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第四話髪の毛気にしている人に薄いとか言ってはいけませんよ

第四話髪の毛気にしている人に薄いとか言ってはいけませんよ



マッカロフ♪ガーバメント♪グッスタフ♪ドーラ♪


 「マジで逝かれて来たよ。主に頭が」


 「貴様…何を歌っている!!」


槍突きつけられると人間って頭おかしくなるのかな?

取り敢えず状況を…あの警告を受けてから外に出てみれば、槍を構えた8mの鉄の巨人が3体立っているじゃないか!後序でに足元に槍を構えた兵士が10人位居た。

…まぁそれでロボから下りてみると、いきなり槍持った兵士に囲まれてしまった。

まぁ囲まれてしまっておまけに槍突きつけられてしまって遂に頭が逝かれて冒頭の歌をつい歌ってしまった(笑)


 「何をって…なんだろ?」


 「貴様…(怒)」


おーおー怒ってる怒ってる。ついでに今話しているのは槍兵越しで質問攻めを先程の歌を歌うまでしていた、指揮官らしきでっぷりとした腹の人、沸々と怒りを滾らせている所からしてこいつの沸点はかなり低い様だ。しかも髪の毛も薄い、脂汗だらだら、閑話休題。このまま襲って来てくれたら正当防衛で思いっきりやり返せるんだけどな…俺基本的に専守防衛だし、平和主義者だし…


 「嘘を吐くな!そんな眼をしている奴が平和主義である筈がない!!」


 「あ、口に出てた?」


やっべうっかり口に出してたみたいだわ~迂闊迂闊、そう言えばこっちの言葉通じるんだな…爺さんはサービス精神旺盛だったようだ


 「ってか本当に髪の毛薄いな。育毛剤つけたらどうだ?」


そうすれば少しはましになると思うよ。多分


 「―――ッ!もう我慢できん!死ねええええええ!!」


周りに怒鳴り散らしながら攻撃命令の合図をする指揮官A。やっぱり髪の毛は禁句か?


 「お~かかってこいや~」


なんてなめたこと言い終わった瞬間俺を囲んでいる槍兵全員が息を合わせて鋭い突きを放って来た!流石にもう気は引き締めている。


 「甘い!!」


非常に僅かだが他の槍兵よりも突くのが遅れた(それでも十分槍のスピードは速かったけど)兵の槍の穂先を、軽く受け流しそのまま懐に入り、肘打ちを腹に入れた!


 「かっはっ!?」


槍兵その一(以下槍兵はABCで表記)は何が起こったのか理解することも出来ずに倒れ、そのまま意識を飛ばした


 「次!」


そして隣にいた何が起こっているか理解出来ていない槍Bの懐に入り込み槍Aと同じ方法で戦闘不能にした


 「こんなものか?」


さくっと、超呆気なく二人も撃破出来てしまったんだが…こいつら本当に軍人?これじゃああ後の八人の力量も想像出来るな。正直能力無使用で突破できそうだ。


 「ぐぬぬぬっ!こうなれば、レッド小隊前へ出ろ!」


 ≪レッド1了解≫


 ≪レッド2了解≫


 ≪レッド3了解≫


ロボットから低い男の声で、レッド123は返事をしてゆっくりと前進してきた(ロボットがゆっくりと歩いて来て少し怖っと思ったりしたのは余談)。…それにしてもこのロボット、ヤングアイアンって言ったっけ?妙に人間臭い動きしてるし、めっちゃ怖いわ~、だって8mも全長あるんだぞ!しかもそれが三体。対するこちらはそこら辺にいる一般人一人…過剰戦力だと思うのは気のせいか?ってちょうどあるじゃん自分よりも大きい敵に使用する武器!


 「RPG-7カモーン!」


声高々にそう叫ぶと前回のM1911A1同様いつの間にか肩から手に掛けて長い筒が現れた!

その先端には緑色の卵型の何かがが填っていた


 「召喚魔法!?いや創造か!!」


なんかロボットの後ろで一人喚いている指揮官(薄)は放って置き、眼前のロボット三体に向きRPG-7を構え、スコープを覗く。


 「油断している今のうちに…先手必勝!」


そして引き金を引く!すると筒に填っていた卵型のヘッドのグレネードは推進剤を消耗しながらあり得ない光景を目の当たりにして呆然としているロボット一体に直進した!!そして放たれた弾はロボットの装甲と接触し直後、


轟音の直後被弾したロボットはそのまま重力に従い後ろに倒れた。


 「オラクルフィールドが…反応しなかっただと!」


 ≪レッド2レッド2応答せよレッド2≫


 ≪………………≫


一応コックピットに当たらない場所に撃った筈なんだけど…大丈夫かな?


 ≪おい応答しろジョン!基地で恋人が、フィレが待ってるんだろ!?帰るんだろ!?告白するんだろ!?≫


あ、レッド2の人ジョンって言うんだ、ってかジョン此処来る前死亡フラグ立てすぎだろなんだよ基地に恋人がいるって、めっちゃ罪悪感に襲われるジャン。とか考えながらいそいそとRPG-7の弾を召喚してリロード中。


 ≪あ~うっせーぞ隊長もランダも≫


 ≪≪ジョン!!≫≫


あ、生きてた。…リア充なんか


 「死ね」


装填し直したRPG-7でもう一発レッド2へ打ち込む。そしてまた轟音を立ててロボットの左肩の部分を穿った。


 「俺って結構な悪魔だな(笑)」


 ≪≪ジョオオオオオオオオオオオオオオオオオン≫≫


ハッハッハ戦場で恋人の話をするからこうなるのだ(ジョン本人はしてません)っとリロードリロード。


 ≪貴様、絶対許さないぞ!!≫


と隊長機から、ってかレッド2って意外と熱血?


 ≪レッド3落ち着け!無闇に突っ込むとレッド2の二の舞になるぞ!≫


おおあくまでもコールナンバーで呼ぶんだ…さっきは思いっきりジョンって言ってたくせに


 ≪それでも!あいつに一矢報いる事が出来れば本望です!!≫


…一応言っておくけど、ジョンまだ生きてるよ。コックピット大きく外しておいたし、動力部分の有りそうな場所を片っ端から狙っただけであってコックピットは大丈夫なんだけど…


 ≪うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお≫


咆哮を上げながら無謀にも突っ込んでくるレッド3(この時色々な意味での迫力の余り漏らしそうになったのは内緒)に無情にもRPG-7の照準を定め、


 「ファイア!」


掛け声と共に引き金を引きRPG-7をレッド3の機体の丁度ち〇この部分に撃ち込んだ!そしてRPG-7より放たれたHEAT弾がロボット、ヤングアイアンのち〇この部分を穿った!!痛そ


 ≪うわあああああああああああああああああああああ!!≫


レッド3の搭乗する機体は撃たれた玉の部分を押さえながら前に倒れ、動かなくなった


 ≪レッド3!!レッド3いいいいいいいいいいいいい!!≫


もうこのネタ飽きたわ~…と言うわけで


 「もう一発!」


予め召喚して横に置いていたRPG-7を拾い、隊長機に撃ち込んだ。


 ≪ぐはっ!!≫


見事に隊長機の腹部を穿った!そして穿たれた隊長機はレッド3同様無残に倒れた。


 「レッド小隊が…全滅だと!?撤退だ!撤退しろ!!」


おお引き際を判っている意外にも引き際だけはわかっている指揮官だな~等感心している内に槍兵八名は動けない味方を引き摺りながら撤退して行った…俺が此方の世界に来て最初の戦闘…勝利!!



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