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永遠の幸せ

私を呼ぶ声がした。。。


家族の声だ!!


そして、私は目を覚ました。。。


どうやら、1週間ほど眠っていたようだ。。。


夢でも見てたのかな?!


あのうさぎ。。。弟だったのかな?


まさかな。。。


ん?!


なんだこれ?!


私は手の中に何か握っていた。。。


それは1枚の紙だった。


そこに書かれていたのは、フォーエバームクーヘンのレシピだった。


あっ!夢じゃなかったんだ。。。


私はそれから必死でリハビリをして、やっと、日常生活を送れるまで回復した。


弟の願いを叶えるために私は両親と夫にこれまでの出来事を話した。すると、家族みんなは私の話を信じてくれて、バームクーヘン屋さんを開くことになった。


もちろん、バームクーヘンなど作ったことはなかったので、レシピ通りにうまく出きるまでかなりの時間がかかった。。。


だが、家族みんなで試行錯誤している時間もまた幸せな時間だった。


こうして、私たちの家族の円は幸せの輪となって幾重にも重なっていった。


きっと5歳の弟が食べきれないほどに。。。


そして、いよいよオープンの日!


お店の入り口からものすごい長蛇の列になっていた。


バームクーヘンを手にしたお客様はとても笑顔で帰っていった。


なんと!!全て完売となった。


きっと、弟もうさおも天国で喜んでくれているはず!


もう、二度とあのうさぎのお店に行くことはないだろう。。。


あのうさぎが弟の願いを叶えてくれて、私たち家族は完全に笑顔を取り戻すことができたのだから。。。


もしこの先何か悲しい出来事があったとしてもきっと、それを乗り越えることができるだけの幸せをたくさんもらったから。


弟とあのうさぎたちは、もしかしたらいまもどこかで笑顔を失った人にバームクーヘンを届けているかもしれない。。。


私も弟やうさぎたちのようにたくさんの人を少しでも笑顔にするお手伝いをしたい。弟が残してくれたフォーエバームクーヘンのレシピで。。。


そして、私はこのお店の名前を「Rabbits's Forever Baumkuchen」うさぎたちの永遠のバームクーヘンと名付けた。


この幸せが幾重もの円となって永遠にだれかに受け継がれますように。。。




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― 新着の感想 ―
[良い点] うさぎさんのバームクーヘン、食べたい! とっても美味しそうですね!
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