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第48話:寝耳に水、4リットル

 時間はイシュタルと王国の王都クラウディアの王城の一角で美少女だらけのお昼寝大会が開催されるより少し遡る。

 すぐ隣の区画にある小さめの食堂でに4人の少年が食事をしていた。


 女の子部屋と異なり食事会の形式をとって、主催側の2人が客人の二人をもてなしている。

 給仕のメイドたちは微動だにせず、必要なときに必要な動作だけをする。


 形式こそ守ってはいるが、そもそもこの場にいる4名は皆いくばくかの血縁関係があり、昨年まで僻地の村で暮らしていたトーレス以外は面識があった。

 そのため、会食はトーレスをユーリが紹介するところからはじまったのだ・・・。


------

(ユーリ視点)

「いやー僕驚いたよー、ユーリがおとといの祝宴でつれていたあの女の子、君の妹なんだって?」

 ハルベルトはなぜ驚いたのかを伝えないままでトーレスにたずねた。

 ハルベルトはハルト様とすこし性質が似ていて、茶目っ気が強い。

 わざとボカしてトーレスを困らせようということなんだろうが、トーレスも穏やかそうに見えて意外と

したたかなところもあるので、対応を任せてみる。

(将来ホーリーウッド家の重臣かつ、僕の義兄になる予定の方だしね、お手並み拝見といこう。)


「わが妹のことをお覚えいただけるとは光栄の極みにございます。」

 トーレスの回答にハルベルトは意外そうな顔をした上で、うれしそうに笑った。

「君は、僕と同い年だってね?」

「はい殿下」

 他愛もない会話だけれど、ハルベルトはトーレスに興味を持っている様だ。


「惜しいね、あと3年早く出会っていれば、君を学友にしたかった。そうすればあのかわいい妹君や美しい姉君とも関われたというのに」

 と、女好きを公言する彼は、少しナンパなことを言った。

「兄上、その様な軽薄なことを仰るとキャロル義姉様が泣いてしまわれますよ?」

 と、リントが笑いながらハルベルトを嗜める。


「うん?どうしてキャロルが泣く?むしろかわいいものが好きなキャロルや血のつながった姉妹を欲しがっているサリィのためだというのに・・・、そういえばリント、あの妹君の方はリントの好みのタイプだったな?ユーリが会場を去るまで宴の間中目で追いかけて居たじゃないか。」

 意地悪そうに笑うハルベルトの言葉に、リントは真っ赤になって汗をかきながら反論する。

「な、兄上!そういった話ではなく、失礼ではないですか!アイラ嬢はそもそも、ユーリさんの、その、婚約者候補という話ではないですか!」 

 リントは確かに前世でも、アイラに対して一目惚れに近い想いを抱いていた。

 好みというのはなかなか変わらないものだと思うので今生の彼もおそらくアイラのことを気に入っているはずだ。


「で、ど、どうなのです?ユーリさんはアイラ嬢とはうまくいっているんですか?」

 うん、間違いなくアイラのことが気になっているみたいだ。

 でも彼女は僕とカグラの大事な人なので僕をかわいいと言ってくれる従兄殿相手でも身を引いて差し上げるわけにはいかないんだ。


「はい、順調に愛をはぐくませていただいております。出自を明らかにできないということ以外の問題は今のところありません。できれば両殿下にも温かい目で見守っていただければとおもいます。」

 自分よりも幼い男に見守る様に頼まれて否やといえるものはここには居ない、居るとすればそれは僕の隣の未来の義兄トーレスだが、トーレスはアイラが認めた僕のことを全面的に認めてくれているし、彼自身もその目で僕の人となりを見て、将来使えるにふさわしい主君になりそうだと、既にその剣をささげてくれている。


 トーレスは特に傑出した才能は無いのだけれど、全体的にムラの無い器用な才能を持っており、あらゆる業務の補佐ができそうだと、メロウドや父が太鼓判を押す結構な逸材だ。

 剣も、鍛えれば軍官学校で中の上か上の下に食い込める才能があるし、座学を苦にしない、何よりも血縁で年の近い男性であるので既に未来の重臣の筆頭格となっている。

 ゆえに僕のほうからも、彼に対しては敬意と信頼を以って接し、絆を育んでいるつもりだ。

 もしも将来前世の様に、アイラだけでなくアイリスまでも娶ることになった場合が大変そうでもあるのだけれど、今のところアイリスから僕へのそういったアプローチは無い。



「ユーリ、僕の方が口調を合わせているのだから、君ももっと普通にしゃべってくれて構わないんだ。僕達は従兄弟同士なのだから。リントも、ユーリは年下の従弟なのだから、もっと歩み寄りなさい。トーレス、君もだよ?」

