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第5章

・前書きでござる。

今回かなめ君の心の内が出てきます。


〜出歩いて…落っこちて・第5章〜






イマジンツールを習得して、すでに一週間が経過しました。



この魔法は様々な武器や道具に形を変えることが可能な魔法であり、

武器ならばオーソドックスに剣、大剣、槍、戟、斧、カマ、太刀、小太刀、弓、杖と

何でもござれ、また他にも盾等の武器で無いモノも実体化出来る。


形状は全てシンプルなモノばかりだが、魔力を込めれば込めるほど威力が上がるのは嬉しい。

自分の成長にあわせてLVUPする武器を手に入れたみたいだ!


また不思議な事に、オークスタッフを装備して剣を出そうとすると、

何故かスタッフの先から刃が伸びて薙刀みたいな形状になる事が解った。

さらに、杖を出そうとすればスタッフの先に緑の宝石みたいな魔力の結晶が現れ、

ステータスを見てみると、武器装備によっての魔力値がかなり上昇しているのが解る。


どうやら武器を装備している手からこの魔法を使うと、装備した武器の強化が出来る事が解った。

武器を握っていない手から普通に武器を出せるから双剣も可能かも知れない。



――つまり、この魔法のお陰で僕は魔法剣士になったという事です!良い、凄くイイ…。



他にも、のこぎりやトンカチ、みたいな大工道具にもなり、日曜大工の気分で椅子やベッドを造りました。

その時の木材を削り出す際、のこぎりでは効率が悪い為、僕は何とも素敵な武器にもなるモノを造り出した…それは。


それは、チェンソーです!便利です!刃が回転します!エンジン音はしないけどフィーンっていう風を斬る音が響きます!

何故刃が回転するかは知りません!でも超楽でした!……ただチェンソー持って森に入ると、魔獣達が異常におびえていた。何でだろう?


また他にも、フライパンや鍋や包丁等の様々な調理器具にもなる。

とくに鍋やフライパン等は、魔力を込めて炎熱変換してやると、

カマド無しで調理が出来るという素敵仕様!


――調理の幅が広がったのは言うまでも無い。


おまけに、ラインさえ繋げておけば、ある程度離れても実体化しているというのもいい!

さらに最近になって気付いたんだけど、炎熱変換だけじゃ無くて、氷変換も使える事が解った。


コレは便利ですマジで!

肉や魚をさばく時とか、果物を斬る時に熱でダメにしないって事が解ったからね。

コレを利用して食後のデザートにシャーベット作ったら紅に物凄く受けた。




――この魔法が出来たお陰でどんどん料理スキルが上がっている僕であった。








――そして、そろそろ本題に入ろうと思う。







――朝、目が覚めると…自分の寝床の中に…







――10歳くらいの見知らぬ女の子が寝ていました…マジで?






「へ?あ…え?!」

落ち付け僕…昨日は確か紅と寝た筈だ。

でも、紅が居た場所で寝息を立てているのは、紅い髪の女の子…一体誰?誰なの?!


僕は驚きで叫び声をあげそうになるのを必死で抑え、バクバクいってる心臓の鼓動を感じながら、隣で眠る少女を観察する。


……なんだかそう書くといやらしく聞こえるけど、何もやましい事はしていない。

ただ顔を見てかなり整っているだとか、寝床が狭い為、

非応無しで引っ付いてしまう少女の身体が意外と柔かくって着痩せ…ゲフンゲフン!


と、突然の事態に、混乱中だけど…どうすればいいの!?

紅!助けてくれ!何処に行ったんだよぉ!!ヘタレな僕を(!?)助けて!


兎に角気を落ちつけなければ………………………………ふぅ、落ち付いた。

落ち付いてもう一度彼女を観察してみる。


背丈は140cmくらいだろうか?

170cmの僕の胸のあたりに顔が来てるところを見ると大体そんな所だろう。

顔はどこか幼い感じがするが、しっかりとした目が特徴的で、髪はセミロングでやや癖毛がある。


ん……?


