天才プレイヤーシュウの復活!
第5話で新たに登場するキャラクター
ナオヤ・・・シュウの小学校時代の同級生。シュウに憧れを抱いている。
ハヤテ・・・ラヴァーズの切り込み隊長。俊足巧打型のトップバッター。中学時代は陸上部に所属していたが、ABBに憧れを持つようになり、ラヴァーズに入団した。
翌日、シュウは河川敷に来ていた。
シュウが見下ろすとそこにはハギとハギのチームがノックをしていた。
シュウ「・・・・・」
すると、そんなシュウの様子に気づいたハギが近寄ってくる。
ハギ「あ!シュウ君来てくれたんだ!みんなー!シュウ君が来たよ!」
ハギがチームメイトたちに声をかけると、チームメイトたちもシュウのもとに駆け寄ってきた。
???「その子がハギの言っていたすごい子かい?」
そういいながらシュウに近づいてきたのはゾウ型の動物だった。
シュウ「そうだよ。.....あれ?もしかしてお前ナオヤか?」
ナオヤ「やっぱり覚えててくれたか。ハギから名前を聞いたときもしやと思っていたんだ。」
ハギ「え、シュウとナオヤは知り合いだったの?」
ハギが驚いた顔で二人に問うと、
ナオヤ「そうなんだよ。実は小学校の時のクラスメイトでさ、俺のABBを始めるきっかけを作ってくれたんだ。」
ナオヤは懐かしそうな顔をしていた。
シュウ「まさかお前がこのチームにいたなんて驚いたよ!」
ナオヤ「そうか。とりあえず今から一緒に練習に参加しないか?久しぶりにお前のすごいプレイを見せてくれよ!」
シュウ「そのつもりで今日はきたんだ。久しぶりだからあまり期待するなよな。」
シュウははにかんだような笑顔を返した。
ナオヤ「よし。今日の練習メニューの変更だ!今から8対8の紅白戦をやろう!」
ナオヤがそういうと、チームメイトが散らばり、試合の準備を始めた。
シュウ「そういえばさ、お前らのチームはなんていうんだ?」
シュウはハギに問いかけると、
ハギ「ラヴァーズっていうんだ。まだチームとして発足してから1年しかたってなくって、チームみんながほぼ初心者なんだ。でも初心者なりに、楽しくプレイしているよ。」
シュウ「そうか。ひょっとするとその楽そうな姿に魅了されたのかもなあ。」
シュウは消え入りそうな声でそうつぶやいた。
ハギ「ほら、シュウ君!準備ができたみたいだから早く行こうよ!」
シュウ「そうだね。久々に楽しみますか!」
シュウとハギはグラウンドに駆けていった。
シュウとハギがナオヤに近寄ると、
ナオヤ「シュウはマウンドに行ってくれ!先発を頼むぞ!」
シュウ「わかった。ところでさ、本気を出してもいいのか?さっきハギに聞いたんだがまだ発足してから1年しかたっていないんだろ?」
シュウが心配そうにナオヤに尋ねると、
ナオヤ「大丈夫だ。むしろ本気を出してやってほしい。チームのみんなにABBを教えてやってほしいんだ。」
ナオヤは真剣な顔をしてシュウに伝えた。
シュウ「OK!わかったよ。」
そして、シュウはマウンドに行き試合が始まった。
???「最初は俺だ!シュウ君の実力を見せてくれ!」
そう言いながらバッターボックスに来たのはチーター型のハヤテという子だった。
シュウはハヤテの構えを見た。
シュウ「この構えからして、瞬足型のバッターだな」
シュウはそのように頭の中で考えると、わざとど真ん中にストレートを投げた。
ハヤテ「もらった!!」
ハヤテは待っていたかのようにど真ん中のストレートを打ったが、
シュウ「フッ・・・ニヤリ」
シュウは不敵な笑みを浮かべると、
ハヤテ「なんだこれ。全然前に飛んでないだと!?」
ハヤテの打った打球は、シュウの目の前に転がってきた。シュウは転がってきた球をとり一塁に投げた。
一塁審判「アウト!!」
その様子を見ていた他の選手たちの間に響めきが走る。
???「何だあの球!?今までに見たことのない球だ!」
???「ど真ん中であの威力かよ。本当に打てるのかな?」
チームメイトが驚く中、
ナオヤ「さすがだなシュウ。まだ球はイキイキといてやがるな!」
ハギ「シュウ君はやっぱりすごいな!俺もあんな風になりたい」
ナオヤとハギは関心を寄せていた。
その後も圧倒的な力で抑えつけた次の回シュウに打席が回ってきた。
第五話をご覧いただきありがとうございます!
ついにシュウ君の実力がわかってきました。
ど真ん中のストレートで投手ゴロになるなんて一体どんなパワー、回転数なんだ。
しかし、彼らにはさらなる壁が迫ってきます。
彼らはその壁を越えることが出来るのだろうか?
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続きはまた3日後で。
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新作を書いている小説家 Hayato