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本日の和歌とエッセイ  作者: みかづきみらい
52/126

第五十二部 あけまして おめでとうなり 江戸の町 鐘響いてか 夢誘う音

あけまして

おめでとうなり

江戸の町

鐘響いてか

夢誘う音



ーーーーーー


遠くから

近くから

鐘の鎮かなる音色


除夜の鐘が響き渡り

静寂の魔を祓いて

新年に色を付ける

大和の国の伝統の音色


心に染み渡り

静かに夢の中に誘う

煩悩の数を数えることなく


懐かしい鐘の音色が

微睡みの中に聞こえていた


気付くと鐘は止み

時が過ぎている


前世も来世も

大和に生まれ

除夜の鐘を聞くたび

魂に刻まれた

無意識の記憶が

遠い記憶を呼び覚ますだろう


現世の砂時計は

増えることなく

再生に向かう


転生の道は

永遠に続き

アカシックレコードの

フィルムが回転している


ーーーーーー

三日月未来

みかづきみらい

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― 新着の感想 ―
[良い点] 遠くから、近くから、鳴り響く鐘の音。その音は、魂に刻まれた遥か遠い記憶とも共鳴しているのかもしれないですね。 鐘の音と、静寂と。過去と現在と、そして未来と。素敵な言の葉を、ありがとうござ…
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