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『エピローグ』

 女がいた。


 普段以上に盛り上がりを見せる壁の中。


 一抹の後ろめたさを感じていたが、それが何も望まなかった彼の願いであったから。


 男がいた。


 いつもと変わらない日常。


 でもそれでいい。一歩一歩の小さな積み重ねが未来に繋がっているのを知っているから。


 男がいた。


 先ほど提出した書類に多くの赤ペンの痕跡がみられる。


 頭を掻きながら再びファイルを開く。


 それでもどこか楽しそうな表情を浮かべながら。


 少女がいた。


 競技用の車いすを使い、トラックを駆け巡る。


 忘れかけていた風を切る感覚に少女の目は光を取り戻す。


 そんな少女を見守る二つの影が競技場に伸びていた。

次があれば完結してから投稿していきます。長い間お付き合いいただきありがとうございました。

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