今日も今日とてトレーニング
「いーちっ、にーぃ」
心地の良い風が吹く、秋晴れの空の下。少女たちの活発な掛け声が響く。
「さーん、し、ぃ……」
公園の鉄棒にぶら下がり、懸垂する体操着の少女が二人いた。
「ごー、ろーく。しぐれ、頑張れ!」
「う、うん。まりあちゃんっ。はーち、きゅうぅう……っ」
数を重ねるごとに息を切らし、苦しそうにしながらも、互いに互いを励まし合う二人。
額には汗をかき、筋肉は軋むように悲鳴を上げる。それでも少女たちは笑顔で、どこまでも楽しそうに。
「「じゅうっ」」
二人の声が重なって、揃って地面に着地。
目標達成! と喜色満面にハイタッチを交わすと、示し合せたようにスクイズボトルを掲げ持つ。
「美しい筋肉のために!」
「えっと、わたしたちの友情に?」
乾杯よろしくボトルを打ち合わせ、ぐいっと豪快に煽り飲む。
よく冷えたプロテインが喉元を滑り落ち、五臓六腑に染み渡る秋晴れのような爽快感。
「「ぷはあっ」」
二人揃って豪快に飲み干し、そして笑い合う。
力溢れる勝利の味がした。
了
読了ありがとうございました。「筋肉少女まりあ☆マッスル!」は、これにて一時完結です。
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また、次の作品でお会いできることを楽しみに、創作に励もうと思います。




