二十二話 口は回っても頭は回らない
深夜テンションで書き上げたものをねっむい頭で誤字修正したので正気じゃ読み解けない文章がある気がする。
こっちにおいでみなさま作戦、略してKOM作戦の開始である。ちなみに赤い旗はまったく関係ない。
作戦名は今適当に考えた。もちろん目を交わしただけの初瀬さんも作戦名を知るわけがない。
でもやっぱ作戦名って考えるのかっこよくない? かっこよくないですか……そうか……。
とりあえずKOM作戦にあたって懸念事項は三つ。
まず、信じてもらうことが難しい。例えば突然「あなたは数日前から若干洗脳されていて、特定の人物に不都合なことをしないよう誘導されています」って言われて心から信じるひとなどいるだろうか。なかなか少ないと思う。
少なくとも俺は確証が取れるまで可能性を考慮するで済ませる。
それをいったら今見てる世界が夢の中って可能性も、幻覚を見ている可能性も否定できないからな。“有る”ことを証明できても“無い”ことは証明できない……悪魔の証明だっけか。どんな可能性もありえるのだから正直自分の主観こそを信じないと正気のままこの世を生きていけなくなる。
だからこそ、洗脳という見えない可能性を信じさせることは難易度が高い。
次に、洗脳について直接誰かから伝えられた時のためのプロテクトがあった場合。
俺も初瀬さんも自力でたどり着いたからこそ何もなく洗脳の存在を知ったが、彼らには自力ではなく他人の直接的な言葉によって知ることになる。その場合、その教えられた記憶を洗脳の存在を信じるまでに消されたり暴れだしたりするかもしれない。
上月さんと熊宮さんが暴れ出すのはとてもまずい、STR1000で暴れられたらこの前のケイオススピリット戦の再来だし、熊宮さんに至っては理性を失った洗練された戦闘技術が何をしでかすのかわからない。どっちも怖い。
水内さんは弱そうだからどうにかなるっていう偏見を持ってるので多分大丈夫、きっと大丈夫。
最後に、洗脳の存在を知っただけでスキル『洗脳耐性』を獲得できるかがわからない。
今のところ俺の知る前例が二つしかないこのスキルは獲得の条件が不安定だ。
初瀬さんは自分のステータスを見るスキルの機能を手に入れて自分の状態を確認したから、俺は明らかに正気じゃない兵士の瞳を見て怯えで目が覚めたから。
こう考えると俺のケースほど参考にならないものはない。俺の何故か異様に高いPOWのゴリ押しだった可能性すら存在する。
そう考えると初瀬さんと同程度の初期POW値らしい彼らは洗脳を確信するものを用意すれば『洗脳耐性』を得られる可能性がある。
「え、えーと……そうですね……」
以上の理由から、KOM作戦を実行に移しても無計画なので言い淀むということである。
どーすんのこれ。
どうしようもないのこれ。
どうしようもないねこれ。
だんだん面倒になってきた俺をよそに初瀬さんが口を開いた。
「まず、前提。みんな洗脳されてる」
俺の苦悶を薙ぎ払うようにあっさり言ってしまったのだ。
みんなぽかんと口を開けてる。
なんなら俺もフレーメン反応みたいに口を開けてる。
「……と、突然どうした」
「洗脳されてる。私と悠羽は自力で気づいた……クラスメイトの、ほぼ全ての、状態異常一覧に……『洗脳:弱』って、書いてある。私のギフトが教えてくれる。さっき私が、悠羽が麻痺してることに気づいたみたいに」
「そう──」
「悠羽が犯人の一人を掴んだ……接触すらした」
反論を挟もうとしたのかどうなのかわからないが、その上月さんの言葉を初瀬さんが遮ってさらに話す。
長文は苦手だろうに。
ここまで来るとだいたいわかってきた。
初瀬さんは初日の王様みたいなことをしようとしているんだ。
ぺらぺらぺらぺらと小難しい情報をいっせいに言われたら最後に結論の簡単な内容を言われるとたとえ嘘でも飲み込みやすいアレ。
でも最初ほど勢いがなくなった初瀬さんを見るとこう、もう一押し、もう一押し足りないなとなる。限界が近いらしい。
でもこれ俺も苦手なんだよな。
もうあれだな、思いっきり嘘混ぜよう。あとから納得してもらおう。
即興、即興……即興苦手なんだよなー。
俺はニィっと口角を釣り上げた。
