第二話 ―ゲームのはじまり―
♪キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン♪
「はい。ホームルーム終わります。起立!礼っ!さようなら!」
「「「さようならっ!!」」」
みんなが一斉に帰りはじめた。
「さあ!始めるわよっ!」
乃乃夏は元気よく叫んだ。
結局教室に残ったのは試合をやるといった5人だけだった。
「わかったけれど…何をするの?」
「ふっふっふ…その試合は…!!」
「その試合は…?」
「決めてないわ!!」
「「「はっ!?」」」「…え、…。」
「じゃあ、ダイズをしましょう?ちょうどサイコロ3個あるし。それと―」
「バカラだなっ!?オレは勝てるさっ☆ルールは―」
離陸君が説明すると、すごく長くなるので説明すると。
サイコロ3個をコップの中に入れ机の上に振ります。出た目の合計が4~10が小、11~17が大で、コップの中の合計の目を大か小かを当てるゲームです。
「―だゾッ!わかったカっ!?はぁっはっは!」
「うるさいわね!バカラだけじゃないわよ。鬼ごっこもやるのよ。」
「鬼ごっこでござるか…鬼はどおするでござる?」
「クラスの八津利 真菜種に任せたわ。」
八津利 真菜種は、同じクラスの陸上部である。まぁそこそこ可愛い女の子である。
「え…陸上部…と、……な…の……?」
亮吉が恐る恐る聞いた。
「そうよ。亮吉。何か文句でも?」
「な…ないです…。」
「どこで鬼ごっこするんだ?」
今部活のみんながグラウンドも体育館も使われている。どうするのだろうか。
「学校よ。校舎でやるの。」
「はっ!?」
「先生にみつからなつからないようにやるのよ。見つかったらアウトよ。いいでしょ?真菜種にも話しておいてあるわ。」
「意義ありっ!!」「意義なしでござる。」「意義…な…しっ!」「意義なしよ。」
離陸以外全員賛成のようだ。離陸は悔しそうに、
「何でだよぉぉぉおおお!!!!」
と、叫んでいた。
「で、どれくらいかけるの?100ポイント?300ポイント?」
「え、無視ですか?マジですか?かなしぃぃぃいい!!委員長!!」
「5位の人は1位の人に500ポイント、4位の人は2位の人に100ポイント、3位の人はそのまま。どう?」
「りょーかーい。」「うむ。」「う…ん…!」「わかったわ。」
「これでルールいいわね?」
「いいぞ俺様は!」「了解でござる。」「わか…っ…た……!」
「いいわよ。」
♪ピロリロリン♪
乃乃夏や亮吉、離陸、金一郎のケータイがなった。
なぜか世羅のケータイがなっていない。
「ん?メール?まぁいいわ。」
「そうだそうだ!ほっとけよ。」
「じゃあいくわよ~!!」
みんながいっせいに息を吸った。
「Oath to hero!!!≪主人公に宣誓!!!≫」
こんにちは…たぶんあと2、3週間出せません…
すみません。