、明日僕のお願いしたこと聞いてくださいね?」
「まかせろ!学校帰りの彼女を攫って来ればいいだろ?」
「普通に家まで行って迎えに行ってくださいね?」
「わかってる、ユーモアだユーモア。」
「先生が言うと冗談に聞こえないんですよ。」
「・・・・・・・だけど、お前はそれでいいのか?」
医師はいきなり真剣な顔をして聞いてきた。
「・・・・・・ええ、僕はこれでいいんです。これが僕から彼女への最初で最後のプレゼントになると思うから。」
「・・・・・・そうか」
医師はそのまま数秒黙り込んだ。
「そうか!それがお前が決めたことだったな!!」
「ええ、そうですよ!」
「名残惜しくは無いな!?」
「ええ、名残惜しくは無い!!」
「後悔はしていないな!?」
「はい、してません!!」
「それじゃあ今日はもうゆっくり休め!!・・・・そして、明日にそなえろ!!」
「りょーかいしました!!」
医師が扉の向こうに消えていた後
「・・・・・・ごほっ、ごほっ」
僕はいきなり咳が出てきたので手で口を押さえた。
「・・・・・・・・・・・」
その手には僕の血がたくさんついていた。
「・・・・・・・タイムリミットだね。」
僕にはもう、時間が残されては居ないようだった。
(・0・)
――――――次の日―--―――――
「さてと、何時学校から出てくるかな~~」
僕の担当医師は影から彼女が出てくるのを待っていた。
「おっ?出てきた出てきた」
彼女の姿を確認。ターゲットロックオン。
「今じゃーーー!!!」
「きゃあああああああ!!」
医師はそのまま彼女を担いで病院へと向かった。
( 。A 。)
「で、こうなったと?」
「も、申し訳ない!!」
僕の目の前には床に正座した担当医師と・・・・・その横に彼女が泡を吹いて寝転がっていた。
「でも、ちゃんと連れて来ては―――――」
「黙って正座しなさい。」
「・・・・・・・・はい。」
医師は黙って正座した。
「・・・・・・・・ぅん」
と、ちょうどいい時に彼女が目を覚ました。
「・・・・あれ?ここは?確か私、変な人に連れて行かれて・・・」
起きて、キョロキョロ周りを見ていた彼女は僕を見てここがどこだか悟ったみたいで
「・・・・・あ~~ここって病院か~~。道理で見覚えがあるわけだ~~。」
とのんきなことを言っていた。
「・・・・って、あれ?君今日退院だったんじゃないの??」
彼女がきょとんとして言う。
「・・・・・実は」
「??」
「君に話していないことがあったんだ。」
「え?」
彼女はちょっとびっくりしたようで目がまん丸になっていた。
「だらだら話すのは僕の性に合っていないから言うけど、」
「うんうん」
「僕はもう死ぬかもしれないんだ。」
「え!?」
―――――――4ヶ月前―――――
「実はこれ、ガンが見つかった。」
「何ですって!?」
「君の体がガンに侵されているんだ。」
「そんな・・・・・・」
「しかも2個できている。これはもうあまり長くは持たない。」
「どうにかして、直すことはできないんですか?」
「ほぼ無理だろう。抗がん剤を打ったとしても直る確率は二桁無いかもしれない。」
「そんなぁ・・・・」
「やってみなければわからないだろうが、やってみるか?」
「はい、お願いします。」
「それじゃあ、手術は明日だ。ゆっくり休め。」
「はい、分かりました。」
「・・・・・で?その後どうなったの?」
「手術は成功しガンは無くなった。けど3日後、別の場所で転移が見つかった。」
「他の方法は?」
「1ヶ月抗がん剤を打ってみたこともあったけど、効果が無かった。レーザー治療法も試したけど、だめだった。」
「・・・・・・そんな・・・」
彼女がものすごく深刻そうな顔をした。
「・・・・それで、余命は??」
彼女は一番聞きたくないであろう質問を口にした。
「・・・・・・もう――――」
僕も答えるのが辛い。だってもう―――
「―――もう、何時死んでもおかしくない。」
「!!??」
彼女は両手を顔にして、顔を隠した。泣いているようで鼻水をすする音が聞こえる。
「・・・・・それじゃあ」
彼女は落ち着いたようで、他の質問をしてきた。
「それじゃあ、私の告白を撤回しろって言って来たのはそれが理由だったの?」
「いや、それは違うよ。」
「?、じゃあ何で??」
僕は意味が分からないといった感じでいる彼女にあるものを差し出した。
「?、何?この箱?」
「あけてみてごらん」
彼女が怪しんで箱を開けると中から
「こ、これって!?」
彼女が泣きそうになりながら僕を見てくる。そう、それは―――
「これが僕にできる。最初で最後の贈り物だよ。」
「・・・・・・ばか」
――――それは指輪だった。ただし彼女の指の大きさが分からなかったのでネックレスみたいにチェーンで繋げてあるが
「・・・・・そして、これも」
僕は指輪ともう一つ手紙を渡した。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・これは言わなくても分かるよね?」
「・・・・・何で・・」
「ん?」
「・・・・・・何で私にここまで?」
「何でってそれは決まってるじゃないか。」
僕はまったく動かなくなっていた体を無理に動かし、たっている彼女の前で片膝ついて右手を出してこう言った。
「・・・・あなたのことが好きです。僕と結婚してください。」
「・・・・!!」
彼女は驚いた表情を見えたがすぐに微笑んで
「いいよ~」
と、いつもどおりの返事を返してくれた。
この後僕は病室でたっぷりとおしゃべりして彼女が帰ったあと、静かに息を引き取った。
(><)
――――5年後――――
「やっほ~~~、まった~~?」
「ちょっと遅いよ。5分遅刻だし」
「あはは~~ごめんね~~。ネックレスがどうしても見つからなくて~~」
「そういえばあんた、そのネックレスずっとつけてるわよね?誰の?彼氏の?」
「今は亡き私の夫の指輪だよ~~。彼が作ってくれたの~~」
「・・・・・・そうだったの。ごめんね、変なこと聞いて」
「別にいいよ~~、めそめそしてたら彼に怒られちゃうからね~~」
「そっか、それじゃあ天国に居るであろう彼にこの子はものすごく元気に過ごしている所をアピールしなきゃね?」
「そうだね~~、じゃあいこうか~~」
「そうだね、よしっ、レッツゴーー!!」
「ゴ~~」
ほら?君のおかげで私はこんなに笑えてるよ?やりたいことも見つけたし、友達もできた。君の2つ在る形見の一つの手紙の一言でこんなになれたよ。私はとても嬉しいよ。君が私のことをよく見ていたことがよくわかったから、君のネックレスもとても思いが詰まっててとても暖かいよ。ありがとう。
彼女が彼から貰った手紙にはこう書いてあった言う。
『君はかわいいんだから笑って過ごしてね』
終わり
処女作です。
初めて書いたので勝手が分かりません><
感想よろしくお願いします。
追記
今、気が着いた。この話はぐだぐだだとww