インドアーズハダストレス(IHS)
私の名前は春夏秋冬 権蔵。
歳は81で、趣味はゲームをつくることじゃ。
IHSの開発を担当している。
IHSはとても開発者の間ではなかなか評判がよい。
実をいうと、IHSはもともとはあるゲームのなかのミニゲーム
の一部として開発を進めていたのだが、
あまりに開発が大規模になってしまって、
誰にも手がつけられなくなってしまったんじゃ。
残念なことに。
当初は次世代RPGを作る予定だったんだが、
だんだん私のようにふざけたミニゲーム
などを追加しようとする人間が現れて
開発がうまくいかなくなっていまってね。
結局、次世代がどういうものなのか、
開発者の意見が食い違ってしまったんじゃ。
だから、一部の人間は途中まで完成しかかって
いたゲームを組織を抜けて開発を進めた。
次第にそのメンバーの間で共通の名前というか
プロジェクトができあがった。indoors。
当初の開発者がリーダーになって開発が進んでいる。
最初のうちは数字をつけていたのだが、
進むにつれて自由になっていった。
それが今の状態だ。
私が開発しているのは、
コードネームIHS(IndoorsHadaStress:インドアーズハダストレス)
すなわち、化粧品の部分だ。
Indoorsは現実とほぼ一緒の世界をRPGで再現しようとした。
つまり、化粧品もできるだけ、本物に近づけなければ
ならなかった。だから、化粧品会社、ドラックストアなどにスポンサー
になってもらって、できるだけ現実世界に近づけたゲームにしたかった。
私たちがとくにこだわったのは肌ストレスパラメータの作成について
だった。だから、このコードネームを肌ストレスにしたのだ。
ちなみに、私たちだけでは作成できない部分をIVHSが担当して
くれている訳だ。しかし、結論としていえることは
現実をゲームにすることはとても難しいことであり、
はっきりいって今の人数では何年かかるかもわからない状況なのだ。
それにもう開発プロジェクトもなくなってしまって
もうみんな好き勝手に開発がすすんでいる。
しかも、最近ではニセモノまで現れ始め。
今や、Indoorsがどのようなゲームを開発したかったプロジェクトなのかもわからなく
なってしまった。
しかし、私たちの製作できる部分は完璧を目指したいと思っている。