※置物※用語・道具のメモ※2周目追記版/70話程度以降推奨
70話くらいまでは見ないほうが良いです。
ちょっと雑めですが、前作のメモに加えて追記する2周目で出てきた単語や用語についての補足メモです。
◎をページ内検索で大項目へ飛びます。
◎種族の追記
・グリーデザイア族:神話から存在を抹消された裏切り者、かつてはドラグーン、アンヘル、エレメント、フェアリー、トレントなどと同じく役割を与えられていた。
彼らの役目は、動物から魔物を生み出すことだったが、力を悪用したため能力の大半と不死性を剥奪された。
・アンヘル族:天に帰った十二使徒と姿が似ていたため、かつて人々に神々の意思を伝える代行者として使われたこともあるが、グリーデザイアとともに裏切りを行ったため、役割と不死性を剥奪された。
天がどこを指すかは不明。
・エレメント:指向性を与えられていない状態の属性の魔力の流れを司る精霊族のこと、普通は眼に見えない。
群体的な存在で、個別の意思は薄いがエル族などの妖精族系に惹かれる性質がある。
また特定の人物に長期間憑くことで個性を得ることはある。
火精霊や水精霊などの種類がある。
・フェアリー:神々から役割を与えられた存在のひとつでエレメントや植人系など世界の均衡に役割を持つ種族がそばにいるだけで心が穏やかに過ごせる存在。
実は真亜人種と呼ばれている存在たちは結構な割合でこの中に分類される。それぞれ相性があり与えられた役割と関係がある。
・エル族:フェアリー種族の仲間、森林種、草原種、砂漠種、湿原種など生息域によって多少差異がある種族だが、基本的には風と水、次いで光のエレメントと相性が良い。
また老廃物や体液に樹人系種族が好む成分が多分に含まれており、樹人側もエル族が好む果実や蜜を出すものが多いためアシハラを除くあらゆる大陸で共生関係にある。
・ド族系:フェアリー種族の仲間、ド族、コビド族ともに火、地の精霊と相性が良いが ド族は加えて闇の精霊と相性が良い。
・小フェアリー族:フェアリー種族、星妖精、闇妖精、光妖精と3種類おり、いずれも体長20cm~30cmほど、光妖精はトンボの様な透けた羽、闇妖精はアゲハ蝶の様な派手な色の羽(りんぷんはついていない)、星妖精は幾何学模様の光の枠の様な羽を持ち、何れも羽ばたきではなく魔力で飛翔するが、羽がないと巧く飛べない。
それぞれ光と闇の精霊と相性が良く、星精霊はあらゆる属性の精霊と相性が良い。
基本的に女性型しか居らず寿命も存在しないが、他種族と交わることで妖精の卵を生む。
・トレント系、樹人系の種族は全般に大気中に魔力を放出する役割を持っている。
そのためほかの種族と比べると明らかに生産する魔力が多い。
・ドラグーン、ドラゴニュートの分類
性質、形状という分類があり性質は「属性龍(竜)」「守護龍(竜)」「武装龍(竜)」「巫龍」などといった分類があり。
属性龍は属性の付与、守護龍は加護の付与、武装龍は融合による鎧や武器としての機能を契約者に提供する。
ただし別に一つしかできないというわけではなく、もっとも本来の性質に近いもので分類される。
形状は巨大な翼を持つ飛龍(竜)、2本の強靭な脚で走るのが得意な獣龍(竜)、泳ぎが得意な(空も飛べる場合が多い)魚龍(竜)、肥大した角を持つ角龍(竜)、地面を這う様に4足で移動する質量に対して体高の低めな這龍(竜)などに大別され、さらに下位分類として剣龍(獣龍の下位で尾が剣の様に鋭い刃物になっている)鎧龍(這龍の下位で、全身が超硬質のウロコに覆われている。)などが存在する。
また獣龍や這龍でも翼を持つものや泳ぎの得意なものは存在する。
例として、フィサリスは水の属性竜で、形状は姫飛竜(飛竜の中でも小型のもの)、ゼフィランサスは火の属性竜で有翼の角竜、ダリアは風の属性竜で通常よりやや大きい飛竜型。