「そうですよ俺、黒幕の一人を見つけちゃいまして。ええ、黒髪黒目メガネの男でした。その時疫病神とか呼ばれちゃったんですよ酷いですよねぇ。
あんなお城の中から俺たちを遠足に見せかけて殺そうとしてきやがってねぇ。
そういえば、この世界来てから意外と見てないですよね。そいつらが俺たちを召喚するように王たちを操ったご様子なのですが……そうそう、前回の召喚もそいつらが原因で発生したらしいんですよね。
……え? なぜ前回の召喚かって? あっまっずーい、俺ってば仕入れたばかりの極秘情報漏らしちゃいましたー。漏らしちゃったからにはそれを呼び水にポロポロ水がこぼれ落ちてくるものですよね、ね? やっぱその水も用意しないといけませんね。じゃあ芋づる式に出てきそうなこの情報、件の黒髪の人間についてなのですが……ああ、これはとある方向から仕入れた極秘情報なのですがどーうやらその一人のお名前、タイキヤフキとかいうらしいんですよ……おや、おやおやまだお気づきになりませんか、たいきやふき、やふきたいき、矢吹大樹とどうやら日本人のご様子。あれれー彼、俺たちの仲間じゃないんですねー同郷の人間なのにー。もしかしてー“前回”に裏切ったのですかねー? もしくは、前々回があったとかーね。いやあそれにしても彼はお城で悠々暮らしやがってむかつきますよねーむかつきますよねーではここに情報をトクベツ上乗せです。彼ってば相当な変態さんなのか病弱と有名な第二王女さんを地下牢に閉じ込めて毎日犬の餌を食わせているとかいう噂も……。
地下牢? 地下……あれれ、上月さん上月さんあなた昨晩から朝方にかけて地下で決死の体験をしましたね。うんうん、不思議ですよね。なんであんな空間が王城の地下に繋がってるのか。あれあとから地図を見てわかったんですけど、あの崩落した道の先……実は王城方面なんですよ! 驚きですねーええ、ええ、王城の地下にケイオススピリットなんて発生する可能性盛りだくさんなのに一体なーぜ地下なんて掘っちゃったんでしょうか。ふむふむ、これは解き明かさないと俺たちの命がいずれ危ういのではないでしょうか?
以上をもって彼らが何を企んでるのか知ったこっちゃありませんが疫病神を処理するこの大チャンス逃すはずがないんですよね。洗脳をかけた上月さんに熊宮さん、さらにダメ押しで水内さん! ああこわいこんな戦力に囲まれてしまってはたったの二人程度、本格的に乗っ取られたあなたたちに勝てるはずもございません。
よよよ……かなしいですね……上月さんはここで幼なじみを、熊宮さんは面白いおもちゃを一個失ってしまうのです……。
こんな悲劇を起こさないためにも是非、是非是非御三方にかけられた洗脳をといてみませんか!」
最後にノリノリで笑顔を浮かべつつ、上月さんの手を両手で握った。
長く話しすぎた、喉痛い。嘘八百のために色々思い出したからか『記憶』のスキルレベルがあがった。
「おっおう……?」
嘘にホントを混ぜた方がいいってじっちゃんいってた。ちなみにじっちゃんが言ってたってのも嘘。
だいたい嘘である。よくぞここまで口を回らせたな俺は。
思い返しても洗脳されてるって証拠ほぼ皆無である。
というか何言ってるかよく思い返せない。適当言いすぎた。文法すらまともかどうかわからない。
顔を普段通りに戻して「では」と続ける。
「つまりは皆様にかけられた精神支配のスキルをとかなければ未来はないということですね。では、解いていきましょう!」
くくく……こいつら困惑してやがるぜ……。
頭の中がクエスチョンマークで埋め尽くされてるに違いない……いっそ翻訳ソフトで日本語から英語にして日本語に戻したようなこと喋った方が良かったかと思ったけど十分困惑してくれてるようで何より。
こっからどう解くのか。
状態異常一覧をこいつらに見せる方法などないし、じゃあもう実際洗脳かかってるけど洗脳にかかってると思い込ませてお祓いっぽいことするなりなんなりで解けたと思い込ませるしかないのではないかと。
それで効果があるのかないのか疑問に思うかもしれないが、今まで洗脳があると確信した時に払われてったんだからなんかこう、洗脳解けたーって実感したときに解けるだろ。多分。きっと。
……無理っぽくないか?
