これが本当の修行でした……
日常を書きたかったけど難しいですね
爺やの出番が少ない……
やぁ、久しぶりキリク・ブレイクフィールドぴちぴちの5歳だよ……いやぁー大変だったんだよこの5年間、あの子爵が帰ってから危険察知スキルである精霊の囁きがまぁー鳴ること、鳴ること。
「坊っちゃまには指一本触れさせんぞ!」
とか言って暗殺者達は爺やが手刀で首チョンパで瞬殺してたけどね……これからは爺やの言うことをちゃんと聞こうかな
さぁ、問題です今俺はなにをしているでしょうか?
「キリク脇が開いているよ、踏み込みが甘い、胴ががら空き」
「てい……ベシ、やぁ……ドン、そぉ……ガン」
正解は父さんにによる朝のスパルタ剣術教室の最中でした。
なぜかと言うと今の時代は隣国や魔族との戦争がたびたびあり、現在戦場に出る事が多い貴族には武術系スキルは必須であるらしい。こうした背景もあり3歳から一切の容赦無くしごかれた俺は5歳で剣術Lv2つまり一般的な騎士レベルに到達することに成功しているのだが……
「これで戦場なら死んだね」
父さんの一撃が額を軽く小突ていく、今日も一回も当たらないまま、俺のたんこぶが増えていく。
チクショウ、理不尽だ。剣術LvMAXとLv2じゃ勝負になるわけないじゃん
「そんな、睨まないでおくれよ」
おっと、不満が顔に出すぎてしまったみたいだな
「キリクはもうすぐ学校に行くはずだよね? そしたらダンジョンに潜るはずなんだ。ダンジョンは模擬戦と違ってモンスターは手加減してくれないし、ガルメツイ子爵が何か仕掛けてこないとも限らない、強くなることや痛みになれることに損はないはずさ」
なるほど、一理ある。それにダンジョンかぁ……宝箱から手に入る貴重な魔道具や魔剣は父さんや母さんの冒険者時代の話で聞いて欲しいと思ってたんだよなぁ……前世で友達に借りたラノベ本で見た何でも切り裂く剣に雷のほとばしる槍とか男なら憧れるよな
「じゃあ、次はミラの所へ行っておいで」
「分かりました。父さん」
母さんと訓練するのは魔力制御だ。何でも魔力を流すと発光する水晶があるらしくMPを増やすには最適なんだそうだ。俺の場合、赤ちゃんの頃身体強化でかなりMPが増えたのでかなり大きいサイズになってはいるけどな
「キリク、よく来たわね。いいかしら、魔法を使う人にとってMPが枯渇するのは死活問題よ。なぜだか覚えてる?」
「はい、気絶してしまうからです」
初めてこの訓練をした時はMPが枯渇するまで続けてしまい気絶したからな、母さんいわく、気絶を経験した方が自分のぎりぎりがわかるそうで最初はあえて俺を止めなかったそうだ
「えぇ、その通りよ。だから魔法を使う人は頑張ってMPを増やそうとするのよ」
「最近はかなり楽にこなせるようになりました」
「そうなの、じゃあもう一回り大きいのを使おうかしら」
……屋敷から戻って来た母さんが持っていたのは、だいたい俺と同じ位のサイズの水晶だった
「さぁ、はじめましょう」
俺は早速、両手を突き出して魔力を送り出すが、何だかMPがすごい勢いで減っていく……流石にドッチボールサイズから等身大はまずかったらしい
「ぎりぎりまで粘るのよ」
母さんがエールを送ってくれるので、1で止めるぞと思っている内に、MPがゼロになっていたらしく俺は気絶してしまった。
次回早すぎますが学校編を書きたいと思います。これからもよろしくお願いします。
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