前周のオルセー(ドラゴニュート)は地の属性竜で剣竜
◎世界・異世界について
暁の認知の範囲内でアイラの生れ落ちたナワーロウルド以外にも
SF的なロボットなどが存在し、十家の七瀬つばさが迷い込んだ世界ネビウス
暁の姉兄弟子に当たる雪村神奈、雪村昂夜と昂夜の婚約者矢沢樹などが迷い込んだ世界クレイドル
世界名や世界の状態は不明だが婚約者である神楽の姉にして転生者である黒乃が転生前にいた世界などが少なくとも存在する。
またアイラの知りえない範囲ではエーリカ・アルトラインの生前稲田愛里花の存在した地球は暁や神楽がいたものとは別個の地球である。
多くの世界が存在していて通常はお互いに観測することは不可能である。
また多くの世界に神が存在する、あるいはした。
◎イシュタルトの服飾事情について。
基本的に現代に匹敵するほど豊富な種類があるが、サテュロスにはカップつきブラジャーやショーツは一般には普及していない。
主に胸を覆うことを目的とした下着としてはチューブトップ状の形をしていて薄手の服の下につけるものや、ベアトップやビスチェ状に近い胸を下から支えるものが少し存在するが全体を覆う物やホルダーで支える持ち上げる下着はごく少ない。
以下はアイラとその周辺が多用する下着について
・上
キャミソール:ゆったりとした下着でこの世界では膝上程度の丈のものが一般的、後述のスリップとは地球のものと丈が逆転していることが多いが長さに規定はなく、ホルダーが紐状で肌に直に着る、薄手の下着を指す。
比較的シンプルなシルエットのものが多い。
下着用とは別に部屋着、寝間着に使ったりするキャミソールドレスも存在するが、ワンピースとほぼ同一に扱われる場合が多い。
袖があるか、胸元の布の面積などで分けられキャミソールは一般的には外では着ない。
スリップ:キャミソールと形状的には近いがリボンやフリルがふんだんに使われているものが多く、通常裾部分が少し広がっている。
丈は一般的に股下から太ももの半ばくらいまで
スリップ、キャミソールとも通常は下着のため汗吸いが良い
チューブトップ:薄手の服を着る場合に山頂が透けない様にするための下着、これは見られてもかまわないものであるため色の濃いものが多い。
素材は汗吸いを重視する。
ビスチェ:地球のものと比べると乳の上側を覆う部分がなく、基本ホルダーもなくどちらかというとコルセットに近い、こちらの世界のコルセットとの違いは乳の下側を覆う様にしながら胸を押し上げる目的も持つこと
コルセット:腰を強く圧迫する補正下着体のラインをすっきりさせてドレスの意匠を際立たて、引いては本人の魅力を増すためのもの。
ブラウス:本来はアウターだが、人によってインナーの様に肌に直接着る人もいる。
部屋着や寝間着代わりとしての利用で、地球の男性の一部がランニングシャツやトランクスで寝る様なもの。
・下
サポーター:ショーツに近いモノ水着や下着のさらに下に穿くためのもので、これを単体で下着と言い張るのはイシュタルトでは厳しい。
女性は下着についていないクロッチの変わりにサポータを穿いたり、サポーターの内側に魔綿素材製などの生理用品をつける場合がある。
また水着ではなくても、水場での仕事などする際に、透けを防止するために着用する場合がある。
ハーフレッグ:ボクサーパンツに近い形状のぎりぎり下着、後述のズロースより裾部分が半分程度のことから名づけられた。
運動着や鎧を着るときにつけることが多い下着のひとつ。
ズロース:一般に太ももの半ばほどまでの長さを持つ下着、飾り気が少なくごわつかないものが好まれる、イシュタルトでもっとも一般的な女性用下着。
ドロワーズ:地球のものとは違いズロースとは別のものとして扱われるが、基本形状は同じでやや長め、ふんだんにフリルやリボンが施されており、実用性よりは華美さが重視される。
