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【共生魔法】の絆紡ぎ。  作者: 山本 ヤマドリ
5章・帰還。 そして、和解。
105/285

魔王達の都市観光③。

 都市の観光を続ける為に冒険者ギルドを後にした俺達は、菊流達が居るはずのドワンゴ親方の武具屋を目指して街道を歩いていたが、冒険者ロベルトとササナの2人から戦争の話を聞いたリリスは最初の頃の元気はすっかり無くなり、トボトボと歩いていた。


「トーラス。 私のして来た事って何だったんだろうね……。

 グロウの言葉を鵜吞みにして戦争を起こした上に、部下からも都合の良い報告だけをされてたなんてね……。 私は情けないよ……」

「リリス様……」


 ユックリ歩きながら後悔の言葉を口にするリリスに、彼女の頭の上に乗っているトーラスも何と言って励まして良いか分からないでいた。


「そう思える事が出来る様になったのなら、今私達との間で起きているこの戦争をまず止める事を考えて、リリスちゃん」

「まずこの戦争を止める?」

「そうよリリスちゃん。 まず戦争を止めるの。 そして魔族と人族との戦争が終わって平和が訪れたら、あなたがどうしたいのか決めたらいいじゃない?

 ねぇ魔王リリス。 あなたはそうやってただ悲し事しか出来ないの?」


 エリアの突き放す言葉なんて今まで聞いた事が無かった俺達は心底驚いたが、その言葉を聞いたリリスは暫く呆然とエリアを見ていたが、自分は励まされているのだと理解したリリスの目に少しだけだが光が戻って来た。


「そう……だな……。

 私は騙されて戦争を起こしたけど国のトップなんだよね……。

 うむ……。 エリア、先程の言葉を心に刻み、もう一度良く考えてみようと思う。 この戦争を止めるのか、それとも続けるのかを」

「うん。 でもね、()()()()早く答えを出してくれる事を願っています。 ねえジュリアさん?」

「……そうね。 もしあなたがこのまま戦争を継続させるなんてふざけた選択をしたら……。 容赦しないわよ?」

「ひぃ! な、なるべくそのような選択をしないように心がけるから、魔力を練るのは止めてくれ!!」


 慌てて両手を前に出して左右に振るリリスの肩にルナサスが手を置くと、静かに微笑むものだから彼女はさらに顔を青く染めていた。


 ==


 街道を歩き続けているとようやくドワンゴ親方の経営している武具屋の看板が見えて来たが、何故か彼の絶叫が辺りに響き渡った。


『菊流! ダグラス! 止めろ~~!! やっと修理したばかりの壁を破壊するな~~~!!!』


 俺達はその親方の絶叫に何があったのか気になり急いで店の中に入ると、そこには菊流が正拳を突き出した格好で固まっている。

 そしてダグラスは大穴の周辺で燃えている壁を黒く光る両手剣で削り取っていた。


「菊流、ダグラス、お前等何やってんの?」


 俺が感情の籠っていない言葉で話しかけると、2人は肩をビクリと跳ね上げてこちらに振り返った。


「と、共也!? これは違うの!!」

「この状況を見ると菊流が壁を破壊したように見えるんだが……。 与一説明を頼む……」

「む? 私が説明するの?」


 与一は菊流をチラリと視線を向けると、彼女は両手を合わせて『言わないで!』と懇願して来たので頷くと、その姿を見た菊流はホッと胸を撫でおろした。


「菊流がドワンゴ親方に調整してもらった手甲を振り抜いたら強力な炎が飛び出て壁を破壊したの。 そしてダグラスが燃えている壁を切り取って消火してる所」

「何で言っちゃうのよ!! と言うかさっき頷いたのは一体なんだったのよ!?」


 俺が訝し気な目で見ていると、菊流は慌てて言い訳を時始めた。


「違う、違うんだよ!? この手甲のメンテを親方にして貰ったから、どんな感じか試しで拳を振ったら火球が出て来て店の壁を破壊しちゃった……の……」


 菊流の言葉尻が次第に小さくなって行くと、俺の肩に留まっていたヒノメがその原因を話し始めた。


「それは私の影響が大きいのかと思われます」

「何ですって? ヒノメ、それはどう言う事?」

「今から説明させて頂きます。

 卵から孵化する為に必要な熱エネルギーを、菊流お母様から頂いたのは覚えておいでですよね?」

「つい先日の事だしね……。 それで?」

「はい、その時に私がお父様とお母様両名の魂と魔力的なパイクラインで繋げたので、今後私の魔力を使用出来る様になった事や、私の魔力の影響を受けて火属性の威力と耐性が強化される事となったのです」

「そう……。 あなたの魔力の影響を受けたから、いきなり私の拳から炎が出たのね……」

「良かったですね、お母さん!!」


〖ガシ!〗


「ムグ!?」


 誉めてもらおうと丁寧に説明をしたヒノメだったが、何故今なのか……。

 もっと早く説明してくれていればこんな事にならなかったのに、と言う想いから菊流はヒノメの頭を両手で挟み込んだ。


「ヒーノーメ~。 何でそんな大事な事を今の今まで私達に言わなかったのかな?