「これって……犬耳?」


何故か…頭には犬の様な垂れ耳…ま、まじですか?

この世界に来て初めての人類(と思われる)の少女との遭遇に+でファンタジーも付いて来たよ!

でも…なんだか可愛いかな…。




その後も、なんじゃかんじゃで身もだえて動けない僕。

そして、帰ってこない紅…まじで何処行ったんだろう?


とりあえず、寝床から起きようとすると、その振動で目が覚めたのか、目の前の見知らぬ少女が目をこすりながら起きてきた。


「…………(目をコシコシしている)」


あ、ちょっと和む…じゃなくて!


「お、おはようございます…」

「おはようかなめ」


へ、なんで僕の名前知ってるの?

知らない子に自分の名前を言われ、しどろもどろの僕に彼女は…


「なぁかなめ…飯は?」

「え?ああ、うんすぐ作るから…」


――ごはんの催促をしてきました。


「じゃ無くて!あ、あのう?」

「ん、なんだかなめ?」

「アナタはどちら様で?」


二人の間に流れる沈黙…


「どうしたんだかなめ?まだ寝ぼけてるのか?」

「い、いや…ただ知らない女の子が自分のベッドに居たらこんな感じだと思うよ?」

「しらない?お前、俺の事忘れちまったのか?!」


突然、泣きそうな顔をする目の前の女の子に、僕はおろおろ…どうする!どうすんの!?


「ああ、紅!何処行っちまったんだよぉぉ!!」


オロロ〜ン!と僕が今ここにいない相棒の名前を呼ぶと…


「なんだ、俺の事ちゃんと覚えてんじぇねぇーか…朝から驚かすなよな!」

「へ…?へ!?」


そんな事を彼女はのたまった。

おいおい、まさか…ウソだろう?


「もしかして……紅?」

「紅は俺以外に居るっていうのか?」


目の前の少女はフンと鼻を鳴らす…。

僕はすくっとベットから立ち上がり、息を思いっきり吸います。


「なんですとぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

「うわっ!うるせぇ!」「おごっ!」


驚きのあまり大声を出した僕は、うるさいと殴られた…なんでさ。




***




――殴られて冷静になったのか僕は今、紅と一緒に朝食を食べています。


不思議だったのは、紅が普通に箸を扱えるって事。

何でも見よう見まねで覚えているのだとか…学習能力高いね。

あ、ちなみに箸は木を削って造りました。


やっぱ日本人だから箸で飯食うのが習慣化してるからね。

でも、目の前で普通に箸で飯を食う元犬の人物が居るとは想像つかなかったけどね。

それと彼女はちゃんと服着てます。

と言っても動きやすそうな半そでシャツとキュロットだけどね。尻尾が出る穴付きの…。




――とりあえず、食後のタンポポ茶を飲みながら、彼女に事情を聞いてみる事にする。




「ねぇ、何で人型?になってるの?」

「しらない」


………会話終了。じゃなくて!


「いや、しらないって…」

「ホントだぜ?朝起きたらこうなってたんだからな。」

「それにしては落ち付いてるような気がするけど?」

「寝ぼけてたし、かなめの方が混乱してて俺が混乱するタイミングが無かった。」

「あぁ…そうなんだ…」


ふ〜む、しかし一体何故?

いくらファンタジーな世界でもこれは………ハッ!そうか思い出した!


