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魔天創記 (参)  作者: ちゃすけ丸
第7章
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~ 47 ~

 姿が見えなくなると、同時にそれまで感じていた魔力も感じなくなる。



 一瞬言葉を失ったレイヴァンだったが、すぐに声を張り上げた。



「リル! マリアン! まだ動くな! 奴が何処かにいるはずだ!」



 この悪魔は姿だけではなく魔力や気配すら消せる力がある。



 先ほどの発言で明らかだ。



 厄介すぎると声を漏らしながらレイヴァンは周囲に気を配った。



 わずかな沈黙の後、リルが声を上げた。



 何かが近づいて来ると叫んだ彼女が指差した先には何もない。



 だが、隣にいたマリアンも何かに気がつき悲鳴を上げる。



 次の瞬間、悪魔は姿を現した。



 黒い剣を振り上げマリアンに突きかかろうとしている。



 最終的な狙いは、あくまでもマリアンか!



 レイヴァンは、すかさず光をまとい彼の側面へと移動した。



 姿を現すと悪魔よりも先に剣を突き出す。



 腹部を捉えたと思われたが、彼は再び姿を消した。



 そして一呼吸置き、今度は彼女の背後に姿を現す。



 レイヴァンと悪魔はマリアンを挟んで対峙した。



 睨み合ったのは一瞬だった。



 レイヴァンが先に動く。



 動くしかなかった。



 剣を振り抜こうにもマリアンが障害になっている。



 もちろん移動術も同様だ。



 物体をすり抜けるなんて芸当、人間である以上出来るはずがない。



 舌打ちと同時にマリアンの腕を掴み力のままに横に投げ飛ばす。



 彼女が小さな悲鳴を上げるよりも早く、元居た場所には悪魔が突き出した黒い刃があった。



 レイヴァンは相手の剣を払い間合いを詰める。



「どうやら、消えているときは攻撃をすることができないらしいな」



「実に小賢しい人間ですね」



「あんたの動きがあからさまだからな」

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