表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
茶道 探偵部(仮)の愛と冒険~異世界物語がエタったのでヒロインが学園物語に転生しました~  作者: るきのるき
1・茶道 探偵部(仮)ができるまで

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/111

1-9・異世界の設定はどうなってるのか

「あんたらの異世界にもサディストやマゾヒストやロリコンとかいるの?」


 おれの質問がわからなかったのか、クルミは上品に首をかしげた。


 この子、首をかしげてばかりいるな。


 相方、というか、文官補佐役であるミドリは、肩をすくめた。


「あるに決まってるじゃないですか。なんでそんなこと聞くんですか。ねえ、ミドリ」


 ミドリは肩をすくめながらうなずいた。そういうこともできるんだ。。


「マルキ・ド・サドとか、ナボコフも?」


 ナボコフは『ロリータ』という小説を書いた、元祖ロリコンな人である。


 当人がロリコンだったかどうかはしらないけど、ロシア革命でフランスに逃げて、アメリカに渡って作家になり、その小説で大変儲けて、スイスに移住した。


「実際にそういう作家がいるか、とか、いたか、とかはよくわからないんですよね。でも、翻訳は出てますし、原書も入手できるんじゃないかな。ロリコンの人がちゃんと読んでるかどうか……」


「翻訳って。そういえば、みんな異世界から来たはずなのに、日本語しゃべってるよね」


「ニホン語……いやこれは異世界語ですよ? 普通にこの世界の日本人? とは会話その他不自由はありませんけど」


 今までの謎はだいたい解けた気がする。


 この子たちの世界を作ったのは日本人なんだな。


 フランスやアメリカにロリコンはいるかどうかはともかく、それにロシア人はたいていロリコンかシスコンなのかどうかはともかく。


「その話は、こっちに置いといて」と、ミドリは、こっちに置くモーションを入れながら言った。


「私の、というか、仮想世界好きの仮説として、創造神は高度なAIで、すでに絶滅したヒトの記録をもとに再構成された、というのがあるんよね」


 ミドリは、ほぼ落書きボードになってしまったホワイトボードを、ばし、とドイリーで触れて裏返し、おれの手経由で3つの○を書き、その中にこういう字を入れた。


ヒト→創造神→異世界


「なるほど、その構造のモデルとして使われたヒトの記憶・記録が、かつて日本人だったもの、ということだな」


「ちょっと待ってくださいよ、ミドリ」と、おれの不愉快な相棒であるミナセが口をはさんできた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