 ハルベルトの言葉に全員で頷く。

「わかりました。ですがやはり、自分はつい一年足らず前まで、僻地の村に暮らしておりましたので、この様な席でも気後れしてしまいます。」

「そうか・・・だが忘れないでくれ、僕の妹と婚約者は君の姉と妹のことをいたく気に入っている。当然君にも大いに興味を持つはずだ。なにせあの美しい姉妹の唯一の男兄弟・・・あの姉妹を正当に娘や姉や妹と呼ぶためなら、君にエミリーを差し出しかねない状態なんだようちの女衆は・・・だから、だ・・・まずは肉を食え、肉を!」

 そういうとハルベルトはメイドに命じてトーレスの前に新しい肉を持ってこさせた。

 脂の少ない肉にリンゴとクルミ、その他香辛料で作られたタレのかかったステーキだね、

 魔獣肉ではなく牧畜で生産された牛肉だ。


 畜肉は魔物肉と比べると幾分か高価で、中でも牛はいくつかの効能があるとされるため人気がある。

 有名なのは出産後の女性に食べさせることで体力の戻りと乳の出がよくなるといわれている。

 ほかには、脂身の少ない部位を食べることで筋肉をつけやすいとかいわれている。

 今ハルベルトがトーレスに肉を進めているのは筋肉をつけさせるためだと思われる。

 トーレスは現在13歳だが、それなりの筋肉質、もう少し筋肉がつけばエミリーの好みの肉体になるだろう。

 つまりはそういうことだ・・・。


「ハルベルト殿下、トーレスはホーリーウッドの重臣候補です、もし本人が縁組を希望するならわれわれがしかるべき相手を見つけます。まぁそれ以前に彼の周りには素敵な女性が多いですから、きっといつか自分で女性を選んで連れてきます。殿下が誰を彼に進めようとしているかは存じませんが、殿下がそれをしてしまうとそれは命令になってしまいますからできればお止め頂きたい。」

 と、やはり少し他人行儀な口調のままで、ハルベルトに伝えると少しムッとしていた。


「ユーリ、僕は何もエミリーを娶れといっているのではなく、エミリーとト-レスが出会った時にエミリーが彼に好印象を持てばいいと思っているに過ぎないよ?僕もトーレスが気に入ったからね、エミリーとは昨日までほとんど話したことが無かったが、あれだな、年相応に子どもらしい妹というのはなかなかかわいいものだな?サリィは無論目に入れても痛くないほどかわいいが、お利口に過ぎる。そのサリィが珍しく父上に強請ねだっているのが何かと思えばエミリーたち3人を呼び出すことだったのでどうなるかと思ったが・・・僕もエミリーがかわいい妹だと認識できた。母親が違えども、なんとなく父上の面影があるからかな・・・」

 途中でどんどんやさしい表情に変わっていくハルベルトに僕も少し警戒心を緩める。

 別に命令や無理強いをするつもりは無く、自分の気に入った人同士が少しでも良い印象を持ってくれればということに過ぎないらしい。

 ただ何にしても・・・。


「ハリー、君の気持ちはわかった。でもどちらにせよ今トーレスにたくさん肉を食べさせるのには反対だ。あと3時間もしたらその初対面になるというのに、そんなにすぐに筋肉には変わらないよ、それどころか肉で膨れたみっとも無い腹を見せることになりそうだ。」

 そういってやるとハルベルトは失念していた、という表情を浮かべて、メイドに肉を全員に分ける様に指示を出しなおした。


---


 さらに少し時間が経った。

 僕たちは食事を終えてお茶を飲みながらの歓談を楽しんでいた。

 サリィの提案らしいけれど、先に子どもたち同士、男女それぞれで親睦を深めあうというのはなかなかにいい試みであったと思う。

 特に緊張しやすいトーレスはすっかりハルベルトに気に入られていて、だいぶまともに話せる様になってきている。


「いやーそれにしてもトーレスは本当に最近まで僻地の村に住んでいたのか?そうとは思えないほど見識がある様だ。これは親類として自慢したいものだな」

 そういって上機嫌に笑うハルベルトにトーレスは遠慮がちに答える。

「いえ、ハリー様にお褒め頂くほどのことでは、もしお褒めいただける程度まで自分が学べているのであれば、きっと両親の教育が優れていたのでしょう、うちにはもっと優秀な妹がおりますから。」


「謙遜するな、しかしあのユーリの想い人はそんなにも優秀なのか?」

 トーレスの答えを受けてハルベルトは僕に向き直って尋ねてきた。

「そうですね・・・」

 僕は頭の中にアイラを思い浮かべてみる。

 外見は間違いなく優れている、あの超絶美人のサークラの妹であるし、母親のハンナは今生で始めて出会ったが、やわらかい笑みをたたえた美人さんで、とても僻地の村の村長の嫁程度で納まる器ではなかった。

