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プロローグ
俺は黒神終夜。この物語でも主人公である。
んで、うちの学校には歓談部という部活があるんだ。俺はそれに所属してる。まあ、活動と言えば茶菓子やお茶を囲んで雑談するくらいなのだが……よくもまあ部活として承認されたものだ。
俺のクラスの教室が2階にあるのに対して、歓談部の部室は3階にある。だから行くのが少し面倒なんだが、放課後になると惰性なのか気がついたら部室のドアの前に立っている。
今日もそうだ。目の前には部室のドアがある。開けば大きな机や食器棚などが目に入ってくるだろう。もしかしたら、他の部員がいるかもしれない。
さて、今日も元気に部活を始めますかね。