表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/28

その後の話。新たな日常の1ページ

あれから数日たった。

あの後、イサムは本来行くはずだった世界へ行き、魔王を倒したらしい。

城一個全壊した甲斐があったってもんだ。ハーレム状態だったっていうのは気にくわないけど。

城は直して貰ったのかって? ああ、直して貰ったさ。神々しい神殿みたいな形にされたけど。

部屋もお姉ちゃんLOVEな雰囲気に大改造されてたから、結局自分で直すことにした。

城は元通りに直したし。お姉ちゃんグッズは、捨てたら悲しむだろうから押し入れに入れたし。これでほとんど元通り。

そして今。僕は飯屋でご飯を食べている。

「あんた一応魔王なんだろう? こんなとこで食べてていいのかい?」

隣の客が声をかけてきた。

「店が客を選ばない限り、どこでも食べるさ。それに、どんな高級店でも、ここの味は作れない」

「ここの味がひどいってか? 」

店主に誤解されてしまった。

「違う違う。どんな店でも、その店の良さがあって、その良さは、意図的でない限り、そうそう真似できないってこと」

「なんでそれが分かるんだい? 」

「それが、僕らの良いところだからね」

「なるほどねぇ」

あっ、これから用事があるんだった。早く食べていかないと。

バクバクと味わいながら素早く食べる。お代は先に渡してあるので、そのまま出ようとしたその時だった。

触れてもいない扉が開いた。

そこには、殿堂入りを果たした男が立っていた。

「え……いや……なんで君がいるのさ」

衝撃で動けない。本当になんでここにいるのコイツ。

「そこらにいる人に、魔王はどこだと聞いたらここだと聞いた」

「いやさ、そういうんじゃなくてさ。ハーレム状態だったし魔王も倒したんだよね!? なんでこっちにきてるのさ!? 」

「確かに私はラスボスを倒した」

うん。そうそう。ラスボス倒してハッピーエンド。

「だが、勇者になろうと、女性に囲まれようと、私の心は満たされなかった。そして気づいたのだ! 」

すごい嫌な予感がする。今すぐ逃げたい。予定をすっぽかしてでも今すぐ帰りたい。

「お前という裏ボスの存在をな! 」

やっぱりだあああああ!

「そして女神様にお願いをし、私は今ここにいるというわけだ」

お姉ちゃあああああん!お姉ちゃん何してんのさ! 何やっちゃってんのさ!

ごっめーん! 断りきれなくてついやっちゃった!

お姉ちゃん脳に直接語りかけてこないで。急にくるとビックリするから。あと、謝罪がすっごい軽い。謝る気ないでしょそれ。それと……何してんだああああああ!

「あ、言語については心配ない。ちゃんとこの世界用のカリキュラムは終えてきた。日本語の張り紙以外、まったく読めないし分からないなんて事態にはならないぞ」

「そこじゃないのよ、そこじゃ!」

「そういうわけだから、早速戦おう魔王。強くなった私の力を見せてやる! 」

「なんで君の希望で、僕が死の危機にさらされなくちゃいけないのさ! 」

「お客さん。静かに」

もう、なんで、こーなるのォォォォォ!

眠いから寝る。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