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閑話:洋服作り、裏での苦悩~ブラとパンツの必要性~

 マドレア村で少女二人のお洋服を作ることになったエルーシャです。男装中なのでエルフリードです。でも最近段々また呼び名を短縮されはじめているので偽名の意味がなくなってきている気がします。

 ……エルって呼びやすいんだろうし愛称呼びは親しみが込められてる感じで嬉しいけど、エルーシャもエルフリードもそこまで長い名前じゃないと思うんだけどなぁ……。せっかくつけた男装名なのになぁ……。呼ばれなくてちょっと寂しい。


 まあそれは置いておいて、洋服を作ることになったんだけど……ここで私はある深刻な問題に直面していた。








 それすなわち、下着は作るべきか、作らないべきか!?







 という大問題である。

 断じてふざけてなどいない。これは重要懸案事項である。



 まず、エキナセナだ。


 エキナセナはずっと獣の姿で行動していたわけで、服以前に下着すら着用していなかった。今はパンツくらいならお気遣いの人アルディラさんの事だから自分の新品を貸しているかもしれないけど、それでもブラがサイズ的に無理。

 残酷な真実だが、アルディラさんの謙虚なふくらみを優しく包む下着ではエキナセナのそれなりな双丘をカバー出来ないのだ。正直おんぶしてる時とか柔らかいふくらみがぽわぽわ当たっていて、サイズを聞く前に否が応でもなんとなくわかっちゃったんだよねぇ大きさ。なんせ生乳。

 本当にポプラに背負わせなくてよかった。本当にポプラに背負わせなくてよかった。もし背負ってたらきっと彼は必要以上に前かがみになって歩いていた事だろう。



 そしてコーラル。


 彼女の方はと言えば、ぱっと見でも分かる年と背丈にに似合わぬあのビックバンボイン。今は若いからいいけど、年取ったら絶対垂れる。……いや精霊だからどうなんだろう? でもちゃんと今からサイズにあったブラをつけてないと、将来困ると思うんだ。それに走る時とか絶対下着無しじゃ痛いってあれ。ゆっさゆっさ揺れるって。肩だって凝るだろうし。

 この世界だと基本的に下着は下だけ、上は無しなんてのもざらなんだけど、ルーカスでは私がそれを許さなかった。作ったよ、作ったよみんなの下着を。実をいうとルーカスでの一番の私の収入源下着だったよ……!



 前置きが長くなったが、そういうわけで私としては是非とも彼女らに下着を作ってあげたい。しかし忘れてはならないことがある。…………今の私は俺であって、男なわけで。

 服を作るためのサイズをきくのは職人だからギリギリOKだとしても、下着はアウトだ。セウトの余地も無くアウトだ。変態のレッテルを張られ、明日から私は虫を見るような目で蔑まれることだろう。……いや、職人だからで通せばなんとか……いやでもなぁ……。


 そうしてうんうん思い悩む私。


「どうすれば……!」


 思春期の女の子だし、下着って絶対必要だと思うんだ。もちろん大人だってそうだ。ノーブラの方が乳でかくなるなんて話も聞くけど、たとえ本当でも型崩れの心配がある。


 胸はな、重ければ重いほど垂れんだよ。


 とにかく私はどうすればいいのだろうか。目算と服のサイズから下着を作って渡せばいいのか、それともサラシくらいはした方がいいと進めるべきか……!






 結局。


 コーラルにはアンダーだと言ってブラと一体型のタンクトップを。エキナセナにはチュニックの下の胸の部分に伸縮系の素材を縫い付けて、チューブブラっぽくすることで妥協案とした。

 渡してからしばらく変態と言われないか心配していた私だったけれど、喜んでくれただけで特に何も言われなかったのでとても安心している。ピュアないい子達で助かった。






 そんな私の洋服作りの裏話。




 








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