子爵との遭遇
最初は書き続ける事が出来ますね……エタる事がないように頑張ります
やぁみんな元気だったかい?僕は元気だよ。今日もまだ立てないけど高速ハイハイで縦横無尽にうごきまわっているよ。こうしてるとレベルアップしなくても微妙に筋力が上がるんだ
「坊っちゃま、お待ち下さい。まだ一人でどこか行かれるのは危険でございます。お部屋に戻っていただきますよ」
チィ、爺やに見つかってしまった。この爺や初めて会った時に鑑定したら、レベルは高いはスキルは暗殺系のものが沢山あって死ぬ程びっくりしたよ……まぁ俺を見る目は優しいし精霊の囁きも発動しないから大丈夫だろう
「観念なさいませ、この爺やは今でこそ老いていますが、昔はどんなターゲットも逃さない事から死神と恐れられたものですぞ」
しまった、壁際に追い詰められたぞ。でも最近は魔力上昇の為に身体強化Lv1を覚えたんだ。きっと逃げれる
「じぁぃじい?」
まだ完ぺきには喋れないがこれで注意を引こう
「坊っちゃま……今じいじと……じいじとおっしゃいましたか? 奥様ー旦那様ー、キリク様がおしゃべりになりましたぞー」
今だ!……全身に身体強化をかけてドアまで全力でハイハイを決行する……
ふっ、逃げきれたぜ……ヒョイ……な、なんだと
「坊っちゃま、つかまえましたぞ。全く油断も隙もありませんな」
クソ、この世界の人間はみんな、逃げれたと思ったら背後に立っているものだろうか?
「今日は危険なのです。名目上は坊っちゃまのお祝いですがあのバカ子爵の事ですから何かやるに違いありません」
……まじかよ、俺の命狙ってるかもしれないやつが来るのか
「ご安心下さい、この爺やあの日からブレイクフィールド家の為に死ぬ覚悟はできていますぞ、何があろうとお守りいたしますぞ」
なんで爺やはこんなに尽くしてくれるのだろうか?
心強いことには変わりないけどね。さて敵の顔を、拝むとするか
なんか客間から言い争う声が聞こえてくるんだが……パパンが激おこプンプンだぞ!
「なんども養子の件は断ったはずだよねガルメツイ子爵」
「しかし、まだご子息は幼く不慮の事故が起こらないとも限りますまい」
「ガルメツイ殿……貴殿はキリクが死ぬとおっしゃりたいのか?]
失礼を通り越してるじゃん……てか殺す気満々じゃねこいつ
「そうゆうわけではありませんが私の息子は頭の出来も良いと自負しています。きっとブレイクフィールド領も発展することでしょうな]
「悪いがブレイクフィールド領の未来を任せるのはただ一人……俺の息子だと決めているんだ……なぁキリク」
パパンは俺に気づいてたみたいだ。嬉しいことを言ってくれるな……よし景気付けと脅しに精霊魔法でも放つか。この精霊魔法は基本属性の火、水、風、土、闇、光の上位版で炎、氷、雷、昌、影、聖の属性が使えるので少々派手で強力なものが多いのだ。精霊と契約すればかなり燃費もよくなるのだが……ないものはしょうがないな
(雷の矢、氷の玉)
バーンと轟音をあげて氷の塊を雷光が貫き、キラキラと光って散っていく……幻想的だなぁ
……おや?子爵様は言葉も出ないようだな、さあ帰れ帰れ
「きょ、きょうの所は帰らせていただきましょう……養子が欲しいとおっしゃってくるのはあなた達になるでしょうがね」
「爺やお客様をていちょうにお送りしろ」
「はいかしこまりました旦那様」
爺やはそんな嬉しそうにするなよ。俺も嬉しいよ。負け犬が吠えていって撃退完了だな……Lv1の魔法にビビりすぎだろ。俺の平和は俺が守るぜ
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