第4話 乙女の願い
わかった(やるとは言ってない)
「それはさておきでしゅ!!」
グラムは私から名残惜しそうに離れると話を進めた。
「姉御は糞ジジイに英霊をヴァルヘルムに集めるように言われたんでちよね?」
えっ?そうなの?ラグナロクがどうたらとは聞いていたが………
「まぢでちか………本当に使えない最高神でちね………」
グラムはコホンと一つ咳すると続けた。
「簡単に言うと世界の終わりが来るでち。寒い寒い冬の世界でちね」
なるほど、ドラゲナイで世界が凍りつくと………
「いや、別に深◯が世界に向けて寒いギャグをかました訳ではないでち」
本当に?
「世界が寒くなって悪いモンスターが攻めて来るみたいな感じでしゅ」
随分フィーリングで話したな。
「あたちも細いことは把握してないでち。兎に角、モンスターが攻めて来る前に、この世界で強い英雄の魂を一つでも多く糞ジジイのいるヴァルヘルムへ送ることそれがあたち達が課せられた仕事なんでち!!!」
ふーん。何となくは理解したけどさ、あたいは別にやるとは言ってないんだよねー。
「えっ!?」
驚きのあまりグラムが固まってしまった。
元はと言えばあの糞ジジイに嵌められてこんな姿になった訳だし、理不尽には理不尽で対抗しようと思うんですよ。
「つまりどうゆうことでち?」
いや、それは後で話すとして、とにかく最初の1人に会いに行こうと思う。
「仕事をしてくれるんでちね!!!」
グラムが目を輝かせて喜んでいる。
まあね。とにかく会いに行こうか、一人目に