 そのどちらにも顔立ちが似ているアイラは、前世でのずっと未来に大陸中の人々から国母として信仰されるほどサテュロスに貢献し、人々から愛される人物になった。

 人柄も実力も容姿もすべてが並外れているアイラは間違いなく優秀である。


 あの金髪は指で梳っているととても幸せな気持ちにしてくれる。

 あの熱い魂を宿した金の瞳と真っ赤な唇は僕の理性を奪いむしゃぶりつきたくさせる。

 理性的な言葉を、あるいは情熱的な言葉を紡ぐその声音はまるで砂漠に落ちる清水の様に僕の心の中にスッと入ってくる。

 アイラの魅力は僕だけではなくてたくさんの男性を惹きつけていたけれど、それだけではなくって、たくさんの女性をも虜にしていた。


 前世において僕は、ホーリーウッドの、イシュタルトの、あるいはサテュロス連邦のために多くの女性を側室に迎えた。

 そのすべての女性が最後までアイラへの敬意を忘れなかったというか、アイラがいるから僕に嫁いだという女性までいた始末だったが、彼女の持つ魅力はそれほどに大きかった。


「アイラが持っている才能は僕のそれをはるかに凌駕しています。彼女はウェリントンという僻地の村にあってなお紅茶の生産法やソペ・ソルなどの調味料の改良、食品作物の新しい栽培法に堆肥の作成や腐葉土の利用といった試みを成功させています。」

 まぁ本当はどれも前世でアイラやカグラが関わって成功させたものを先行導入したのだけれど、そもそもあの二人がいなければそういう試みすら発生しなかったのだから早回ししても良いだろうとエドガーさんと話し合って実施したものだそうだ。

 エドガーさんはすでにアイラが前世でアイラをやり遂げたことを聞いているので、今よりも更に幼い彼女に小さな畑を一面与えて、いろいろな農法の再現を許していた。

 今はその中でも管理の難しくないものをウェリントンで行っている。


「えっと・・・まだ6歳だときいているけど?」

「はい、子どもの発想力の豊かさですね、森で遊ぶうちにいろいろ思いつくことがあった様です。それらの新しい農法は今はまだ2年ほどしか試していませんが、何箇所かの農場でも導入して試して効果が出ています。継続して効果が出れば徐々に広めてみようと思っております。」

 まぁ僕も現状子どもなので、街育ちと村育ちの違いなのだろうと強調しておく、まさか生まれ代わったり生まれなおしたりだとは思いつかないだろうけれど。


「発想できるだけでもすごいが、幼くしてそれを実現できる才覚を持っていて、その上あの美貌か・・・、ユーリは良い娘を見初めたな。」

「ありがとうございます。本当に素晴らしいご縁を頂きました。」

 ハルベルトはすでにキャロルとの仲が非常に良く、口ではハルト様譲りの女好きを公言しているが、実際には一途な方で前世でも自ら求めたのはキャロルだけで、その後政略結婚で現在のドライセンのグ族系シウ族の特徴を持った獣人の姫ステファンを側室に迎えるにとどまった。

 側室を迎えたあとは、しっかり両方を同様に愛し、3人の仲は非常に良かったのだから、彼は女性を大事にできる人だと、僕はすでに知っている。

 そんな彼にアイラのことをほめられたのだから、それは素直に誇らしいことだった。


「リントにもアイラの様な才能ある娘や、そうでなくてもリントを支えてくれる様な嫁が取れると良いのだがな・・・。」

 そういって、ハルベルトは優しい眼差しで弟を見た。

「兄上に言われずとも僕もふさわしい嫁をいつか迎えます。」

 そういってむすっとするリントも顔立ちはかわいいし、きっと王族でさえなければ普通に恋をしてかわいいお嫁さんを貰ったのだろうけれど、彼の立場ではなかなか難しいだろう。


「リント、お前は素直でかわいい弟だ。きっといつか良い嫁が見つかる。」

「自分もそう思いますよ、ハリー様もリント様もお話していてとても気持ちの良い方たちだと感じました。」

 トーレスは気を使うほうではあるけれども世辞は言わない、本当に彼らのことを好ましく思っているのだろう。

「それはこちらの台詞だ。君の様な良い友を得られて僕はうれしい、今日は良い日だよ。」

 同い年の友人を手に入れたハルベルトも上機嫌だ。

 余裕ぶっているが、あれは内心かなりうれしい様だ。

 王族故か真に友人と呼べる人間は少ないのだろう。


「それにしても残念だったのはグレゴリオとオルガリオだな、せっかくこのトーレスの様な男と友人になれる好機だったというのに・・・」

「グレゴリオ王子とオルガリオ王子はどうされたので?」

 ヴェル様の側室の子二人の名前がでてきた。

 そういえば先ほど3人ともに声をかけたという話だったのに女の子部屋にエミリーは着ていたがこちらにはハリーとリントしかいない、少し気になってはいたのだ。


「グレゴリオの方は、母親の実家が僕たち3兄弟を目の敵にしているからな、そのせいだろう、あれは僕たちのことを嫌っている。オルガリオのほうはまだ幼いので矯正可能だと思うんだが、母親の父親セラディアス元公爵がちょっと残念な方でな」 

