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第六十部 間に合うと 心で叫び 諦めず 時計を見たら 奇跡が起きた
間に合うと
心で叫び
諦めず
時計を見たら
奇跡が起きた
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昔昔のこと
間に合うはずもなく
電車を乗り換え
次のバスに乗る
すべてがギリギリで
すべてがうまく行く
時間を計算すれば
間に合う訳もない
空中を駆け抜けたのか
そんなはずもなく
只管に間に合うと
自己暗示
神さまっているんだ
バスを降り
ビルの入り口を抜け
席に着いた
おおおセーフ
息が上がる
どう考えても
あり得ない
ぶつぶつ独り言
何が起きた
奇跡って
願えば起きるものなのか
まあ滅多にないこと
心に刻む
気付けば
桜月を
幾度も超えた
今日の原稿は
間に合わない
悪足掻きを考え
物語の続きをメモして
明日でいいという甘え
ワインと執筆の誘惑の中で
エッセイで時間稼ぎ
次話へ次話へ
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三日月未来
みかづきみらい
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三日月未来




