第121話:妹は妹だからそれだけで可愛い
(アイラ視点)
サテュロス大陸の魔剣の全てが、ボクの収納の中に収まった。
その事が前の周との変化を生んだのか、それとも他の条件があったのかわからないけれど、バフォメットさんは居なくならず。
どうやら角笛にいた魔物達の一部が、亜人に進化しようとしているらしい。
ボクたちは進化の兆候を見せた魔物達の回収の手伝いを申し出たけれど、バフォメットさんは手は足りているからと、断った。
そこで彼とは角笛で別れて、それからボクたちは王都屋敷への帰途に就いた。
お屋敷ではややテンション高めのピオニーがボクたちにを迎えた。
アイビスに可愛い服を買って貰ったらしいピオニーは少しの間それを自慢げに見せてくれたけれども、ボクとのふれあいを求めてくれたので、いろいろ考えた上で、長い風呂に入ることにした。
風呂と言っても夏場なので、温度は38度くらいのごくごく温いお湯で、全裸版温水プールみたいにゆるゆると過ごした。
途中でアニスも帰ってきて、只今を言うために浴室前までやって来たのでそのまま捕まえて無理矢理に髪を洗ってやった。
初めは少し照れているのか抵抗したアニスだったけれど、最大加速状態から丁寧に服を脱がしてやると、諦めたのかおとなしくボクの可愛がりを受け入れた。
その後母とソル、トリエラ合作の、残り物野菜とチーズ、ベーコンをふんだんに使ったグラタン、玉ねぎとトマトの冷製スープ、ラザニア状のパスタに味噌ベースのタレをつけて強火で表面を炙ったなにか、というあまり貴族らしくないご馳走を頂いた後、仕事の話をしながらアニスの勉強も少し面倒を見ると、やや苦しい言い訳をして、アニスを自室に連れ込むことに成功した。
アニスを連れ込むことが主目的ではなく、目的外の人間を閉め出すためだけれど、今部屋の中には、ボク、ユーリ、神楽、ナタリィ、クリス、フィサリスそしてアニスとがいる。
周回者や転生者についてすでに予備知識のある人間、アイビスは今回は外している。
バフォメット関連のことや、セントール、アンヘル周りのことを話し難くなりそうなのと、ベアトリカと過ごしているピオニーの監督役で残って貰った。
必要はないと思うけれど、今日の角笛の魔物達みたいになにか影響を受けていないとも限らない。
フィサリスが煎茶を煎れてくれて、それぞれの前に置く。
今日の話し合いではフィサリスも当事者の1人なので、そのまま席についてもらう。
そしてアニスが、話し辛いかも知れないと思って、まずはボクから話を始めることにした。
「それじゃあ何から話そうかな・・・、ここにいる人はみんな、ボクが2度目のアイラ生を送っていることを知っている人たちばかりだけれど、その前を知っている人は何人いたかな?」
ボクの、『アキラ』のことは、今まであまり多くの人に知らせてきたことではない。
しかし、アニスの秘密を含めて説明してもらうというのに、ボクが秘密を抱えたままでは後ろめたい気持ちになると思った。
このことは食事前にすでにユーリと神楽にも話していて、アニスに前周と前世について打ち明けたいと相談したところ
「アイラがそれが必要だと判断したなら僕に異存はないよ」
「アイラさんがその必要があると思われたのなら、私もそれが必要だと思うはずです」
と、ボクの判断に任せてくれた。
ボクの言葉に、ユーリと神楽、それにナタリィとが手を挙げる。