 セラディアスは現国王ハルト様の弟の一人で元公爵だ。

 イシュタルト王国の公爵位は少々特殊な継承方法をとっていて世襲できない、というか押し出し式になっている。


 基本的に当代の国王様の皇太子以外の息子たちを公爵位に置き、四フィールド家と呼ばれる四侯爵領と王家直轄領に跨る領地の管理を預けられた伯爵家の純利益の約2割を年金として受け取る様になっている。

 王が代替わりするまで公爵位に置かれ、代替わりすれば次の王の子に爵位を譲り隠居する仕組みになっている。

 要は公爵位を増やしたくないので公爵であるうちに老後の資金を貯めるか、不労所得があるうちに仕事なり趣味なり見つける様にしなさいという制度だ。


 王子の数が4以上の時には公爵位に置かれた子の取り分が1割5分となり、それらを足した分をあぶれた子たちで分配するほか、王家の予算からの出費で養われるし、逆に3人以下の時は、公爵が封じられていないフィールド家の利益の2割を国庫に充当するという。

 ただ不思議なことにどれだけ側室をとっても、皇太子を除いて男子が5人以上生まれることはほとんど無いらしい。


 現在4歳のオルガリオの母の父セラディアス・イシュタルトは4フィールド家でもっとも豊かな領地を預かる西のフィールド家、ザクセンフィールドの禄を食んでいた人物だが、金遣いが荒く、あと数年で貯金が尽きるらしく、前世ではオルガリオが公爵位になったときに得られる財産を勘定にいれて散在を続けたため子孫3~4代は贅沢に暮らせるはずの貯金をわずか20年ばかりで使いきってしまったという困った方だ。


「昨日離宮にいるオルガリオの母にオルガリオを今日の集まりに参加させないかと打診したんだが、ちょうどタイミングの悪いことにセラディアス元公爵が孫の顔を見に来ていてな簡潔に言い換えるなら「貴様らが参加してほしいなら参加させても良いがオルガリオに着せる盛装を用意するのに金が必要なので最低でも金判で3枚よこせ」と回答したそうだ。伝言に送ったメイドも賢いのでな、こちら側で衣装は用意すると申し出たのだが『貴様らがオルガリオを貶めるために不相応な格好をさせるかもしれないから金をよこせ』とより端的な金の無心に代わり、そもそも公式な会ではないので僕たちも略式の服だと伝えたら『なら孫を貸し出す代金として金判1枚だ!』だそうだ。メイドが困って一度戻って伝えてくれたんだが、セラディアスの爺に渡す金は無いという判断で、ならば参加しなくていいと返事したら最後は『金貨2枚にまけてやる』といってきたそうだ・・・。」


 それはまぁなんというか、エリートである近衛隊の初任給でも50万ナーロだというのに、王族とはいえ、4歳の子どもが食事会に行く服、しかも準備期間は翌日の昼までだというのに服を仕立てるから300万ナーロよこせといってくるとか、少々じゃなく無茶があるね。


「おじい様は近いうちにセラディアス元公爵を捜査し、イシュタルト姓を剥奪なさる予定だとおっしゃっていたよ、方々でイシュタルトの姓を使ってあくどいことをやっているらしいんだけど、今回の言いようで確実に金のためにやっていると感じたからね。」

 と憎憎しげにハルベルトはつぶやいた。

「その場合オルガリオ王子の扱いはどうなるのです?」

「母親であるオリヴィアまではたぶん許されるけれど、一族のほとんどは刑罰をうけるか、教会に入れられるかだね。」

 オルガリオには累を及ぼさない予定らしい。

 あの子はなかなか真面目で可愛がり甲斐のある子だから、助かる様で安心した。


「その様な大事をおっしゃってよろしいのですか?」

 トーレスは少し困った顔でハルベルトにたずねる。

 確かに元とはいえ公爵で、イシュタルト姓を名乗っている人と一族を捕らえる話なんて、聞きたくないよだろう、重すぎる。


「いいんだ。この場にいるのはみんな身内みたいなものだからね・・・、あぁセラディアスの爺も身内だったか?」

 そういって困ったもんだとジェスチャーしてみせるハルベルトのおどけた様子に僕たちは苦笑した。


寝耳に水4リットルも流し込んだら大変なことになりそうですよね・・・、でもあと2~3リットルくらい流し込む予定です。

心理描写とか雑なのに話の進みが遅くてすみません。

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