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剣は世界から消えた

初めて書いたので、生温かい目で見てください

なおしたらいい個所があれば、少しずつなおしていこうと思ってます

雨が降っていた

暗い暗い黒雲の下に雨が降っていた

止むことのない雨の下で、髪の長い女性が剣を片手に一人倒れていた

体にはいたるところに傷があり、女性が長くないことを知らせていた


「私はもう先に行けそうにないけど、お前ならもっと先に行けるかな?」


消え入りそうな声で女性はぽつりと物言わぬ剣に向かって話しかけた。

剣はただ何も言わずそこにあり続けているだけで、何も応えない。

それでも女性はその剣に向かって話し続ける。


「私はあの空の向こうがもう一度見たかった。

 今は雲に覆われていて見えないけど昔は空が青かったんだよ。

 お前にも見せてやりたかったなぁ。」


まるで幼子に言い聞かせるように女性は剣に向かって話しかけ続ける


「私の物語は終わりだけど、お前の物語はまだまだ続くかな。

 ・・・・・・・・続くといいなぁ。」


女性はそこまで言ったところで、体に限界が来たのか意識がもうろうとし始めたがそれでも話だけは続けた


「私はお前を手にし、振るえたことで剣士としての幸せが手にできたけど、剣としてのお前はどうだった?」


剣は何も言わずただただ、雨にうたれていた。


「私と一緒にいれて幸せだったら、私としては嬉しいかな。」


微笑みをうかべて女性は言う


「あぁ・・・・なんだか眠くなってきたな。

 ねぇ、もし今度生まれ変わってまた出会ったら、お前はまた一緒にいてくれる?

 私はまた一緒に旅をしたいな。」


そこまで言ったところで、剣がまるで意思を持っているかのように女性は温かいイメージを浮かばせた

まるで、女性の言葉への返答のように剣を持つ手から伝わった


「お前もそう思ってくれているんだ。

 うれし・・い・・・な。」


その言葉を最後に女性はこの世を去った






剣は考える

なぜ女性はあのような事を言ったのかを

剣は女性と共に旅をする事により、わずかながら自我を持っていたが、女性はそれに気づいていなかった

女性は言った

この黒雲により黒と灰色で覆われた空は、もとは青かったと

その空を剣と共に見たかったと

剣は剣であったために、ただ己は切る為の存在と自己を認識していた

その己に向かって共に青空を見たいといった

剣はただ女性と共にあり剣技を極めればそれで良かったのだ

女性のその言葉にどれほどの意味があるかもわからず、それでも剣は考えた

今まで女性と共に旅をして女性が知りあった人物も思い出しながらも考えた

明るいもの、暗いもの、はっきりとした物言いをするもの、姑息な手段を使うもの

敵として会ったものや、味方や友人として会ったもの

さまざまな者を見てきたが、どれを思い出してもわからなかった

そんな時、一筋の光が剣に降りかかった

その光は剣もよく知っている光だった

その光とは転生の光

ある一定の条件や、行動により転生の神による力で「転生」する事が出来る人間のみに与えられた加護である

転生することにより、その者たちは強力な力を手に入れる事が出来るが、それは人間にのみ与えられた加護だ

剣は己は転生対象当てはまらないことを、女性が転生するときに一緒にいたので知っていたが、なぜ今その光が己に浴びせられているかわからなかったが、己にはどうしようもなかった

なすすべもないためただ身を任せた

そして、薄れゆく意識の中声を聞いた

それは、とても、とても優しい声でこう言っていた


 その言葉の答えは自分で探しなさい

 人と話、自分で考え、そして自分だけの答えを見つけなさい

 あなたが彼女と共にあった思いを胸に、前へ進みなさい


その言葉と共に、剣の意識は無くなりこの世界「アスガルド」から姿を消した

初めての小説で、書いてみてビックリ!!

思ってたより大変だ!!!

小説を書かれている皆さんはとってもすごいと思いつつのんびりやってきます

生温かい目で見てやってください

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