スカートの裾から少しはみ出るくらいにわざと見せたりもする。
スパッツ:直穿き前提の下着ではないがハーフレッグをそのまま太ももの半ばほどまで伸ばした形状、ズロースと似ていないこともないが、少しぴっちりとしていて柔らかさと半ばアウター扱いゆえの頑丈さを両立させている。
ズロースやドロワーズと比較して突っ張らず動きやすい、一番の違いは汗をあまり吸わないこと
普通は下にサポーターを穿いて、二つあわせて下着として扱う
◎魔導篭手
アイラが暁天の中に残っていた前周のデータを流用して作った装備。
未来を先取りした装具であり、篭手による物理的防御は魔力を通すことでさらに強化される他、魔導灯、方位磁石、着火機能、魔力弾発射機構、魔力障壁発生機構、空間収納機能を搭載、後にセイバーを運用するための個人認証機能もこちらに移した。
特殊な戦闘スタイルを持つ人ほど、汎用セイバー鎧は足かせになりかねないため熟練の戦士ほど有効に扱うことができるが一般兵にももちろん有用な装備。
◎セイバー装備
試作品は初期の量産セイバー程度、量産品は前周の第三世代セイバー装備程度の性能を持つ、前周の教訓から、胴体部分に使い手を制限する機構が取り付けられており、奪取や構造解析されにくくなっているが、整備面での評価は劣悪である。
後に胴体部分ではなくセイバー鎧着用用機能の魔導篭手が開発され、そちらに個人特定用の機構は移された。
前周よりも多様なバリエーションが開発されており汎用型と専用型とでは外見も性能も大きく異なっている。
種別としてはセイバー、ギガントセイバー、単独戦闘用セイバー、カノン、ギガントカノン、ウォーロック、現状マーガレット専用の種別として銃騎士が存在している。
アーキバス以外には専用鎧やカスタム鎧が多数存在しているほか各鎧に増加装甲や装備をつけることで、水中戦や夜戦などにも対応させることができるが、気密の問題から水陸両用仕様は四肢の換装ができない。
◎ナワーロウルドの魔物
・タイガータイプ:サテュロス大陸における魔物の頂点の一つ。縞模様の毛皮が特徴の獣型。地域毎にユニーク化が進んでいる
フォレストタイガー:森林種、緑と白の縞模様や、茶と黒、黒と緑などの縞模様が存在し、牙が長い
デザートタイガー:砂漠種、顔周りと足裏の毛足が長い
マウンテンタイガー:山岳種、脚が長く指がしっかりした造りが特徴
スワンプタイガー:名前はスワンプだが、海沿いの地域を生息域とする。魔法の力で短い時間だが水面を走ることができる。
・ウルフタイプ:サテュロス大陸に広く分布する中型の獣型魔物。
タイガータイプと同様に多様化が進んでいる。
フォレストウルフ、スワンプウルフ、タイラントウルフ、デザートウルフなどがいる。
・ラットタイプ:世界中のあらゆる大陸に存在する小型の獣型魔物。
水棲型はその毛皮の有用性から意図的に繁殖させられている。
・ベアタイプ:森を主な住処とする魔物だが、サテュロス大陸西側には生息しない。
泳ぎが得意であり、一説には別の大陸から泳いでわたってきたとも言われる。
・セラファント:角と牙の生えた大型魔物。
巨体と、凶悪な外見から肉食と思われているが草食。
・その他の動物型魔物:四脚獣型魔物は、一般の動物と同様にたくさんの種類がおり、それぞれ猪型や鹿型などと表現される。
◎特殊進化固体:複数の種族の特徴を顕したユニーク進化体以下例
・テンタクルスパイダー:ローパー型魔物と蜘蛛型魔物の特徴を引き継いだ魔物で節のない粘膜質の脚を持ち、毒を吐いたり腹部から糸を出したりする。
・スタイガー(仮):古代樹の森に生息する蜘蛛型と虎型の特徴を併せ持ったユニーク体。
水面や垂直の壁も走行可能で、跳躍力に優れる上、糸を吐いたりもできる。
◎エント:植物魔物の総称の一つ
縄張りを持ちあまり広い範囲は動かないとされる。
ヤドリギ型、捕食型、根付き型、苗床型、徘徊型など多様な種が存在する。
