第6話 ―マジオワタ―
―にゃあ…青春かにゃあ?
―せ、…青春でぇ…すね…。
―にゃあも青春したいにゃぁ…。先祖は悪魔に惚れたらしいけどにゃぁ…。
―でぇ、でぇもぉ…。私達だぁってぇ…
―にゃ…にゃん…。その先言うんじゃにゃいにゃん…。
―安井 金一郎―
「っ!はぁはぁはぁ…。」
金一郎は肩で呼吸をしていた。なぜこんなことになっているのかと言うと―
「サササでござるっ!!!ぬ、ここに隠れやすそうな教室があるでござる。あ、でも、もう試合は始まっているでござるよな…。いやでもいいでござるな、うん。」
と、隠れやすそうな教室に入って行ったが、
「はいピヨ~ピヨでございますピヨォ~?」
「なぬっ!?」
隠れやすそうな教室は綿佐里がいた。たぶん罠のようなものだったのだろう。それに金一郎はまんまと引っ掛かってしまったらしい。
「ピヨォ~。まぁさかほんとぉ~に獲物が入ってくるとは思わんかったピヨ。ここに人が入るかもとか勘で思っただけで、ほんとぉ~に入ってくるとはピヨ?ピヨピヨピヨッ!」
綿佐里は勘で思った教室に入り待ち伏せていた。それ何がおかしいのかわからないが笑っていた。
「ピヨ?逃げないのかピヨ?馬鹿なのかピヨ?あ、もしかしてぇ~なめられてるピヨォ~?うざピヨ。あぁ~それともそれともぉ~腰が抜けちゃったとかピヨォ~?」
「っ!!」
金一郎は、本当の子とを言われあせっていた。
それに気づいた綿佐里は、ある提案を持ちかけた。
「ピヨォ~じゃあぁピヨがぁ、10数える間にぃ、逃げてピヨ。走っていいピヨ。そして、ピヨはぁ、玉をぉ撃たない、タッチしたら金一郎ピヨの負けピヨ。どうピヨ?やるぴよ?やらないなら今outにさせるピヨ?」
絶対、綿佐里に利益がない提案だったので、いっそう金一郎はあやしがっていた。
「…。」
「やらないならいいピヨ?じゃあ―」
「や…やるでござる。」
なにか裏があると思いながら、金一郎は了承した。
「やるピヨ?じゃあ数えるピヨ?いーちぃにぃーいさぁ…」
「っ!!」
金一郎は、思いっきり駆け出した。そして教室から消えていった。
「ん。…ぴーよぴよぴよ。そっちは職員室ピヨ?先生達に見つかるピヨ。どんとまいんピヨ。あ、10秒たったピヨ。ふふふ…。」
―「つぅ!!!」
「そーんなに焦ったらoutになるピヨ?」
「なぬっ!?なっ!!」
ドテッ!クルッ!シュタッ!
金一郎は、廊下で大胆に転んでいた。が、受け身をとって回転して、たっていた
「ピヨ?転ぶのダサいピヨ。でも受け身きれいピヨ。けど体力使いすぎピヨ。」
「けなすでござるかッ!?それとも誉めるでござるかッ!?どっちでござるっ!?」
「ツッコミする元気あるんピヨね。でも、もう、終わりピヨ。」
金一郎と真菜種は職員室の近くにいた。
「ピヨォ~」
―もぅこれで終わりピヨォ、先生に見つかって御愁傷様ピヨォ
「っ!…。あっ!?」「ピッピヨッ!?」
ずっと考え事をしてた綿佐里は、金一郎にぶつかってしまった。
「…。」
「な…何してるピヨッぶつかったピヨッ、まぁどっちにせよ捕まえたピヨ~……。ピヨ?」
ずっと黙っている金一郎を不思議と思った綿佐里は前を見てみると…
「おや?安井君に八津利(妹)さん何をしてたんですか?もしかして鬼ごっことかですか?職員室前で、言いなさい?安井君。」
「しょっ承知いたしたっ」
金一郎が、何故黙っていたのかというと…
先生がいたから
であった。
ルール最後に『鬼も逃げる側も先生に見つかったら負け、即座に教室に戻ってくる』というルールがある。
「え、えとで、ござる。鬼ごっこと、というものをしょ、少々やっ、やっていたで、ござる。」
二人ともおびえていた。先生がすごく怖かったからだ。
「ほぉ?それで?盾みたいなものを、持って?逃げてると?不要物ですよね?そして、廊下をダッシュしてましたね?八津利妹さん?」
「ピ、ピヨッ!そ、そうピヨッ」
先生はにっこりしているのだが目が一切笑っていない。そして、オーラが黒と赤が混じっていて悪魔のようだ。
「はいでは、安井君、八津利妹さん二人は職員室に来てください。みっっちり教育してあげますよ?さぁ、来て下さい。」
「「(ガクブルガクブルガクブル)」」
金一郎と綿佐里は先生につれられていってしまった。
鬼…あと一人
逃走者…あと三人
―賀稲瀬 亮吉―
「っ!はぁはぁはぁ…。」
「体育館は広いコケねぇ?」
書いていた小説のストックがきれました…。
少しペースが遅くなるかもしれません。
すみません…。
ニワトリ<次は来週か再来週にでるコケ~!
ピヨピヨ<よろしくピヨ!