フィサリスはボクに前世があることは知っているけれど、それがどんなものかを知らないからか手を挙げていない。
クリスは不思議そうな顔をしている。
アニスも、キョトンとした瞳でボクの顔を見つめている。
こんなときでもやっぱり妹はかわいい。
「ありがとう、それじゃあアニスに聞いてみようかな?ボクは今2度目のアイラとして生きているのだけれど、それで今のボクのことをどう思う?」
いきなり質問を振られたアニスはビクリと体を震わせると、慌てた様子で取り落としそうになったカップをテーブルの上に戻す。
「大好きなお姉ちゃんだよ?いろいろな技術を先取りして導入したのもすごいと思うし、勇者として卓越した能力を持っているのもすごく尊敬できる。でも何よりも私にとっては、お姉ちゃんはお姉ちゃんだから大好きだよ?」
と、アニスは力説した。
質問がわかり難かったみたいだ。
でも、妹に大好きと連呼されてうれしくないお姉ちゃんなんていない。
ボクもアニスに秘密を明かすことを少し怖いと思っていのが、今わかった。
肩から力が抜けたのがわかる。
ボクがこの妹が周回者だと知っても尚妹として大事で、大好きで、守りたいと思い続けているみたいに、彼女もボクが元はアイラじゃなかったと知っても慕い、支えてくれるに違いないと、話す前から信じられる様になってしまった。
だから、心を落ち着けて、穏やかに話しを続けることができる。
「ありがとう、アニス、ボクも君が大好きだよ?でもまだ君に話してないことがあるから、ちょっとお話するね」
クリスとフィサリスにも視線を配る。
彼女たちも信頼できる。
最後に左右にいる神楽とユーリと目を合わせ、うなずきあう。
秘密を打ち明ける。
「ボクは、前の周でアイラとして生を受ける前の記憶も持っている。」
まずは一言、アイラの前の人生について打ち明ける。
しかしそれは同じ様に周回者となっているアニスには別の意味に聞こえた様だ。
「やっぱり!前の時も、お姉ちゃんすごく強かったし、思ってたの、もしかして違う「アイラ」としての人生をもう何度も送ってたんじゃないかって、生まれなおしなんてものがあって、いつもまったく同じってわけじゃないもの、そういう周が別にあったってことだよね!?」
アニスは合点がいったとばかりに目を爛々と輝かせながら、自分が思い至った正解をまくし立てる。
興奮していて、彼女らしくないけれど、それだけボクのことが引っかかっていたのだろう。
もしかすると彼女がボクに前周では打ち明けられなかったのはそのせいもあるかも知れない。
怖かったのだろう。
『あなたの死んでいる世界で何度も生きてきました』だなんて、そうそう告白する踏ん切りのつく言葉だとは思えない。
でも、残念ながら不正解だ。
「違うんだアニス、ボクは以前アイラですらなかった。ボクはこのカグラの婚約者の男だったアキラという名前でね」
知っていた者たちは小さく微笑を浮かべてボクたちを見守ってくれている。
クリスとフィサリスは驚きはしたものの、状況を考えて、アニスの言葉を待ってくれているみたいだ。
何気なくアニスは自分が生まれなおしていることも示してしまったし、もう目的の半分は終わったみたいなものだ。
ボクが前世誰であったとしても、今ボクが君を大事に思うのは、君がボクの妹。
妹が生まれなおしているからといって、妹がかわいいという事実に何の違いがあるだろうか?