◎ダンジョン性魔物:ダンジョンかその近くにしか生息しないとされる魔物、見るものに嫌悪感を与える容姿をしている。
・ローパー/テンタクルス:触手系とも呼ばれる魔物類、触手部分が本体の3倍以上の長さを持つものをテンタクルスと呼び分ける。
粘膜質の触手に毒針を持つものが多く非常に危険だが、致死性の毒ではなく一時的にしびれる程度のものがほとんど
・スライム:粘体系と呼ばれる魔物型。じめじめしたところや水の多い場所を好む。
一般的に非常に火に弱い。
・地を這うもの:ダンジョン型魔物の中でも大型のものの一つコウモリと呼ばれる。
外見は地球のコウモリの様に薄い皮膜を持った腕とアイアイの様に細長く気味の悪い枝状の指が一本だけ伸びている。
獣らしい歯牙を持った顔は耳が上向きに尖っており悪魔の様な不気味さをしているが、体が大きい上魔法は物理攻撃強化に特化しているため飛行能力は持たない
・空を征く魚:腹部が頑健な鎧の様な鱗質で覆われている鳥型魔物、ペンギン、もしくはスカイフィッシュと呼ばれる。
眼球が飛び出し気味で、太く長い嘴には歯がびっしりと並んでいる。
風貌は地球のペンギンとは程遠い凶悪なものだが、立ち居振る舞いは似ている。
一番の違いは風属性魔法に秀でており予備滑走が必要だが空を泳ぐことができること。
地上では常時ペンギンのトボガンの様な腹ばい姿勢で岩をも削りながら移動し、寝るときに立って眠る。
劣化竜種に数えられる場合がありワイバーンすら上回る空戦能力を持っているとされる。
空を飛べるにもかかわらずダンジョン近くにしか生息しない。
・嗅ぎ回る杭:T字の頭部を持った謎の魔物、トンボまたはハンマーヘッドと呼ばれる。
シュモクザメを縦にして手と足を生やした様な形態をしているがその肌は両生類の様な粘膜質でやわらかい。
手足には肘と膝の部分から鋸状になった骨が皮膚から突き出ており、それを武器にして獲物に襲い掛かる。
また尻尾の先のヒレの部分が非常に大きく扁平で急停止してもこけないのは尻尾のおかげ、走ったあとの道はまっすぐに均された状態になる。
その湿った皮膚で風と臭いの向きを感知、独特な頭部の両端にある目で広い視野を持つが正面はよく見えておらずいつも匂いを嗅いでいる。
その不恰好さと裏腹に恐ろしくすばやい動きで獲物に接近する。
◎劣化竜種:ドラグーンやドラゴニュートとは形状が似ているだけの関係ない種族、特徴としては魔力操作可能な気嚢を持ちブレス攻撃行ったり、魔力を利用して飛行や歩行補助をするため、普通の飛行生物にはありえない巨体を維持することが可能。
・ワイバーン:大陸の山間などに少数生息する劣化竜型魔物の飛行種、長命で2~300年程度生きるとされる。
体内の気嚢の内部に魔力操作できる機構があり、ソニックブレスという特殊な魔法攻撃を行うことで知られる。
これは魔法によって圧縮した空気を口吻部から発射するもので、発動は魔法であるが攻撃手段としては物理に分類される。
殺傷力は低いものの目に見えないため、食らうとバランスを大きく崩すことになり、次の瞬間にはその爪か牙の餌食になるだろう。
・サラマンダー:ヘルワール火山とヘルステップ砂漠にのみ生息が確認される陸生劣化竜型魔物非常に熱や乾燥に強く、魔法による防御を併せることで溶岩にももぐることが可能、ワイバーンと同様魔力操作が可能な気嚢を持ち、砂を口に含んでから放つことでサンドブレス、溶岩を口に含んでから放つことでマグマストームとよばれる特殊魔法攻撃が可能。
・ファフナー:水辺に棲む劣化竜、ほぼワニ、違いは頭部が丸っぽくフレンチブルドッグの様に顎が大きいこと。
体色は黒っぽく、水辺に住むが泳ぐのは遅く、水の底を脚で歩く。
・ニーズヘグ:森林棲の劣化竜、体色は黒。前肢が存在しない特殊なフォルム、目も退化しており、嗅覚と聴覚を頼りに獲物を探す。
