53/126
第五十三部 雪見酒 熱燗で飲み 舌鼓 桜の季節 もうすぐそこに
雪見酒
熱燗で飲み
舌鼓
桜の季節
もうすぐそこに
ーーーーーー
春が足踏みして
梅と桜の間で雪予報が続く
書籍化を夢見て書く小説も
蓋を開けて見れば
限界の二文字が
ネオンのように脳裡をよぎる
小説の書籍化など憧れに過ぎない
店頭に並んだ本の数々
数えたことないけど
売れなければ最悪
憧れて書籍化の道を模索して
迷い道を彷徨い
目的を失う
誰に書いているのか
書いていて楽しいのか
自問自答しながら
小説ノートにペンを入れる
次第に心が凍結して
ひとりストライキに突入
承認意欲が首をもたげれば
成功の道は程遠い
自由に書いてみたい御伽噺
ひとりの読者がいる限り
書いて見よう
そのうち春が訪れ
心も雪溶けしているだろう
ーーーーーー
三日月未来
みかづきみらい
お読みいただき、ありがとうございます!
ブックマーク、評価を頂けると嬉しいです。
投稿後、加筆と脱字を修正をする場合があります。
三日月未来




