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本日の和歌とエッセイ  作者: みかづきみらい
107/126

木枯らしに 襟を立て行く 日の出前 師走の鐘が 響く寺町

木枯らしに

襟を立て行く

日の出前

師走の鐘が

響く寺町


ーーーーーー


夜明け前

暗い夜道を川沿いに進む


木枯らしが追い立てる

忍び寄る風


無意識に襟を立てた


角を曲がり風を凌ぐ


細い坂を上がり進む

大きな寺の山門が見える


前を通り過ぎた時

境内から大きな音が聞こえた


朝の鐘の音が時刻を告げる


大丈夫

間に合うと

自問自答しながら


気持ちだけが前のめり


心を落ち着かせて

歩を進める


次第に明るさが増した寺町


駅前の広場を迂回して

駅の改札を抜け

携帯の時刻を見る


間に合ったと安堵して

電車に乗車


次の駅も

その次の駅も通過した


電車を間違えたことに気付く


油断禁物

安堵を後悔する


よくあります


人生も同じ

まだまだ旅の途中


気持ちを引き締めて

大晦日を迎えたい


ーーーーーー


三日月未来

みかづきみらい

 お読みいただき、ありがとうございます!

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投稿後、加筆と脱字を修正をする場合があります。


三日月未来(みかづきみらい)

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