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ぬくもり

作者: ぺるる

 視界いっぱいに広がる、白い世界。背中にまわされた腕がギュッと身体をしめつけてくる。自然とその温もりに身を預けるが、頬をうずめる手前ではっとして遠ざける。


「化粧がついちゃうから」


 白いシャツを汚してはならない、そう思った。


「そんなの、気にしなくていいから」


 すると更に頭ごと抱き込まれ、強制的に頬をうずめる。その温もりに身も心も、切なく締め付けられる。私もそっと背中に腕を回し抱きしめる。

 幸せ、このまま時間が止まればいいのに。心地よい光と温もりに、瞼を下ろした。



 瞼をあけると、見慣れた白い天井。一瞬何が起きたのか理解できなかったが、自嘲の笑みを浮かべた。


「なんて夢見たんだろう」


 ベッドから身を起こし、一人きりの部屋を見渡す。そう、あの温もりは夢の世界だった。夢とは違う切なさに胸が痛む。


 サイドテーブルに置いている時計を見て、頭を振り夢の余韻を吹き飛ばす。


 約半年前に私の恋愛は終わった。夢のような恋愛は夢のまた夢だと、言い聞かせて支度を始める。


一度失った好きという気持ちを、また取り戻せるだろうか。勇気が持てるだろうか。


恋愛に臆病になった私。でも、いつか夢のような温もりに出会いたい。そう願っていつもより少し痛む胸で、家をあとにした。

目を通していただきありがとうございます。

久しぶりに何か小話を書きたいと思い、書いてみました。

私が実際に見た夢だったりします(笑)それに少し着色を加えました。

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