「なぁ、もしかして自称神が付けた能力じゃ無いか?」

「ん?そうなのか?」

「うん、たしか手帳の謝罪文の中に、そんな記述があったと思う。今の今まで忘れてたけど」


自分で魔法が扱えるのが楽しくて楽しくて、そこまで思考が回らなかったんだよね。

それに日々の糧を得るのも一苦労だしさ。動物の解体って結構大変なんだよね・・。


「…確かこの世界にいる種族の一つで、ドワーフだとか言う種族になれるらしいよ?」

「ふ〜んそうなんだ」


いや軽いですねあなた。

まぁあまり深く考えすぎないっていう、これが彼女の良いところなのかもね。


とりあえず手帳を懐から出した僕は再度それを読み返してみる。

すると、確かにそのような感じの文章が書いてあった。


でもドワーフね…最初の頃テンパってたからスルーして忘れてたけど…

ドワーフなんて明らかにファンタジーじゃないか…。



ドワーフという種族は妖精みたいな幻想種の一種であり、背が低いがその代わり頑強な肉体を持ち、炭鉱を掘って鉱石等を採集して生活している。有名な話だと白雪姫の七人の小人達もこれに当たるらしいし、某指輪物語にも戦士としての姿が描かれている。

最もゲームで出てくる姿くらいしか知らないけどね。



――でも、どうやらこの世界のドワーフが僕の世界のドワーフと同じという訳じゃないみたい。

僕の世界のドワーフは、身体中が体毛に覆われ雄雌関係なしに毛深いとされているけど、

どう見ても今の紅の姿からはその特徴は無い。


むしろ頭の犬耳以外は…ホントに……人間……あ、あれ?





――胸がくるしい…それに……目が………アツイ。




――あれ…おか…しいな?……アタマが……イタイ




「……なめ!かなめ!」

「…え、なに?」

「お前、何で…泣いてるんだ?」

「!!!!」



――ナイテルの?ナンデ?ア、アレ?オカシイナ……ナミダガトマラナイよ?



「ご、ごめん…ちょっと頭冷やしてくる…」

「お、おいかなめ!?」

「ゴメン…」



――ダメ、オモイダスナ…おモイダシタラ…こころガ…コワレチャウ…。





僕は唐突に湧き上がってくるナニカに耐えきれなくなり、そのまま洞穴を飛び出した…。






***





「ハァ…ハァ…クソッ!」



気が付けば僕はいつも魔法の練習をしている河原に来ていた。



「なんで…どうして?…もう諦めたじゃないか…頭では理解してたじゃないか!……なのに」





―――――――――どうして…こんなにも苦しいの?