 あなたがちゃんと説明してくれなかったから、私がドワンゴ親方の店の壁を破壊してしまったじゃない! さて、この落とし前どう付けるべきだと思う~~?」

「ム、ムグググググ~~!!」


 頭を挟まれて菊流の顔の前に持って来られたヒノメは、その黒い笑顔を見て体を小刻みに震わせていた。


「はぁ。 菊流、俺が水魔法で消化するよ。 ダグラス少し離れてくれ」

「頼んだ共也。 剣で消化するのはさすがに無理だわ」

「まぁ、削り取ってもすぐ燃え上がってしまうからな……【水魔法・ウォータランス】」


 俺は威力の弱めた水の塊を穴全体に掛かる様に撃ったので、無事に消火する事が出来た。


 無事に消火された事でダグラスを含めた幼馴染達も安堵してこちらに合流したのだが、初めて見る人物が2人も居る事に気付いた室生が、2人を紹介してくれるように俺に頼んで来た。


「共也、俺達の知らない人物が2人いるが紹介してもらって良いか?」

「室生この2人の事でみんなに聞いてもらいたくてこっちに来たんだ……実はさ」

「私の名は魔王ルナサス、魔国の1つを収めている魔王の1人さ」

「はぁ!? 魔王って今まさに人類と戦争している相手じゃないか!?」

「あぁ、違う違う、私はむしろ君達人類と仲良くしたいと思ってる穏健派の魔王だよ」

「穏健派の……魔王? 戦争をしかけて来てる奴とは違うのか?」

「うん。 魔王と言っても色々と居るからね。 まぁ君達の敵じゃない事は確かだから気楽に話し掛けてよ!」

「う、うん? 何だか魔王のイメージが崩れる様な人物だな……。 それでそっちのちびっ子は?」

「…………」


 まずは魔王ルナサスを皆に紹介したが概ね敵意を抱かれる様な事は無かった事に安堵した。

 だが、問題は俺の背後に隠れて服の端を摘まんで小さくなっているリリスだった。


「それでな、俺の隣にいるのが『おい共也とやらさっさと魔王リリス様を紹介しないか! 不敬であるぞ!』……」

「ちょ! 今から紹介するんだから黙ってろよ、トーラス!!」

「ト、トーラス、駄目!」


 リリスが慌てて頭に乗っているトーラスの口を塞ぐが、気付いた時にはもう遅かった。

 鈴達は最初リリスと言う名にピンと来なかった様だが、近くで聞いていたドワンゴ親方は目を見開くと近くに置いてあった自身の愛用の両手斧を手に取ると殺気を放って突っ込んで来た。


「ドワンゴさん、駄目だ!」


 俺達は慌ててリリスを庇う様に背中に隠すと、斧を振り下ろそうとしていたドワンゴ親方に睨まれる形となってしまった。


「共也、退け。 お前を殺したくは無い。 俺はこいつを殺さないといけないんだ」

「ドワンゴ親方、何故あなたがリリスに対して怒っているのは分からないですが、俺達の話を少しだけ聞いて下さい。 お願いします!」

「聞く必要は無い。 それにこいつは戦争を仕掛けて沢山の人間を殺して来た張本人だぞ……。 お前がどうしても退かないと言うなら……」


 不味い。 ドワンゴさんは本気でリリスを殺すつもりだ。


 そして、ドワンゴさんは俺諸共リリスを切り殺そうとして両手斧のを振りかぶった。


「あんた!! 何してんだい!!」


 ドワンゴ親方が今に斧を振り下ろそうとした所に、奥からサラシナさん、リル、鉄志が飛び出して来て親方を羽交い絞めにして動きを止めてくれた。


「サラシナ離せ!! こいつが人類と魔族の戦争を始めた張本人の魔王リリスだ!! リルの両親を殺したのもこいつの部下だ!! 儂はこいつを殺さないと奴らに顔向けが!!」