まあいい、当たって砕けろだ。
適当に、それっぽいこと……それっぽいこと。
「んえーっと。じゃあこの手を見て……」
「待った」
「……水内さん?」
いつの間にやら真顔に戻っていた水内さんがずいっと手を俺の前に突き出した。
「面倒なことをしなくても、私たちがその洗脳を確信出来ればいいんですよね」
「まあ、そういうことですが」
「できるかは賭けですが……すいません……上月さんのステータスを覗いてくれませんか?」
「……わかった」
水内さんは初瀬さんに指示を出した。
初瀬さんの瞳孔が少し縮んで、少し表情が硬くなった。
言われた通りステータスと状態異常一覧を見たからか……どうやらまだ洗脳の二文字は苦手らしい。
あんなに取り乱してたからね、しょうがないね。
「……」
《不正アクセスを確認》
……!?
おい待てマジかいや待てまてどういうことなの。
なんの脈絡もなく鳴り響いたイレギュラーの通知に、困惑させようとしていた俺が今度は困惑させられる側である。
とりあえず主人公に驚かされまくるモブみたいにマヌケ顔を晒している気はする。
《許可を確認》
《当アナウンスの受信権限者変更……『水内花恋』『初瀬彩奈』『上月颯希』『熊宮幸』『浦谷悠羽』に設定……設定変更前と同様の受信権限者が5人います……設定変更前と条件の変更はありません。変更しますか……設定完了しました》
《『知覚増築』所持者『初瀬彩奈』……機能『虫眼鏡』の一時的共有許可をしますか?》
「…………私? えっと……許可していいの?」
「許可してください」
困惑する初瀬さんに水内さんが促した。
どういうことなんじゃ。
この人なんか使いこなしてないか? あ、でもできるかは賭けって前提にしてたから……でもそう前置きしたんだから偶然じゃなくて必然だった?
「……許可する」
《承諾》
《『上月颯希』……該当者5人にステータスを『知覚増築』機能『虫眼鏡』によって開示する許可をしますか?》
「……許可、します」
初瀬さんがやったからか、少し緊張しながら上月さんが言葉を絞り出した。
《承諾》
《処理を開始します……完了》
俺の目の前に普段見ているステータスとは少し違う画面が映る。
『名前:上月 颯希
種族名:人間
レベル:16
年齢:17
各ステータス値─
HP:2196
MP:60
STR:1028
AGI:20
POW:10
DEX:110
VIT:50
INT:20
LUC:20
スキル─
『筋力Lv.8』『硬化Lv.5』『片手剣Lv.11』『闘歩法Lv.2』『スタミナLv.7』『物理耐性Lv.5』『ショートスリーパーLv.1』『視力Lv.8』『聞き耳Lv.3』
ユニークスキル─
ギフト─
『勇者の器』
称号─
『異世界人』』
『状態異常一覧─
・洗脳:弱(スキル『知名の魅了』)
』
ほーん……ほーん。
スキル数では勝ってる。勝ってるもん。
見覚えがないけど名前からして俺の喉から手が出るほど欲しい感じのスキルが幾つかお見えになってるのですが。
まっまあいいもん、こいつ戦闘系技能だらけだけど俺は『物真似“行動”』とかいう役者? 芸能? 系な技能ありますし、拗ねてませんし?