なお獲物といっても主に植物の根や枝を齧る草食系劣化竜。
・アンフィスケファリ:体の前と尻尾の先端の両方が頭部になっていると信じられている劣化竜、羽毛のある翼があるが飛べない。
ファンタジー一般のコカトリスの様な姿をしており、頭部の頭は吻部が長く角のある爬虫類顔、尾部の頭は丸っこい蛇の様な頭の様に見えるが実は開閉する鋏角の付いた尻尾で頭ではない。
翼の羽毛は体温を保つ働きがあるとされる。
ハルピュイアの劣化竜
・ワニガメ:カメ島周辺に棲む劣化竜。
カメの仲間の様に見えるが劣化竜。
気嚢と肺がつながっていて、気嚢の内部に魔力で発光する体組織がある。
そこで光合成を行う微生物を飼っているため、長い時間水中にもぐることができる。
・アムムト:劣化竜の仲間とされる。
ワニの様な頭部にフサフサの毛が生えており体つきは哺乳類的、丸太の様に太い脚を持つが、指は前脚には一本、後ろ脚には2本しかなく生き物としてはかなり不自然な外見をしている。
スカベンジャー
◎魔物に匹敵する動物
平角イノシシ:イノシシの仲間ヘラジカの様に平たい角が頭部を覆う様に生えていて、牙も長くはないが鋭そうだ。
カギ爪イタチ:イタチの仲間で、恐怖心がない?ことと長い爪が特徴。
群れており、下手な魔物よりも厄介。
アスタリ湖周辺のヘラジカ:頭までの体高が3mほどもあるヘラジカ、また角も2mを超えるため異様に圧迫感がある。
攻撃力も高く、動物でありながら群れの力でタイガータイプ魔物すら殺すことがあるといわれるが、アスタリ湖周辺のタイガータイプは動きが鈍重な種類が多いため、フォレストタイガーよりも弱いとされる。
アスタリ湖周辺のヤリジカ:ほぼヘラジカと同様の生物だが体の大きさは6割ほどまで落ちる。
角が槍の様に長く、実物を見たところトナカイと同じ様な感じ。
◎大陸の獣
グリーデザイアの裏切りによって獣性を高められた人々によって引き起こされた騒乱と、最終的に発生されたキメラ獣を指すもの。
神々への攻撃に利用されるはずだったが、いずれも完全に完成する前に討ち果たされた。
地平灼く千頭山羊
サテュロス大陸の大陸の獣、闘争本能を奮い立たせ民族間の争いを加速させて発生させた民族浄化の戦争と、そこから生み出されたキメラ獣を示す。
1つの主首と無数の副首を持つ山羊の化け物と伝わる。
疾く死を運ぶ八脚馬
セントール大陸でいくつかの病原菌がはやった時に、数名のセントール族の体を作り変えてそれらが発症しない様にした。
しかしそれは慈善のためではなく、病原菌を大陸中に振りまかせるためであった。
人々の死と怨嗟に汚されやがて彼らは黒く巨大な馬の化け物となる
災禍纏う凶鳥
かつてハルピュイアで大規模な旱魃があった。
そこでグリーデザイアは後一押しとばかり、火を見るのが好きな者たちの獣性を強化した。
彼らは乾燥した大陸中の田畑に火を放ち大陸は大火と飢饉に見舞われた。
彼らは捕らえられて火炙りの刑なったが、最後にケモノ化してカラミティフェーンとなった。
曇天覆う白蝶
アンヘル大陸の獣、キメラ獣ではなく巨大獣。
一人のアンヘルをケモノ化しその能力を暴走させたもの
ヒト族が耐えられないほどの思念波を放ち、人々を洗脳、あるいは発狂させた。
輝きに沈む徒花
エル大陸の大陸の獣、正しく獣欲を開放された人々は異性に出会うだけで発情し老いも若いもなく体を貪り合い、空腹にあえげばそのままお互いを食い合ったという。
その痛みと本能を凝縮し集めたものを核としてケモノ化させたものがフォーリングラブであり、その形状はひとつの森の様な環境であり、その内部に取り込まれれば理性あるものもたちどころにケモノ化したという。
眠りと業の宮
詳細は不明だがかつて存在した矮大陸グリードにおける大陸の獣、すべての生き物という生き物は尊厳と形を失ったという。
グリードはその存在を神話からも抹消され海に沈んだ。