シュウの気持ち
第二話で登場するキャラクター・団体
シュウ(現在)・・・明るく陽気な性格なはずだった。その姿はまるで別人のようだ。
シュウ(中学生)・・・明るく陽気な性格の主人公。何やら監督と不穏な空気が、、、?
ハル(中学生)・・・シュウの幼馴染であり親友。すごくクールで頼りになる存在。
ブラウン先生・・・シュウの通う高校にいる数学の先生。すごく熱血教師であることで有名。
ハギ・・・シュウのクラスメイト。シュウをやたらと気かけているようだが、、、?
トウイン中・・・シュウの通っていた中学校。ABBの強豪校として有名。大○桐蔭をモチーフにしていると言う噂を聞くがはたして?
監督・・・ABB強豪校であるトウイン中の監督。シュウと何やら不穏な雰囲気、、、
ササキ・・・トウイン中の主将であり、精神的支柱。監督に対して不信感を抱いている。
ー----現在ー----
アニマル高校
ブラウン先生「よし。今日の授業はここまでだ。次回はデータの分析から始めるので、きちんと予習しておくこと。」
ブラウン先生の声に気づき目を覚ますシュウがいた。すでに授業が終わっており、ほかの生徒が部活動に
行く準備をしている。シュウもその様子に気づき、自宅に帰ろうとする。そんな時、、、
???「シュウ君!一緒に帰ろう!」
そうやってシュウに声をかけてきたのは、同級生のハギという名のネコ型の子だった。
シュウ「またお前かよ。何度も言うように俺はベースボールはやらないぞ。」
冷たい声でシュウが言うと、、、
ハギ「そんなこといわずにさあ。一緒にやろうよ!絶対に楽しいから!」
と、ハギは笑顔で返した。
ここ最近シュウはこのハギ君という子にからまれ、シュウはかなり疲弊していた。
シュウ「もういい加減やめてくれ。俺はもうベースボールをやめたんだ。」
シュウがそういうと、
ハギ「ううん、絶対にやめないよ!シュウ君がまたベースボールをやるっていうまでは!」
シュウ「・・・・・・・」
ハギ君の言葉に対してもはや返す言葉も見つからなかった。
ハギ「ねえ。なにかベースボールをやれない理由があるの?何か悩みがあるの?僕でよかったら聞くよ?」
ハギ君は丁寧な口調でシュウに問いかけるが、
シュウ「お前には関係ない。」
そういいながらシュウは走って帰ってしまった。
ハギ「シュウくん......」
ハギは心配そうにシュウの走る姿を見つめた。
クラスメイト「ハギ君大丈夫?なんかすごく急いでたけど、、、。」
ハギ「うん大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」
クラスメイト「そうだハギ君!君忘れ物してたよ、ほら。」
ハギはクラスメイトから体操着を受け取った。
ハギ「うわ!危なかったあ!完全に忘れてたよ!本当にありがとう!」
ー----シュウの家ー----
シュウはすぐに家に帰ると、そのままベットに横になった。
シュウ「俺はもう絶対にやらない。やりたくない。できるはずがない。」
そういいながら、シュウは深く考え込んだ。
~~~~~回想シーン~~~~~
シュウとハルはともにBBPを目指しABB強豪校であるトウイン中に入学した。
監督「今日のスタメンを発表する。投手、、、ササキ!。捕手、、、シン!。一塁手、、、キヨシ!。二塁手、、、テツヤ!。三塁手、、、タツヤ!遊撃手、、、ショウ!。外野手、、、ユウヤ、テル!。最後は、、、ハル!」
最後までシュウの名前は呼ばれなかった。
シュウ「くそ!またか。なんで俺は選ばれないんだ。監督どうして俺を使ってくれないんですか。」
シュウは監督に尋ねる
監督「お前はまだベースボールを何も理解してないからだ。」
監督にそういわれたシュウは監督に反論した。
シュウ「わかっていないのは監督の方だ!俺はこいつらよりも何倍も練習し何倍も強くなった。練習でもそれは明白なはず。なのになぜだ!」
シュウの言葉が周りにこだまする。すると監督は、
監督「確かにお前は周りに比べたら強い。しかし、お前は自分のことを何も理解していない。だから俺は今回もお前を外した。」
とかなり低い声でシュウに言い放った。
シュウは1年のころからずっとレギュラーだった。しかし、2年の夏から監督にずっと同じことを言われ続け、スタメンを外されていた。シュウはずっと納得がいかなかった。シュウがスタメンを外されて以降、チームは全く勝てなくなった。なおさら、シュウは納得がいかなかった。俺を使えば勝てたのに。ずっとおもっていた。そんな中今回も外され、とうとう我慢の限界が来たのか、
シュウ「監督。もうあなたにはついていけません。退部します。」
殺気を放ったような声で監督にそういうと、シュウは去っていった。
メンバーはシュウを追おうとするも監督に「追うな!」といわれ追えなかった。幼馴染のハルも去っていくシュウの姿を悲しそうな眼をして見つめていた。
そして部長であるササキが監督に
ササキ「どうしてシュウにあんなことを言ったんですか!シュウが言っていることは紛れもない事実でしょう!シュウが出なくなってからチームの雰囲気が最悪になった。試合に全く勝てなくなった。われわれスタメンもなぜシュウがスタメンを外されなくてはいけないのか、いまだに納得していません!なぜ何も言わずにシュウをスタメンから外したんですか!」
ササキが興奮気味に監督に詰め寄る。
監督「その程度のことを気づけないような選手はいらないということだ。私の使命はこのチームを勝たせること。勝つためにあいつは必要がなかったということだ。」
監督はそういうとこの場から去っていった。
ササキ「納得がいかない!あの監督はいったい何を考えているんだ。」
ハル「キャプテン落ち着いてください。僕から何とかシュウを説得してチームに戻ってくるように言いますから。」
ハルはササキにそういった。
ササキ「わかった。シュウのことはハルに任せる。俺は監督に直談判してくる。みんなは先に帰っててくれ!解散にしよう。」
そして帰って行くメンバーたち。シュウを追いかけるハル。監督に直談判しに行くササキ。
続きはまた3日後
第二作を見てくださりありがとうございます。
今回はシュウ君の変わり果てた姿を描きました。
なぜシュウ君はベースボールをやめてしまったんでしょうか。
そして監督がそこまでしてもシュウ君を使わない理由はなんででしょうかね。
次の投稿は3日後になります。
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無難な小説家 Hayato