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愛しき遺書

前へ前へ

昼下がりの日常を

少しでも前へと進む本


モノクロの世界が

鮮やかに深く濃く

少しでも色づく本


あなたの人生に

一筋の光となって

少しでも

闇から抜け出せる本


その

お手伝いが

ほんの少しでも

出来たのなら

幸せです


2021年7月15日

南国の地より


「新人発掘コンテスト」



2020年5月


あの

切ない 苦しい 日常を


生涯

忘れることは無いでしょう


這いつくばって生きていた

普通の日常


それすらを

コレが普通なんだ……と


みんなも他の家も きっと そうなんだと

思い込んで思い込ませて そう生きていた


あの

地獄の普通の日常……


始まりは

世の中がコロナ禍 真っ只中で

大人たちが 慌てながら もがきながら 怯えながら

何かを信じ 何かに縋り 何とか生きている

そう思えた、2020年の悪夢のアノ年


暗くて 寂しくて いつもとは違う

ゴールデンウィークの子供の日


我が家では

大好きな大切な愛しいママが

体調を崩し始めた


緊急事態宣言という聞き慣れない言葉が

NEWSを飛び交い


新しい時代の新しい生活スタイルが始まったばかり

私の高校も姉の高校もリモート授業を取り入れ


機械類に疎くネットやSNSという物に苦手意識が強めな

わたしたち家族は


狼狽えながら ぎこちなくも 慣れないパソコン操作に戸惑い

必死にオンライン授業を受けていた


私と姉の学校はZOOMというアプリを利用し

妹と弟の学校はSKYPEというアプリを利用し


それぞれの学校が中継で授業を行う新スタイル


もちろん画面に映ってる物(者)全てが

参加者全員に共有されていて

お互い様で お互いに見られている状態にあって


声や音も含め


だからNETやSNSなどに慣れている子は

オンライン初日から小技を使って楽しんでいた


背景を変えてみたり

画面収録をしていたり

画面オフ等の工夫を凝らしながら


意外とみんな新スタイルを満喫していた


まだ慣れない時期は事故画も多く

私の様な初心者さんは

人には見せたくないのに映っていたり聞こえていたり


そうやって恥をかきながら経験を積んで

NETの世界を覚えていった


画面に映る物(者)が 常に曝け出され


普通じゃない我が家も

普通の顔をして画面に映し出されている


普通じゃない私の家は病気になったママが

これまで以上に精神論に厳しく


額から汗を流しなさい!!

力を抜かず精一杯生きなさい!!


努力の上に努力を重ねなさい!!


努力の汗は無駄では無い!!

努力の汗は嘘をつかない!!


真心で 誠実で 謙虚で 感謝で

賢く可愛い 素直な心で


人様の話を よく聞いて

その言葉を 賢い頭で よく理解して

真心で 謙虚に 受け止めなさい!!


それを


伝えたい一心で

私たちに理解して欲しい一心で


手振り 身振り 声も 大きく

一生懸命に伝えてくる



『この正論を押し付けるママが大嫌いだった』



手に取って下さった

あなたに

最後まで読んで下さった

あなたに


小さな幸せが見つかります様に

小さな奇跡が起こります様に


心から感謝しています

第2章へと続きを書きます


愛しき者へ

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