最強ロリッ娘魔導士はそうして復讐を誓う
自分がロリコンだから、書いたわけではないのであしからず。
「ロリにされてもーた」
鏡の前で呟く見た目小学生相当の少女。彼女は世界最強の魔導士の娘シャウだったが、
妹のクーに魔導士としての最高の力を宿したセクシーグラマナスな肉体を奪われていたうえに、幼児化の禁呪を喰らい封印されていた。
「おお、お目覚めですか……お嬢様」
「あんたは……執事のマルコ?」
びしっとタキシードでめかしこんだ背筋が伸びた老人はシャウの前に跪く。
「はい、いかにもマルコにございます。ああ……実に5年ぶりだ。しかしそのお姿……なんともおいたわしや」
「あたしの本来の体を盗ったクソ女はどこ」
「クー様でしたら、今頃は内閣府に」
「なーるほど。魔法の力で国のトップにねー。やつのやりそうなことだわ」
シャウはくるりと後ろを向いて指を鳴らす。
「マルコ。準備なさい」
「はっ。どちらへ」
「ジャパンの中枢機関。あのアバ連れとそれに従っている連中を根絶やしにしに行きます」
「……」
「どうしたの? 早く準備を……」
「申し訳ありませんっ」
マルコは腰からナイフを取り出すと、中腰に構えた。
「あなた……」
「今の私はクー様の忠実な配下にございます」
「……」
「……どうかお許しください」
「そういえばマルコ。あなた髭を蓄えたのね、似合っているわ」
「……」
「……誰に整えてもらったの?」
「クー様に。……膝枕で」
「おいジジイ」
興奮した変態は叫ぶ。
「今のあなたはただのロリッ娘。以前の覇気すら備えたあの強さはどこにもない! 私のナイフでも十分だ!」
「それでそのロリッ娘を刺すと? ひどいわおじいちゃん」
うるうる攻撃。
「あ、ああ……なんと愛らしい……し、しかし……クー様のご命令は絶対!! 申し訳ありませんっ! おじょうさまあああああっー」
「ちょっぷ」
「ああん」
時空転移の手刀がジジイの脳天に炸裂!
一撃で沈む。
「あなたは知らないだろうけど、あたしの盗られた魔力は本来の1パーセントにも満たないの。あたしの魔力の根流は肉体に依っていたのではなくてよ」
マルコの髭がひくひくと動いている。それにしても立派な髭だ。
「忌々しい」
指を鳴らすとシェーバーが現れた。
ヴィーン。ヴィーン。
「さて外の様子はどうなってうのかしらね」
街中に出ると、普通の都会の風景が広がっていた。一部を除いては。
「手配書……?」
WANTED!
SHAU
DEAD OR ALIVE
100 MILLION
「出たぞ。手配書と同じ顔だ!」
「聞いていた通りのつるぺただ。本人に間違いない」
「捕獲、捕獲ゥ」
街中の人間が一斉に追いかけてきた。
「ええい、くそ」
脱兎となるシャウ。
ビルに設置されている巨大モニターでは、どこかで見た顔の女がインタビューを受けている。
『では総理、その国際指名手配犯はその見た目に対して大変凶悪なのですね?』
『ええ。俄かには信じられないと思いますが、大変危険な魔力を行使する力を持っています』
『私は信じられますよ。あなたの言葉なら』
『ありがとう』
「ロリがそっちに行ったぞ」
「逃がすな。周りこめ!」
「クーぶっ殺す!!」
続きは書けたら書こうかな