「ドワンゴ!!!」


〖バガーーーン!!〗


 親方を思いっきり殴り飛ばしたサラシナさんは、飾ってあった武具などに突っ込んだドワンゴさんの前に立つと、拳を突き出した。


「ドワンゴ。 これ以上怒りに任せて暴れるなら容赦しないよ?」

「サラシナ……。 俺は……」


 サラシナさんに殴られた事で頭が冷えたのか、先程までの怒りの表情はなりを潜め普段のドワンゴさんの顔となって居た。


「落ち着いたかい? 一体何があんたにあったんだい、共也の背に隠れている子供諸共殺そうとするだなんて普段のあんたから想像も付かなかったから焦ったよ」

「サラシナ。 共也の背中に隠れている金髪金目の少女、そいつは魔王リリスだ。

 リルの両親が死ぬ原因を作り出したな……」

「……本当にあんたが魔王リリスなのかい? 人類に戦争を仕掛けた張本人?」

「サラシナさん、それは」

「良いの共也、これは私が答えないといけない事だから……。

 確かに私の名は魔王リリス。 今回人類との戦争を始めた張本人だ」

「そうかい……。 やっぱりあんたが……」

「あぁ。 そして今、私は魔力封じの宝玉の効果で、今日1日魔力を封じられている身だから殺すのは簡単だぞ?」

「へぇ。 魔力を……」


 魔力を封じられている事を知ったサラシナさんはこちらに来ようとしていたので、リリスを再び俺の背中に隠して庇おうとしたが、リリスは首を横に振り『余計な事をするな』と目線で訴えかけて来た。