それはいいとして……おっ上月さんのステータスから洗脳が消えて『洗脳耐性』が増えた。
「すごいね水内……どうやったんだい?」
「できちゃった……」
「えっやっぱりこれみんなに見られてんの? マジ? なんか……全員にこれ見られてるって考えると恥ずかしいんだけど」
「どういう……感性?」
数秒して全員が状況を理解できたのか、わっと場が盛り上がる。
こう見ると幼なじみの初瀬さんに体育会系男口調の熊宮さんに眼鏡っ娘の水内さんに不本意ながら美少女な俺に囲まれた唯一の男性上月さんはなんとも……『勇者の器』……ハーレム主人公を生み出すスキルじゃなかろうな。
ちなみにこの不可解で水内さんすごいっな場面で俺だけ盛り上がってないのには深いわけがある。
察しがいい人ならお気づきだろう……そう!
俺がぺらぺら喉を枯らして喋った意味がぶっ飛んだのだ!
いいことではあるんだよ?
結果的にね、いい方向に持ってけたしね?
こっちの方が確実っぽかったしね。
でも、なんか、悔しい。
ハンカチ口に加えてぐぬぬとやりたかったけど手元にハンカチがなかったのでタオルで代用した。
「ぐぬぬ……」
おっ俺もできたもん。
とか適当なことを考えつつも随分あっさりコトが済んで安堵の息を漏らす。
そんなこんなで俺のテンションはゼロに戻っていた。
そんでもって天を仰いで……気づいた。
「はい、全員……洗脳は解けたでしょうか?」
チラリと初瀬さんに目配せ。
こくんと頷かれた。
どうやら全員のステータスを確認して洗脳の有無を確認してくれてたらしい。
これから先程ついた嘘八百から本当のコトと推測なコト、そしてデタラメ言ったコト、全部を説明しなおしたりしたいことはあるがまずはこれが先だ。
「まあ……本当にかかってたとは思わなかったけどな」
「解けたと思うよ……少なくともこの『洗脳耐性』がある分……少しはマシだろう」
「私も、解けました」
「うん、それは良かったです。じゃあ一回安心したところで次の問題ですね」
「まだあるのか?」
「ええ、盛り上がっててみんな忘れてるかもしれませんが」
そう言って俺はぴっと上を指さした。
「あとほんの数刻もすれば真っ暗ですよ?」
「あっ」
◇
「あっぶねー」
「危なかったな……光源があるとはいえ私たちは初心者だからな、特に私たちの世代で現実でアウトドアに出かける人間は限られてるしな」
「なんとか……暗くなる前にテントの設営は終わりましたね……」
もともと野外で宿泊する訓練が俺たちの目的だ。ついでに俺たちの状況の原因だ。
元からそんな名目だっただけに、最低限のテントなどは背負わされているのだ。
……といっても、今回は班で一人が、今回の場合は熊宮さんが持たされていたわけで、遭難の時に俺たちから熊宮さんだけが一人になってしまっていたら俺たちは仲良く草の上でおねんねしないといけなかったのである。
現代っ子にそれはキツイっす。
いや、VRの中だと何度かあったが、現実というものは大きな危険だけじゃなく、小さくて嫌悪感をもたらす虫というものが存在するし、寒さや雨といったほとんどのゲームだとゲージや数値上だけで表される要素も起こる。一定の生活の水準の上に生きている人間にはなかなか辛い。それが楽しい人も中にはいるだろうし、もしかしたら俺みたいな人間より多数かもしれないけど、俺は無理である。
「でも、雨の心配はないか……」
「……どうしたの、悠羽」
「ああいや、ここまで二十日……いや、十九日間雨が一度も降らないのは不気味だなと思いまして」
