ゆらぎのなかでたちあらわれるもの
ときをとめるように
いきをとめた
しょうじきなきもち
しょくざいのように
ふりむいた
しんだきもち
いきてるりゆう
なにもない
いいんだ
いやだめだ
かんけいなく
とんでいく
とりのむれ
しずむゆうひ
のぼるたいよう
つきがのぼってしずんで
さよなら
はじめまして
かぜにながれて
まちのにおいがただよって
なんだかな
かなしいきもち
ほんのにおい
どこからかカレーのにおい
かざした
てのすきまから
ひかりがこぼれ
きぎは
かぜにゆられる
すんだくうき
すみきったあおぞら
くもひとつなく
けれどぼくは
やみのそこにいる
ひかりのなかでも
やみがあること
しってしまって
もうもどれない
それがかなしくて
ゆがんでいるのか
ひずみは
おおきくなるばかり
くるま くるま ひと ひと ひと
びる き くさ つち
やま かわ うみ
たかいそら
まぶしいたいよう
じゅうたくがい
ぼくはひとり
よるをくらい
いきながらえて
とどろくらいめい
あめ あめ あめ
ゆきのしろ
すぎていくじかん
こくうのなかのこどく
くうきょだが
くみかえられて
たどりついた
いまが
ここ