「そして、僕もそう、前周のユーリとしての記憶もあるけれど、それ以前のリリー・マキュラ・フォン・オケアノスとしての記憶も持っている」
続いてユーリが秘密を明かしてくれる。
彼の、いや彼女の記憶と名前の方が、ボクのそれよりもこの世界では著名だ。
「悲劇の姫君!?」
かつて狂い姫と称されたリリーのことは、すでにジークとジョージによって名誉回復がなされており、簒奪に巻き込まれた悲劇の姫君として再評価されている。
彼女が受けた辱めの数々は伏せられたものの、両親を暗殺された後、領を立て直そうと奔走し、悪辣な簒奪侯たちの手で弟を殺したと濡れ衣を着せられ殺害された悲劇の姫君としてオケアノス史に大きく記されている。
そもそも狂い姫という名前で広め様としていたのが旧ヴェンシン派の連中ばかりだったので、狂い姫という名前と物語はそれなりに広まっているもののその内情を知る人間は民の中には少なかったし、オケアノス市では彼女の悲劇を簒奪侯への憎しみとともに記憶している者も多かった。
それでも以前は、オケアノス領で彼女のことを正しく語るとオケアノス兵に捕らえられるといわれるほど言論が弾圧されていたので、彼女の名誉の回復は必要なことであった。
「今はそうなってるね、今周でもリリーの名誉が回復されてうれしく思っているよ、『私』をかばったために逆臣とか逆心ありという扱いで殺された人々の名誉も一緒に回復されたのだから・・・。」
ユーリは自分を驚いた目で見るアニスをまっすぐに見つめ返す。
「それでアニスはどう思った?僕がユーリではない『私』を覚えていると聞いてどう思った?」
ユーリはボクの代わりに一番ショックの大きな役を受けてくれるらしい。
名指しでネガティブなことを言われたりしたらそれはとてもつらいことだ。
でもそれは要らぬ心配であった。
「そう・・・だね、驚いたけれど、なんとなくユーリお兄ちゃんもお姉ちゃんと一緒で私の知らない世界を繰り返してきたんだと思ってたから、不思議だとは思うけれど納得できたよ、それに私は今のお兄ちゃんもお姉ちゃんも大好きだから、だから前世どんな人だったとしても今の私には大事な人だよ」
と、アニスは穏やかに事実を受け入れた。
そして・・・。
「お姉ちゃん、ありがとう、お兄ちゃんもありがとう、秘密を打ち明けてくれてうれしい。私も話すね、私アニス・フォン・ウェリントンはお姉ちゃんやお兄ちゃんと一緒で前のアニスとしての人生を覚えています」
アニスは自分の秘密を語りだす。
今日の昼の様に思いつめた様子はない、信じられるのだろう、ここにいる者たちが、時運を受け入れてくれることを、何せたった今自分がボクたちのことを受け入れられたのだから。
「周回者・・・」
ナタリィがつぶやく、そんなナタリィのつぶやきを聞いてアニスがナタリィの方を見る。
「ナタリィとも前までの人生で何度も出会ったんだよ?一度はダリアと契約もしたの」
そういってアニスは今生では直接面識のないダリアとの契約の話まで出して彼女たちとの縁を語る。
ナタリィはダリアの名前を聞いて驚いた様子であったが
「そうですか・・・ダリーと・・・えぇアニスなら彼女と相性も悪くないでしょうね」
と、微笑んだ。
「ところで、ナタリィがつれてきたってことはやっぱりクリスちゃんもドラゴニュートなの?」
と、アニスはクリスについてまだただの客人という知識しかないのでそうたずねた。
「あ、いいえ私は、アニスさんと同じで周回者でドラグーンです。前周でお友達だったオルセーちゃんのことを一目見たくて、降りてきちゃいました」
といたずらっぽく笑って答えるクリスは年相応のお茶目な子どもにしか見えない。
「そうなんだ・・・ドラグーンが二人も降りてきているけれど、別に今悪いことが起こりそうとかではないの?」
とアニスは、これまでの経験から、ドラグーンが何かの戦いに備えて地上に降りてきているのではないかと疑問を覚えていたらしい。
少し不安そうに尋ねる。
「いいえ、今はアイラの魔剣回収と奉納を見届けるために地上に降りてきています。われわれドラグーンにとってもこれは望むべきことですから」
そう答えるナタリィにアニスはどこかの周であったアンヘルとセント-ルの争いにナタリィたちが介入してきたことを語り、そして前周で彼女自身に起こったことを語り始めた。
