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第十部 そよ風に 頬を撫でられ 振り向けば 匂いに気付く 懐かしい人
そよ風に
頬を撫でられ
振り向けば
匂いに気付く
懐かしい人
そよかぜに
ほほをなでられ
ふりむけば
においにきづく
なつかしいひと
ーーーーーー
甦る
あの日の記憶
土の道
土の匂いに
心が躍る
よみがえる
あのひのきおく
つちのみち
つちのにおいに
こころがおどる
ーーーーーー
森を駆け
囀りを聞く
花の道
風に吹かれて
花びらが舞う
もりをかけ
さえずりをきく
はなのみち
かぜにふかれて
はなびらがまう
ーーーーーー
翔けよ
理想の星へ
甦れ
緑の星に
輝け翼
はばたけよ
りそうのほしへ
よみがえれ
みどりのほしに
かがやけつばさ
ーーーーーー
夢を見て
布団に潜り
また眠る
君に届けよ
夢の恋人
ゆめをみて
ふとんにもぐり
またねむる
きみにとどけよ
ゆめのこいびと
ーーーーーー
楽園の
花道駆けて
そよ風に
髪が靡けば
心輝く
らくえんの
はなみちかけて
そよかぜに
かみがなびけば
こころかがやく
ーーーーーー
三日月未来
みかづきみらい