解ってた―――いきなり異世界に放り出されて…

もう、家族にも友達にも会えなくて…あの僕が居た世界には帰れなくて…



解ってた―――苦しくて、苦しくて…辛くて、哀しくて…泣きたかった。

だけど、生きていたかったから…泣く訳にも行かなくて…



解ってた―――だから、押し込めた…

苦しいなら感じなければいい…明るくしてれば明るくなれる…

そう思って…心の奥にしまった筈なのに…。



魔獣と戦うのだって怖かった…生きていけるのか不安だった…。

だからこそ、抑え込んだのに………



「紅…どうして今……人間の…ヒトの姿になるんだよぅ…」



後少しで…前の世界の事忘れられそうだったのに…人の温もりを忘れかけた筈なのに…

いま…彼女を見て人の温かさに触れたら…思い出しちゃう…耐えられなくなっちゃうよぅ…。

僕が…“僕”で無くなっちゃうよぅ…ココロが…壊れちゃう…。


――僕は泣くことも出来ず、ただひたすら…心が静まるのを待つ…大丈夫だよ…耐えればいいんだ。

僕が我慢すればすぐに収まるよ…苦しくても考えなければ…感じなければ……何も問題は…ナイ。




―――身体を丸め苦しいのが過ぎ去るのを待つ…その時背後の茂みから何かが飛び出してきた。




「かなめ!ココか!」

「!!」


声のする方を見れば…紅が立っていた…人の姿で…。

彼女は…僕を見つけて…安心した表情を浮かべながら…近づいてくる……近づいて…くる。


「いきなり出てくなよ!心配「来ないで!」…かなめ?!」

「ごめん…来ないで…今の顔…見られたく…無い」



――――ダメだ…今話をしたら…心が耐えられない…。



「僕なら平気だから…明日になったら戻るから…だから」



――――放っておいてくれ。



僕はそう言葉を紡ごうとしたが、その言葉が出る事はなかった………なぜなら。



「へ?」

「………落ちつけ」ギュ…



――――彼女に…抱きしめられたから…。



「な、なんで…は、離して…」



何故そんな事をするのか理解できなくて…抵抗を試みた僕…。

だけど、紅は決して手を離そうとはしなかった。



「かなめ、苦しい時はな?動物だって泣くもんだ…」



ああ、まただ…頭が痛い…目が熱い…それに……。



「我慢なんかすんな…ここには俺しかいないぞ?」



胸が…心臓が…何よりもココロが…とても熱い…くるしい。



「な…んで、そんなこというの?…がまん…できなっ…できなく…」

「一度泣いたら…すっきりするぞ?」



その言葉が…僕の心の中の堤防を破壊した…。



「うう…うぅぅ…」

「苦しかったよな?誰だって一人はさびいしいモンな?」



どんどんどんどん、彼女の言葉が楔となり、心に撃ちこまれていく。

いままでずっと我慢して…溜めていたモノが…あふれ出てしまう…

諦めきれなかった思い…僕のあの世界への思いが…鎖が…壊れていく…。



「う、ウう…うわぁぁぁあああ!どうして…どうして!なんでこんなところに!ああああぁぁぁ…」

「そうだ、たまってたモン、全部吐き出しちまえ…大丈夫だから…な?」

「くそぉぉぉ!うあぁぁぁ…あっあっうわぁぁぁ…」



彼女にすがりつきながら…泣いた…みっともなくひたすら泣いた。

平気なフリしてたけど…結構ストレスがたまっていたらしい…。



――――彼女はその後何も言わず…ただ無く僕を撫でてくれていた。






***






もう、どれくらい時間が経っただろうか?

気がつくと僕は気を失っていたらしく…あおむけにされていた。


――段々と意識が覚醒していく…


頭はボーっとしていたけど…不思議と心が晴れている。

たまっていたストレスを吐きだしたからか…それともココで生きて行く覚悟を決めたのか?

解らないけど…多分ふっきれたんだと思う。



――ようやく目をあけると、辺りは夕方らしく空が赤く染まっている…



そして目の前に紅の顔がある………………………アレ?



「よう、やっと起きたか?」


何故空を見上げているのに彼女の顔が見えるのか?そして後頭部に感じる柔らかみはナニカ?

それらを統合して導き出される答えは………膝枕されている。


「stクア&%ッセ#%$‘【“&$フジこlp」

「お、オイ!暴れるなよ」


ちょっ!なんで顔紅くしてんの!?ていうかハズい!!とにかく離して〜!!!


「だから暴れんなっキャッ!」

「あうっ!?」


混乱してもがく僕、その際振り回した手が運悪く、彼女の小さな双丘にヒット………やべ。


「…………こんの」


顔がみるみる赤くなる紅…そして表情は怒りに染まる。

そして振り上げられる拳が、死神の鎌の如くゆっくりと降りてくるのが見える。


「バカぁぁぁぁ!!」

「ギャブゥゥゥ!」


殴られた僕は10mの飛距離をマークし…そのまま軟着陸する事になった。

その後も、まだ怒りの収まらないらしい彼女が迫ってくるのが見える。

コレだけは言いたい…ワザとじゃなかったんだ…。





――――――1時間後。





「すいませんでしたー!」

「べ、別にもういいって、つーか忘れろ!」

「サー!了解です!サー!」


あの後ボコボコにされた僕は、また気絶してしまった。

彼女も何故あんなに殴ったのか解らないらしい。


自分は元々犬だから、あの程度の事では怒らない筈なのに…と不思議そうにして顔をかしげていた。

その仕草に、ちょっとだけポワワ〜ンとほのぼのとした気持ちになったのは彼女には内緒。


―――――でもさ紅、多分君がそんな風に変った原因は、あの自称神だと思うよ?


つーか、絶対僕達の身体弄くった時に遊びを入れてるよ絶対!

