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枝葉揺れ 浦風そよぐ 江ノ島に 夏が過ぎ行き 富士山仰ぐ
枝葉揺れ
浦風そよぐ
江ノ島に
夏が過ぎ行き
富士山仰ぐ
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巡り巡る季節の中で
遠い記憶の断片を辿る
今はすぐに過去となり
時が過ぎて行く
桜が消え葉桜の葉が黄ばむ季節
青葉を探していた
大好きな夏の終わりに
猛暑を振り返れば
再び巡り巡る季節に
人生を重ね合わせ
無常の砂時計の音が
雨のように降り注ぐ
頭上に太陽と月が輝き
涼風が顔を撫で気持ちいい
季節の過渡期に
過ぎ行く季節を慕う
初恋の片思いのように
恥じらいに似た感情が湧く
巡り巡る季節の風
浦風そよぎ
涼風とさようなら
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三日月未来
みかづきみらい
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三日月未来




