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第六十七部 雨音に 耳を慣らして 響く鐘 煙る街並み 滝になる道
雨音に
耳を慣らして
響く鐘
煙る街並み
滝になる道
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ゲリラ豪雨
あたりが突然暗くなり
景色が一変する
善人も悪人も
天の下では同じ
決められた運命の中で
雨水が流れるように
道は幾重にも分かれる
再び合流する時
変えられない天候
変えられない人生
それすら
大きな流れの中で
一滴の雫にもならない
時は過ぎて
振り返る時
幾許の時が過ぎ
水平線の彼方に上がる
日の出に未来を馳せた
幼き時代
日没の夕日に
明日を思う青春の時
幾度も巡る四季の中で
いつも違う雨音に
心が共鳴して
奏でる雨音のリズムに
メロディーを付けて
口ずさむ時
雨音が消えて
音痴な歌声が
街に響く
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三日月未来
みかづきみらい
「第六十七部 雨音に 耳を慣らして 響く鐘 煙る街並み 滝になる道」
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三日月未来