僕はゲームの様な成長システムが付いてるし、紅には人型になれるなんて絶対遊んでる。

余計にあの自称神にはイライラがたまったよ。感謝もしてるけど…さ。


まぁそんなこんなで、気が付いたら辺りはすでに真っ暗になっており、

とりあえず傷口を魔法で直す。そして絶対に彼女を怒らせない事を誓う僕。

アレはマジで怖かったです……ハイ。



あっそうそう、ところで…



「何で膝枕してくれてたの?」

「あーそれはな?……かなめ、あの後俺に抱きついてそのまま寝ちまっただろ?」

「う、うん。」

「そん時にお前、全身の力抜けて俺を押し倒したんだよ。」


え?何…なんて言いましたこのヒト?


「へ?ふぇぇぇ!!ご、ゴメンなさい!」

「気絶してたんだからしょうがねーって!」


頬を赤く染め、手をブンブンと振り、もういいという仕草をする紅…。

うう…ゴメンよ紅、気絶してたからってそんな事してたなんて……恥ずかしいよぉ。


「それでまぁ、俺が起きあがったらちょうどあの形に治まったんだよ!

石の上に寝かしておくのも可哀そうだからああしてたんだ。」

「そうか…ありがとう紅」

「…この場合はどういたしまして…か?所で…」


彼女は僕の顔に自分の顔を息が吹きかかる距離までズズイっと近づけてきた。

人だと認識したからだろうか?結構ドキドキしています…内心シドロモドロです。



―――――そんな僕にはお構いなしに…彼女は言葉を紡ぐ…



「元気…出たみたいだな?」



そう言うと…彼女は綺麗な頬笑みを浮かべる。

思わず見とれてしまう程の…とてもきれいな笑顔だった。


「うん、いっぱい泣いて…どうやら色々とふっきれたみたい。」

「そうか…良かったな。」

「ああ、紅のお陰で前の世界の踏ん切りがついた。ホントにありがとう。」


気が付けば僕は紅を抱きしめ、ちょうどいい位置にある頭を撫でていた。


「お、おい…なんか恥ずかしいぞ!」


そう言いつつも、引き離そうとはしないので撫で続ける。すまんね?

意外とキューティクルが有ってボリュームもある髪なので、心地よくてついつい撫でてしまうのだよ。

ただ、あんまりやるとまた紅にハッ倒されそうなので、ほどほどにしておいた。


「……意外と…よかった。」

「うん?なんか言った紅?」

「な、何でもねぇ!」

「そう、ならいいけど…」


何故かぶつぶつ言ってたけど聞き取れなかった。

でもさ紅、あの自称神がこの世界に僕達を放置した事で、こんな事態になっちゃったけど、

とりあえずこの世界で生きて行く覚悟は付いたみたいだよ。


君が居てくれたおかげで…耐える事が出来る。

本当にありがと…いっぱいいっぱい…ありがとね。


「そうだ紅!迷惑かけたお詫びに今日の夕飯は豪勢に作るから楽しみにしてて!」

「お、おう!そいつは楽しみだ♪」


僕達はそのままマイホームである洞穴に向かう。

今日一日でホントに驚く事ばかりだったけど、そのお陰で決心がついた。

昔誰かが言った“終わりおければ全てよし”…良い言葉だと思う。


兎に角生きてゆこう…難しく考える必要はないさ。

ココがどこであろうとも…住めば都さ。




―――――そんなことを考えながら、僕は紅と帰り道を歩いて行った。


















*おまけ*


主人公はナデポスキルLV1を習得した(←コレは冗談です♪by作者)










・後書き

つ、ついにやってしまった…。

ナデポって奴を…まぁ微妙にだけどね。


どうも作者のQOLでございます。

一応今回の話は、主人公君異世界で覚悟を決めるって感じです。

やっぱね?どんな人でもいきなり違う世界連れて来られたら取り乱したりもします。


作者は外国に行っただけでもヤバそうです(笑)

これからもゆっくり書いて行きますので暖かい眼で見てください。

ではでは、また次回に…。


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