「前の周で、私は幸せに普通に暮らせるはずだったの、それまでの人生と比べて、アイラお姉ちゃんのいる生活はすごく穏やかで、幸せだったの、でも私は胸に湧き上がる不安が抑えきれなくてアンヘル大陸を見に行くことにしたの、今まで一番長生きしたときもアンヘルから軍勢がやってきてセントールやサテュロスに攻めてくることがあったから、もしかしたらまたって思ったの、・・・?」
アニスが小さく、とても小さく震えているのが分かって彼女は今でもそのときの恐怖を覚えているのだと分かる。
そんな彼女が見ていられなかったボクは席を立ち、驚いて言葉を止めるアニスを後ろから抱きかかえるとそのままアニスの座っていた席に座った。
左右の膝の上に温かくて柔らかいものが乗って、夏だというのに不快じゃないその温かさは少し身動ぎしたもののやがて弛緩してボクに体を委ねた。
アニスの腰にまわした手に、彼女のそれが重ねられる。
「えっと、アンヘルに向かったらそこにはたくさんのヒト族や亜人がいたの、でもその人たちはすごく弾圧されていた。アンヘルに住むヒトの王たちは、民衆のことをまるでヒトとは思っていないみたいに生産して、消費していた。それに抗う人たちもいたけれど、王たちはサテュロスで言う魔力霧消の魔法陣の様なものを独占していて、収容所・・・ううん、牧場の人たちは抗えない様になっていた。抵抗している人たちに私も協力したんだけれど、すぐに私も捕まって、見せしめのために生きたまま溶かされたの、あの黒い影の様なものがなんだったのか分からないけれど・・・」
と、彼女は断片的に得た情報をボクたちに開示する。
それに対してナタリィがより正確な情報を教えてくれる。
「アンヘル大陸ではアンヘルとグリーデザイアが暮らす高地と、それ以外の種族が暮らす低地とに分けるkとができます。低地では長年人々が争いを続けていましたが、100年ほど前にアガリア国という国が覇権を握りました。それからアガリア国はアガリア人以外の人種を弾圧し搾取してきました。しかし私たちはそれを特定種族による支配の結果と考えてだしは控えて来ました。これまでも幾度と繰り返された流れのひとつだからです。ですが今回は違います。先ごろのグリーデザイアの調査の際に判明しましたが、アガリア国王や一部有力貴族は、グリーデザイアによって獣性を高められていた可能性が高いと判明しました。アイラたちには関係のない話だからと報告はしていませんでしたが、影響を与えていたグリーデザイアを排除したところ、国王は精神の均衡を壊し、多数の重臣や一族を殺害したあと討伐され、すでにアガリア国は崩壊現在は主要な民族により3つの国が興り、少しずつ傷を癒しているところです。その影というのはおそらく我々の先鋒が討伐したケモノでしょう」
とナタリィはすでにアニスが前周で巻き込まれたものが終結したものだと答える。
アンヘルの今後の動向については注意は必要なものの、他大陸に攻め入ったりする様な事態はひとまず回避されたということらしい。
でも、前周でもボクが生きている間にアンヘルが攻めてくる様なことは無かった。
どういうことだろうか?
いや、些細なことの積み重ねで世界が変わっていくのだから、きっと前周も何かの因果でそれは起こらなかったのだろう。
たとえば、アニスという存在が介入したことでアガリアが滅びる様な事態に発展した・・・とか
「今回は、ドラグーンは介入したということ?」
と、ブリミールの事件の話などはおそらく詳しく知らないアニスがナタリィに意見を求める。
「はい、私たちは特定の種族への肩入れはできませんが、それがナワーロウルド全体の崩壊につながる事態の場合や、グリーデザイアやアンヘルなどが介入して起こった事態の場合には介入をすることがあります。今回や、アニスさんの経験にあるセントールへの介入もそういった類のものだったのでしょう、私は周回者ではないため、分かりませんが・・・クリスは何か知りませんか?」
「いいえ、私も前回はただの龍の島の市民でしたので、ナタリィ様もそういった地上のことは私にはお話になりませんでしたから」
と、クリスも周回者とは言え、前回には地上に降りてきたわけでもなく、単にナタリィの『子』であったオルセーとの友達づきあいで得られる範囲でしか、地上の情報は持っていないのだろう。
「龍王様はそういったことはお話にならないのですか?」
確か龍王は周回者・・・とは本当は少し違うけれど、そういった前の回からの引継ぎ事項をお持ちなのではなかったのか?