 そしてリリスはサラシナさんの前まで歩み寄ると、腰を折って深く頭を下げた。


「騙されていたとはいえ、今回の戦争を始めたのは私なのだから殺されても文句は言えないけど、この命を取るのは少しだけ待って欲しい……」

「……何故だい? その理由次第ではあんたの提案を聞き入れて上げるよ」

「サラシナ!?」

「ドワンゴ、あんたもこんな小さな娘を殺したくは無いだろう?」

「それはそうだが……」


 命乞いでも無く、ただ今私を殺すのを待って欲しいと言うリリスの言葉に、親方やサラシナさんだけでなく、店の中に居た菊流達も困惑していた。

 そんな中、リルちゃんが頭を下げ続けているリリスに歩み寄ると、優しく話し掛けたのだった。


「リリスお姉ちゃんで良いのかな? どうして今じゃなくて後日なの? その理由を聞かせて?」

「私を殺すのを待って欲しい理由、それは……」


 リリスは別の魔国を治めている魔王の1人グロウに騙された事によって戦争を始めてしまった事。

 そして先程も言った様に、魔力を封じられ街に住む人達と会話する内に自分の考えがおかしいと気付く事が出来た事などを詳しく武具屋に居た皆に話した。

 この都市を回り、沢山の人達と会話して人類は決してグロウの言う様な悪では無いと結論を出す事が出来たのなら、自分の命を懸けてでも戦争を止めると説明するリリスだった。

 最初は俺達が騙されているんじゃないかと訝し気だった皆も。リリスの真剣な顔を見て少しづつ表情が柔らかくなって行った。


「リルの両親が亡くなった事に関しては未だに許す事は出来ん……。

 だが、その両親を亡くしたリル本人がそうやってお前の手を取っている以上、儂等がとやかく言う権利は無い……。

 リル。 お前がそうやってリリスの手を握っていると言う事は、今は命を取らないと選択したと判断して良いんだな?」

「うん……。 お父さんとお母さんが死んじゃったのは今でも悲しいけど、リリスお姉ちゃんが本当にこの戦争を終わらせる事が出来るたなら、許しても良いかなって……。

 お姉ちゃん、本当にこの戦争を終わらせる事って出来るの?」


 リルちゃんは目に涙を溜めて、本当に戦争を終わらせる事が出来るのかとリリスに尋ねた。


 リルちゃん……。 本当なら亡くなった両親の仇を取りたいだろうに……。


「リル。 もし人類が悪じゃないと判断出来た場合は命を懸けてこの戦争を止めてみせる!!」

「分かった……。 じゃあ、戦争が終わったら命を捨てにここに来るんじゃ無くて、遊びに来てくれるなら許しても……良いかな。 ドワンゴお父さん、それで良いよね?」

「お前がそれで良いなら俺からこれ以上言う事は無い……。 リリス、リルに免じてその命、しばらく預ける。

 それと共也達に感謝するんだな、お前を守れるようにいつでも飛び出せるようにしていたんだからな」

「えっ?」


 リリスが顔を上げ俺達が居る方を見ると、ジェーン、マリ、そしてジュリアさんまでもがいつでも飛び出せるように構えていた。


「ふふ、ジュリアさん、あれだけリリスちゃんの事を許さないって言ってたのに、真っ先に飛び出そうとするんだもん」

「う、五月蠅いわよエリアちゃん。 私だってあんな小さな娘がムザムザ殺される場面なんて見たく無いんだからしょうがないじゃない!」

「ふふ。 そう言う事にしておいて上げますよ」

「むぅ……」


 ジュリアさんは頬を膨らませてエリアに抗議するのだった。


「共也、みんな……。 ありがとう……」

「リリス様、良かったですな」

「うん……。 トーラスも私に付いて来てくれてありがとね」


 リリスが目に涙を溜めて俺達に小さな声でお礼を言っていると、ずっと話に入れずに放置されていたダグラス達は、リリスやルナサスをマジマジと見つめていた。

「あなたが魔王リリスなんですね」

「う、うん。 お姉ちゃん達、よろしく……」

「挨拶が言えて偉いわね」

「う、擽ったい……」


 魅影がリリスの頭を優しく撫でた事で、擽ったかったのか彼女は頬を染めて恥ずかしがっていた。


「でもねリリスちゃん。 本当に戦争を止める事が出来たとしても、そこからが大変なのは理解してるよね?」

「うん、分かってる……」


 柚葉がリリスに戦争が終わらせた後が大変だと話を振ると彼女は『分かってる』と力強く頷いた。


「そっか。 戦後処理が一番大変な事が分かってるなら私は信じても良いと思うけど、皆はどう思う?」

「私は今のこの娘の態度を見る限り信じても良いと思ってるわ。

 むしろ魔王グロウの方が私は危険だと思っているくらいだし」

「ラノベの良くある展開だと、黒幕が全戦力で他国を侵略って話になるんだろうが、ここに2人の魔王が居るのに攻めても返り討ちに合うだけだよな……」

「室生の言う事も一理あるけど、追い詰められた悪役は何をして来るのか分からないわよ?」

「そうだよね。

 出来るだけ早くグロウの対策をみんなで話し合った方が良いかもしれないわね。

 リリスと言う都合の良い駒が消えてしまった以上、奴は何かしらの行動を起こすはずよ」


 愛璃の言葉を聞いたトーラスは不安を覚えてしまい、魔国アーサリスの事を心配していた。


「リリス様、魔力の封印が解除され次第アーサリスに戻らないといけない事になりそうですな。

 この者達の言う通り、この戦争を終わらされて困るのは魔王グロウでしょうからな」

「うん、みんな無事だと良いけど……」


〖ペタン、ペタン、ペタン、キュポン〗


「魔王グロウの事ですからリリス様に掛けた魔法が解除されたのも気付いているでしょう。

 奴は必ず何かしらの行動をこちらに起こして来るでしょうが、1日くらいならこの都市に住む人類を見て回っても大丈夫でしょう。 ですから焦らずに行きましょう」


〖ペタン、ペタン、ペタン、キュポン〗 


「だ~~! さっきから私の頭を攻撃している奴は誰だ!!」

「ふふふ……。 会議室で馬鹿にされた仕返し、大人しく私の矢の的となって矢の髪を生やせ」


 与一の放った玩具の矢がトーラスの頭に何本もくっ付いて特徴的な髪肩を演出してしまい、みんな笑うのを我慢していたが、リリスが自分の頭に乗っているトーラスに視線が向いている事に気付き、トーラスを頭の上から下ろして視界に入れた。


「ト、トーラス、お、お前……ぐっ……ふ、ふふ……」


 リリスは見た瞬間吹き出しそうになる口を押えて堪えていたが、トーラスの『リリス様、このオモチャの矢を早く取って下され~……』と懇願された事でとうとう我慢できずに吹き出してしまった。


「ぷ~~~~~!! あははははは、ちょっとトーラスその顔止めて!! あはははは…ひぃ…は、腹が痛い!!」

『あははははははは!!!!』


 そのリリスの笑いが切っ掛けとなり俺達全員は大声で笑っていたが、途中からリリスが笑いすぎて痙攣し始めてしまった。


「きゃあ! リリスちゃんしっかりして!!【ヒール】」


 本当にリリスが戦争を止められるのか心配だな……。

 

次第に打ち解けて行く魔王リリスを書いてみましたが上手く書けているのか不安です…。

もう少し都市観光の話を書いた後は話を進めて行きます。

次回も“魔王達の都市観光④”で書いて行こうと思っています。

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