6話 いきなりピンチ?
んー…お腹空いてきたな…」
僕は兎を倒した後,あてもなく森の中を彷徨っていた
「ん?あの木の実取れるかもしれないな」
木の上に木の実があるのに気がついた。色や形は何だか梨に似てる
「んしょ…よし、登れた」
近くで見るとまんま梨だ。手の届く場所にあったから、とりあえず手を伸ばした
『ペールの実 瑞々しく、食べやすくてありふれた木の実。』
「頂きまーす」
一個食べてみた感想としては、うん、本当に梨だ。
食材の味とかは現実を参考にしてるのかな?
うん、美味しい。いくつか取っておこうかな」
その後は何度も木に登り、ペールの実を取った。
『スキル【木登り】を習得』
『【木登り】パッシブスキル 木に登りやすくなる。』
スキルを習得した後は格段に登りやすくなった。いいスキル貰えたね?
「ふう…ペールの実も沢山手に入ったし、そろそろ奥に進もうかな」
すると木の影から、数匹の狼が飛び出してきた
「やばっ、多対1はちょっと不味い…」
多対1はやったこと無いし、見えるだけでもかなり数が居る
「とりあえず逃げる!」
その後数分は逃げていたが、狼たちはぴったり僕の後ろをついて来た。
どうにかして来れない場所に逃げる必要があるなあ…あ、いい所あったわ
「やっぱり木の上は追いかけてこないか。最初からこうすれば良かったなあ…何で馬鹿正直に逃げてたんだろ?」
木の上でペールの実を食べながら数分待っていると、狼達は諦めたのか何処かに去っていった
「よっし!降りよ」
降りた後は、また森の中を歩いていた。その後また狼に会った
「「「ガウガウッ!」」」
「あ、でも今回は3匹…これなら何とかなるかな?やってみよう」
さぁ、初の多対1の戦闘だ!