「いまさら?」
「む……そんな初瀬さんはいつから不気味に思ってたんですか」
「十日ちょっと、すぎたくらいに……幸が」
「奇妙だって相談を受けたんですか?」
「そう……おかしいよね、って」
現在地は森、そのどこか。暗くて不気味で闇に入ったらもう抜けられなさそうな寒気を感じる……そんな世界から焚き火一つで人の領域を切り取ったこの世の縮図みたいな場所だ。
そんなもんだから、カバンに入った支給の干し肉をかじりつつ、みんなでだべっている。
暗いとどうしても時間が経つのが早く感じるものだ。
現代ではネオンに照らされて星も見えないものだが、ここは木々に隠されて空も見えないのだ。時計もないものだから、ただ暗いとしかわからず、既に深夜零時になったような錯覚を覚える。
明日のためにも早く寝るべきなので、そろそろ不寝番の順番を決めるべきかと思うのだが……まあまだいいか。楽しそうに話しているし。
暗いとといえば水内さんはどこからか本を取り出していたのだ。こんなところまでそんな重たいものを持ってきていたのかと思ってじっと見ていると、『火魔法』で器用に光源を作って読み進めるのだ。
いや待てよ。
「水内さん? あの、その本は一体どこのものなんですか………………聞いてますか?」
「悠羽、悠羽……前聞いたけど、魔導書の写本らしい」
本に夢中になって自分の世界に入ってる水内さんの代わりに初瀬さん答えてくれた。
「……魔導書……? ああ、あの読むと魔法が覚えられるとかいう……読むと魔法が覚えられるのにどうして写本にしてまで読み返すんですかね?」
「花恋は……そういうのが、大好きだから」
かれん……かれんって誰だ。……あっ水内さんの名前か。
俺の記憶力よしっかりしてくれ……危うく人の名前を覚えられない所を見せつけるところだったぞ。
「そうなんですね……ところで初瀬さん、俺とばっか話してていんですか? 上月さんと会話しないんですか?」
そう聞くと、初瀬さんは俺の顔の横に口を近づけて……ふと気づいたように上の方に移動してネコミミにコソコソと話し始めた。
わかるよ。
ケモミミ相手だと一瞬耳の位置を間違うよね。
「……颯希が……来るのを、待ってる」
「あ、あらぁ……」
「……何その返事」
「いえいえ、いいんですよ? ……こういうのは応援したくなりますよね、ふふふ」
チラッと上月さんの方を見ると、熊宮さんに稽古をつけてもらっているようだ。
いつの間にそんなことを始めたのか、暗いのによくやるよ。
近接格闘の“柔”についてやるとどうしても体が密接するものだ。俺の耳に顔を寄せているせいで表情は伺えないが、きっと初瀬さん、嫉妬してるなこりゃ。
初瀬さんに久しぶりに人間らしさが戻った気がする。思えば洗脳を知ってからずっとどこか、初瀬さんを演じてる初瀬さんといった雰囲気があったのだ。内に留める恐怖という負の感情を抑え込むように。だからか、あの石造りの迷宮の件を除いて負の感情というものが薄かったのだ。
しかし今は、むむむ……と負のオーラが漏れるくらいには正常な感情に左右されている。これがどれほどいいことなのか本人が気づいているか気づいていないかはさておき、少しは救われてくれただろうか。
そうだったらいいな。
2話連続で悠羽の長文に頼ってる気がしなくもないけどあれ以上の内容が思い浮かばないのでヨシッ!
致命的なミスを発見したためステータス修正したけど多分気づかれないからヨシ!!