「いえ、おと・・・陛下は余計な先入観などは持たせたくないから・・・と急ぎのこと以外、特に私が出会う人間に関わることはほとんど教えてくださいません」
と、ナタリィは困った顔で教えてくれる。
確かに、あいつは裏切るとかあいつはこういう人間だ。
なんて教えられても、それが現在と必ずつながるとは限らないし、たとえば前周で死んだオルセーがナタリィの子となったけれど、今オルセーはトーレスとラブラブだしたぶんドラゴニュートになる機会もそうそう無いだろう。
それからまたしばらくはアニスの話を聞いた。
一部はさっき角笛ですでに聞いたことだけれど、彼女がいつも大体10歳前後くらいまでは、まばらにしか周回者としての記憶を思い出せないこと、それ以外のときは感情が高ぶった時、とくに命の危険を感じた時なんかに自分の身を守るためなのか記憶がよみがえるというのが彼女の周回者としての体質だと教えられた。
ボクとは大きく異なる点だ。
ボクとユーリはほとんど生まれた時から前の生を覚えていた。
っていうかボクは母ハンナのお腹の中から覚えている。
クリスはどうだったのかとたずねて見ると、3歳より前にも覚えていた気がするらしいけれど、定かではないとのことだ。
「もしかすると、前周よりも前があるから、アイラとユーリははっきりと思い出せるのかもしれませんね、事例が少ないのでなんとも言えませんが・・・」
ナタリィはボクとユーリが周回者である前に転生者であったことを、その理由として仮定した。
仮定するのはいいけれど、あまり意味のあることでもないので、その話題はそこまでになった。
肝心なのは、アニスが不安に思っていたアンヘルのことを気にする必要がおそらくはなさそうだということ、そして、今ここにいる者たちが、お互いを受け入れられたことだ。
アニスはこれまでの幾度と数えることすらできない繰り返しの人生の中で、こんな風に周回者であることを明かすことができたことは無かったらしいから、こんな風に受け入れられた経験もなかったのだろう。
途中からはずっと半泣きの様になってしまって、まともに話せなかった。
ボクも、ほかのみんなもそんなアニスの事を受け入れられたことがうれしく思えた。
最後には泣き疲れて眠ってしまったアニスを抱き抱えてピオニーの部屋に行き、この夜も姉妹で同じ部屋で寝た。
ピオニーはボクに抱っこされて眠るアニスを見て
「アニスおねえしゃま赤ちゃんみたいでかわいいでしゅねぇ、おねえしゃまなのにねー」
と可笑しそうに笑っていたけれど
「じゃあピオニーもまだ赤ちゃんだね、抱っこしたげたらすぐ眠っちゃうもの」
とアイリスにからかわれると
「そーなこともないもん!もう4歳だもの!」
と真っ赤になってプンスカ怒っていたけれど、それならとアイリスが抱っこしてゆすっていると、わずか3分ほどで眠りに落ちてしまった。
時間ももう8時を回っていたので、仕方ないとは思うけれど、ベッドに転がしてやるとどちらともなく隣にいるアニス(ピオニー)に寄っていって、穏やかな寝息を立てている二人を見つめて、ボクとアイリスも頬を緩めていたのだけれど、横になって見つめているとすぐに眠くなってしまって、次に気がついた時にはもう朝だった。
ナワーロウルドの妹という生き物は、姉(またはそれに近い何か)に抱っこされると5分前後で眠ってしまう生態を持っている様です。
亜種で弟という生き物もいますが、こちらは少し冒険心の様なものがあるため腕の中から逃れようと暴れ、結局7分ほどで寝ることが多いです。




